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WordCamp Tokyo 2023 にボランティアスタッフとして参加しました

こんにちは、yshimizuです。
もう2ヶ月以上も前の話で恐縮ですが、2023年10月21日(土)に開催された WordCamp Tokyo 2023 に、ボランティアスタッフとして参加してきました。

エスカレーターの隣で「WordCamp Tokyo 2023 受付は4階までお上がりください」のボードを掲げている笑顔のyshimizu
Photo by Chiharu Nagatomi / CC BY 4.0

詳しいイベントの様子等は togetterほかの方々の参加レポート にお任せするとして、この記事では「なぜボランティアとして参加したのか」「実際にどんなお手伝いをしたのか」などを書き留めておこうと思います。

私とWordCamp Tokyo

WordCamp Tokyoには、過去に一度だけ参加したことがあります。
前回のオフライン開催である2019年です。

当時は株式会社ハタフルに入職したてで、WordPressについての知識も乏しい状態でした。
たまたまWordCampの開催を知った私でしたが、果たして自分のようなWordPress初心者が行っていいものだろうか?と、最初は躊躇いがあったことを覚えています。

しかしその不安は、告知サイトの一文で吹き飛びました。

WordPress に興味がある全ての方を、技術や知識のレベル関係なく、歓迎します。

Word Camp Tokyo 2019「WordCampとは」
https://tokyo.wordcamp.org/2019/about-wordcamp/

急いで会社に経費申請をしてチケットを購入し、一般参加者として初めてのWordCampに飛び込んだのです。

当日は様々なセッションを聞き、多くの知見を得ました。アフターパーティーでは「WordPressセキュリティ大全」をいただいたり、大変たのしく、充実したひとときを過ごしました。

この日のできごとは、良質な栄養として私をグッと成長させてくれました。
実際、いくつかの知見は今日までの仕事を何度か助けてくれています。

「また参加したいな」「私も何か還元できるようになりたいな」という気持ちになる、本当に素晴らしい体験でした。

残念ながら、その後WordCamp Tokyoはコロナ禍の影響でしばらくオフライン開催が見送られることとなります。

恩返し、するしかないでしょ

時は流れ2023年3月。
4年ぶりのWordCamp Tokyo開催が発表されました。

これはもう絶対参加するしかありません。
居ても立っても居られずブログ記事を読み進めた私は、イベントを支える側になるという道もあることを知ります。

前回、自分は素晴らしい体験をした。
今度は私が、誰かの素敵な体験のお手伝いをしたい。

そんな恩返しの気持ちを込めて、「今回はスタッフとして参加しよう」と考えるようになりました。

まあ、在住エリアの関係で実行委員はちょっと無理だったんですけれど……。
当日ボランティアはエリア関係ないということだったので、気を取り直してそちらに応募しました。

そして当日ボランティアへ……

大変ありがたいことに応募が通り、当日ボランティアとしての参加が決定しました。

ボランティアとしての参加決定から当日までの流れとしては、こんな感じです。

  1. 役割の決定

  2. WordSlackへの参加

  3. 事前オンラインミーティング

  4. スタッフ参加

役割の決定

応募時に「イベントにおいてどんなお手伝いをしたいか」の希望は送るのですが、最終的には実行委員会のほうから「この時間、このお仕事を担当してください」といった形で指示が出ます。
私は「会場誘導・案内」をメインに、時間によっては「受付」の役割を仰せつかりました。

WordSlackへの参加

はじめはメールで行われていた連絡ですが、双方向のコミュニケーションが取りやすいよう、途中から「WordSlack」というWordPress 日本版コミュニティの Slackへ移行しました。

参加の手順が通常のワークスペースと異なるので、ちょっと戸惑いました。
もしこの記事を読んでいる未来の初ボランティア参加の方がいましたら、参加方法ページを繰り返し熟読することをお勧めします。

