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悪鶏コラム~談合・事前交渉は悪なのか?~

う~ん…う~ん……。
はっ!ちゃっす!とりさんでっす。
え?何を悩んでいるのかって?
TLでねぇ?談合まではいかないまでも
「双方合意でグラコロを単体稼ぎで通す」事に対して
怒っている方がいらっしゃったんですよね。
曰く、それは良くない!不正である。
という勢いであったかと思う。
でもさ?何で「悪い」の?
それって、「悪い」のではなく「嫌」なだけなのではないか?
と、思ってしまうんですよね。
先に断っておきますよ?
とりさん自身は『談合・事前交渉に関しては反対』です。
でも、それってとりさんが嫌なだけなのかな?
何か根拠があって「悪い」と言い切れるものなのか?
それを考えていたのです。
今回はそんなコラムです。

【談合とは?】


談合
1.話合いをすること。相談。
2.競争入札の参加者どうしが落札者と価額とを前もって決める、不公正な話合い。

とのこと。
これをシノアリスのコロシアムに当てはめると

談合(シノアリスコロシアム)
コロシアム開始前に対戦ギルド同士が相談し立ち回りについて予め決めておくこと。
と定義できるかと思う。
この定義から考察すると「合意が取れているので双方単体通しのコロは談合ではない」とよく聞かれる言い訳は機能していないことがよく分かりますね。
おっと!とりさんの「感想」が漏れましたね。

【談合の問題点】


さて、談合が何故問題なのか?
法学的に談合の問題点を語るのであれば、
公共事業等の競争入札(該当の事業を一番安く受注してくれる業者にお願いする業務発注方法)において事前に候補となっている企業があらかじめ「高い金額」で「順番に受注」できるように調整して入札する事であるので、国民の血税が無駄に支払われることに繋がります。
要は本来なら「公平」に行われるべき「競争入札」発注側の意図とはかけ離れて参加者により歪められる故に『不正行為』であると定義できる訳ですね。
さて、税金をチューチューする訳ではないコロシアム談合のどこが悪いのか?
ここまで書いたら分るでしょう?
コロシアムは競技です。
「公平」に行われるべき「コロシアム」が運営しているポケラボの意図とかけ離れて参加者により歪められている行為な訳です。
これを『不正行為』と言わずに何というのでしょうか?
「公式が取り締まらない行為だから」というのであれば、それはシステムの穴を突いた『規制できない抜け道』を突いているだけで根拠になっていません。

【似ている例】


・電車の不正乗車(キセル行為)
入場券や、一駅分の切符で駅に入り、定期券などを使ってはるかに遠い目的地で下車するやり方です。
(ちなみに、現在のIC定期券ではできません。入場記録がない定期券では下車できませんから。ちなみに、キセル行為は犯罪です。悪質な場合は詐欺罪に問われることもあります。)
これは、ルールも法律もありますが「バレなければ得できる」「皆やってるし」という思考がそっくりです。
不正乗車は犯罪です。えぇ、これは紛れもない『悪』であると断じられる行為ですね。
・脱法ドラッグ問題
法律上規制されていない薬品使用問題です。もしくは合法的に手に入る薬品を提供者が意図しない方法で接種することで快楽を得ようとする者がいる社会問題と言い換えることもできるかもしれません。
これはルールが追いついていない、もしくは規制できないという面で似ています。
しかも、それによって明確な被害者が出ない事もそっくりです。
これは法律に反していませんし、被害者はほぼ居ないので『悪』と断言しにくいですよね。
ですが、脱法ドラッグは脱法であるが故のリスクがあり、健康被害や単純に「味がすこぶる不味い事」だったり、バッドトリップしやすく快楽目的に向かない等の使用者自身にリスクテイクさせる構造になっています。
そうです。
その行為における「メリット」と「リスクテイク」が釣り合っている状況とも言えます。
自己責任というものですね。
勿論、薬効成分を化学的に抽出した瞬間に薬事法違反で逮捕案件なのでお知り置きを。
ではコロシアム談合のリスクって誰が背負っているの?って話になりません?
それは運営会社であるポケラボとシノアリスというゲームの寿命です。
大袈裟な!っていう人が居るかもしれませんね。
考えてみましょう。

【そもそも談合で得られるメリットは?】


さて、みなさんは稼ぎ装備を使っていて自分の獲得イノチとダメージの相関をチェックしたことはありますか?
元々イノチってダメージの1/10が基本値になります
剣の獲得イノチとダメージの数値を見比べてみましょう。
どっちが多いですか?そんなの当たり前じゃないか!ダメージでしょ?って思いました?
ここで、とりさんの個人リザルトをドーン。


