「しん」

私が大好きな「しん」。

私はもともと知っていると思い込んでいる言葉を国語辞典で調べたり、漢字の成り立ちを調べたりするのが大好きだった。
ある日、ただ目の前にあった「信」という漢字。何も意識せず国語辞典でしんを引いた。

そこには沢山の漢字が並んでいた。
心、申、身、臣、信、神、真、針、進、深、森、新、、
こんなにも「しん」に人間の核を突く漢字が集まっているとは。私は「しん」という存在を知ってから心が侵食された。

この「しん」達は皆広がっていくという意味がある。例えば「進」。すす(む)とも読むがこの言葉も前進だろうと後進だろうと広がっていることには変わりない。他にも「伸」や「深」などどれも広がっていくのだ。そして私の大好きな 0(零)に繋がるのだが、人間には絶対と言って良いほど「芯」があると思っている。0と芯に共通することは中心であるということだ。
0は全ての数字の中で基準となり、中心となる存在。(0については別で語りたい)
そして芯はそれぞれの人間の中にある色々な欲などだ。人間の背骨となり、支えるこの漢字も「しん」である。

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