事前オンラインミーティング

開催当日までに2回、Zoomでの説明会が行われました。
この説明会では、各役割の詳細な作業内容や配置、注意事項など、マニュアルに沿って確認をします。

説明会の内容は、後から録画でも共有されます。
私は1回目には参加できたものの、2回目は仕事が佳境に入って参加できなかったので、とても助かりました。

役割によっては、さらに追加でミーティングが開催されます。
たとえばUDトーク班の方々は、編集方法などの説明会が別途行われたようです。

スタッフ参加

当日は朝8時に集合し、全体での最終ミーティングと各部門ごとの打ち合わせを経て、いよいよ事前に決めていた通りのお仕事を行います!
とはいえ、イベントは生き物なので、ライブ感を持って柔軟に動いていました。

普段ずっとデスクワークしている身にとって、長時間立ったりバタバタ動いたりする会場案内のお仕事は大変でしたが、とても楽しかったです。

当日ボランティアスタッフの集合写真
Photo by Hitoshi Omagari / CC BY 4.0

ボランティアスタッフの仕事は、イベントが終わったあともまだ続きます。
アフターパーティーの後片付けをしたり、搬出準備のお手伝いをしたり……。私はもっぱら余ったペットボトル飲料のお持ち帰り案内をしていました(笑)

スタッフ控室で搬出準備をする実行委員とボランティアスタッフのみなさん
Photo by Kei Ikarashi / CC BY 4.0

ボランティアスタッフは午後21時撤収ということで、大きな荷物の搬出などは残っていましたが解散となりました。

初・ボランティア参加の感想

先述の通り、シンプルに体力不足で大変ではあったものの、やりがいもあって充実した一日でした。

シフト的にセッションをがっつり聴くことは叶いませんでしたが、合間の時間にスポンサーブースをまわることはできました。
セッションは後日スライドや録画が公開されるものの、スポンサーブースは当日その場にしかないものなので、ある意味では貴重な機会は逃さなかったと言えるかもしれませんね。

ボランティア参加で一番「よかった!」と感じたのは、いろいろな方々と繋がったり、お話ができた点です。

アフターパーティー会場で、パネルを背にWordPressマークのポーズを取る当日ボランティアの5人
Photo by Chiharu Nagatomi / CC BY 4.0

ウェルカムディナーということで、イベント前日に実行委員の方々をはじめ、スピーカーやボランティアスタッフのみんなでご飯を食べる機会がありました。
同じスタッフとして「明日は何の役割をするの?」という話から始まり、「WordCamp何回目?」「こういうとき、みんなどうする?」と、WordPress尽くしの話で盛り上がるのは、一般参加では得難い時間だと思います。

当日も、ボランティアの仕事の合間に「こういうプロダクトがあって……」といった感じの雑談がたびたびありました。セッションを聞くだけではこんな刺激は受けることができなかったでしょう。

なかなか社外の人とWordPress談義をする機会が少ない私にとっては、夢のようなひとときでした。当日お会いした方、お話した方、あらためてありがとうございました。

次回はどうする?

一般とスタッフ、両方での参加を経験したわけですが、次回もぜひスタッフで参加してみたいです。

というのも、一般での参加はセッションを聞いて回ることが多く、どうしても情報に対して受動的になりがちです。
新しい知見を得るという点では良いのですが、「自分はいつもこうしているけど、他の人はどうなんだろう?」という、普段の使い方・開発手法についての意見交換をする機会はなかなかありません。ランチ会場で隣同士になったとか、そういう縁で積極的に話しかけられれば良いのですが、人見知りにとってはかなりハードルが高いです。

その点、スタッフでの参加は、先述の通り双方向でコミュニケーションを取る機会が多いのが魅力的です。
継続してスタッフ参加をしている方も結構いらっしゃるので、今回繋がった方々とは「お久しぶりです!」に始まり、「最近のWordPressこうですよね、ああですよね」という話ができたらいいなとも思います。

あと、弊社からもう一人か二人ぐらい参加者が出るといいなと思っています。一般でも、スタッフ参加でも。そうして、WordPressやそのコミュニティへの理解を深めてもらえたら嬉しいです。

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