分かりますか?とりさんの稼ぎ装備はイノチの方が数値高いんですよ。
そりゃあ乾坤一擲ばっかり積んでいるのでこうなるのは当たり前です。
これを見たら分かりますよね?
イノチを稼ぐ為に本当に効率上げたいと理論的に考えるなら
コロシアム通して単体武器を振るのが絶対に正解です。
ですが、相手は単体通しなんて都合よく合わせてくれませんよね?
最悪の場合、シップ撃墜時間のたびに50秒強毎回粘られて単体のままコロシアムで稼いだイノチをむしり取られてしまうことも考えられます。
でも、事前に協定を結んでおければ『ちょっとした安心』が得られます。
(それでも裏切られる可能性がありますので「ちょっとした安心」という表記にしています。)
相手が撃墜を狙ってこないことを想定するならば乾坤比率を更に上げて、超高効率を目指すことも可能です。
単体のみで通すのならお着換えメアを出す必要もなく、効率的にメア配置をしていくことすら可能となります。
そう、「自分たちが落とされるリスクを最大限に軽減したうえ、最大効率でイノチを稼ぐことができる」というわけです。
理想的な稼ぎ戦略ですね。

【談合を行う(許容する)ことで発生するリスク】


シノアリスのメインコンテンツはPvPであるコロシアムだととりさんは考えています。
近年e-スポーツといわれ、ゲームを競技として楽しむ風潮ができています。
スポーツとして考えるとき重要なものは「競技性」と「公平性」です。
コロシアムの「競技性」というのはどこにあるのでしょうか?
それは、相手の戦略・戦術がどのようなものであるのかを想定し、自ギルドの戦略・戦術を練ることであり、その中には稼いだイノチの奪い合いや、その為に複数武器への持ち替えをいつ行うのか?という事柄が多くの軍師を悩ませていることでしょう。
それだけではなくメアの順番や、細かい所まで言うならば装備の選定や武器を振る順番や振るタイミングすらも勝敗に影響を与える要素といえます。
効果的に全滅をさせる為に武器を最速で振るのではなく、敢えて間をとってメンバーと振り合わせを意識したり、メア属性にあわせるために手持ち属性を残して振る計画性だったり…前衛の立場で軍師ではないとりさんでも意識している事はたくさんあります。
しかし「単体通し」を相互同意の上で行うならば上記の戦略的要素をほぼ無視できます。
ひたすら粛々と最速で武器を振るだけで最高効率のイノチ稼ぎができる訳です。
競技性どこ行った?
確かに「リスクヘッジ」といえば聞こえは良いかもしれません。
でも、この問題が抱える問題はそんな生易しい話ではないのです。
前述の通り、コロシアムはシノアリスにとってメインコンテンツであると言っていいと思われます。
だからこそ、多くの人が「通常コロシアムを参加したくないという人」でもグラコロに注力する訳ですよね?
一番競技として盛り上がるべきグラコロで談合が横行しています。
それって公平ですか?競技性もないですよね?
そんなゲームが長く続くでしょうか?

ゲーム自体の競技性を著しく歪める行為ともいえるのではないでしょうか?
そもそも、5日も続くグラコロ予選…ひたすらイノチを膨らませるだけのコロシアムやっていて苦痛じゃないのかな?とも思います。
とりさんは以上の点から「談合=悪」と個人的に結論付けました。
根拠は示したつもりですし、出来るだけ感情を抑えて客観視した文章で書くように心がけたつもりですが読んでみた方はどう感じましたか?

【談合をなくすためには?】


ただしグラコロのシステム上、順位を上げることに特化して戦略を練っていくならば最終的に「単体通し」に行きついてしまうのがもったいない所ですね。
そういう意味で「単体通し=悪」だと言っているわけではない事をご理解ください。
個人的には「嫌い」です。
とりさんは鎚を振りたいんです。
っと、話がそれました。
談合がもたらすシノアリスというアプリ全体に対する影響は前述の通りです。
アプリの寿命を削りかねない問題なのかなと思います。
そうならない工夫はポケラボの運営陣にお願いしたい。
だけど、それが難しい。
このゲームではプレーヤー同士の交流も売りの1つでしょう。
なのでチャットの制限を行うわけにはいかないのです。
ギルマス同士のチャットを禁止したところでメンバー同士が談合の橋渡しをするだけでしょう。
如何に考えればよいのでしょうか…。
とりさんから1つ提案できる案としては、グラコロ中はギルチャと掲示板以外全面閉鎖というのはいかがでしょう?
1週間のみの対応なので大変でしょうし実装したら大ブーイングものだと思いますけど、談合を規制する姿勢を見せることで運営がコロシアムを、シノアリスを守ろうとしているという安心感がプレーヤーに伝わると思うんです。
まぁ、なくならないと思いますが…。
それでもやる人は外部SNSでやるでしょうし。

【なんでここまで過敏な反応を?】


実は現在籍ギルドでグラコロ前にね。
ちょっとした協議があったのですよ。
ギルマスから「今日は稼ぎ練習だよ~!単体でいくよ~」って号令がかかり
コンボ終わって「いくで~!」って剣装備に着替えたわけよ。
相手はんな事は知らんので複数武器でぶん殴ってくるわけです。
ボロボロですよね。完封されてしまいました。
とりさんが詰め寄るわけですよ。
一か八かでは練習にならん!事前交渉をしてしっかり練習しようよ!とね。
そうなんです。とりさんはつい先日まで「事前交渉はアリ」って考えだったんですよ。
勿論、そこには「グラコロの練習の為になら通コロでは」って線引きはあったんですが…。
ギルマスはこう言いました。
「事前にやり取りをするのは嫌いなんだよ」と。
正直、練習をしっかりしたいなら、根回しは行って然るべきじゃないか?
ギルマスは何言ってるの?アホなのかな?
くらいに思っていました。
えぇ、アホはとりさんでした。
今回、腰を据えて考えてみたら「悪」と断定できないまでも「称賛されるべきではない行為」であると結論が出てしまったんですよね。
うわ~!自己嫌悪~!
という感情が出てしまっています。
反省ですね。
ギルマス殿、貴方が正しかったです。

【公平性について】


もう1つ、「事前交渉」が問題であるという論拠があるんです。
みなさんはジャンケンってやったことありますか?
このジャンケンって、ちゃんと統計取って研究した論文が検索すると出てきます。
そう、運任せの三竦みゲームなんですけど戦略的にこのランダム性を意図的に崩すことができるってご存じですか?
その手法は「予告」です。
自分が出す手を予告して、その通りに手を出すだけで勝率が高くなるようです。
「予告された相手の心理」は嘘かもしれない!と猜疑心に満たされ予告の手に勝つ駒を選択しにくくしてしまうのだそうです。
例えばグーを予告されたらパーを出せば勝てるはずですよね。
でも、わざと負けるための予告なんてする訳がないので「予告」はパーを出させる為のブラフだと邪推するわけです。と考えると相手はチョキを出してくる?
ここら辺まで考えたあたりでジャンケンが始まるとパニックになり「負けないために」相手の手と同じチョキをだしてあいこ狙いをしようとする人が多くなるようです。
結果、宣言通りに出すと勝率が上がるようですね。
公平な勝負の代名詞として定着しているジャンケンですら、勝負の前のコンタクトで公平性を歪めてしまえるんです。
それだけ、「公平性」とはデリケートなものなのだなと学ばせていただきました。
そうなんすよね。
「公平性」を考えたらコロシアム前にコンタクトを取ることすら危ういんですよ。

【まとめ】


はっきり言いますね?
シノアリスにおける「談合=悪」というのは一般論ではありません。
完全にとりさん個人の主観です。
いわゆる「それって貴方の感想ですよね?」ってやつです。
事実だけ挙げれば例示した「脱法ドラッグ」状態なのです。
グレーゾーンなんですよ。
でもね?
「アソコのギルドは事前交渉の個チャ送ってるぞ!晒したろ」
「お互いの協力で稼げたぜ!じゃねーわ悪人が!」
とかSNS上でやるべきだとは全く思っていません。

それはシノアリスの寿命を談合よりも明確に削ります。
言ったよね?最初に。
「悪」だと言うなら根拠はないのか?って。
とりさんのコラムに根拠はありましたか?
法的な根拠は?運営からの勧告がありましたか?
ありませんよ。
僕がいいたいのは「シノアリスってアプリを大切に、みんなで楽しめる環境をみんなで作ろうよ」って話なんです。
とりさんは個人的に「談合=悪」の認識になってしまいましたが、元々は「事前交渉≠談合」でしたし、事前交渉自体は悪いとも思っていませんでした。
是非、読んでいただいた皆様一人ひとりがよ~く考えてみてほしいんです。
一般的とかは置いておいて、何故モヤモヤするのか?
そのモヤモヤは「嫉妬」なのか「義憤」なのか「嫌悪」なのか、その感情は何故出てきたのか?
よ~く考えて他人に押し付けるモノではない自分の結論を見つけてください。

とりさんは、今回記事をまとめて「アンチ談合」に染まってしまいました。
なので読み味としては談合行為に対してキツめの表現を多用してしまったようにも思います。
(これでも抑えたつもりなんですが)
気分を害された方が居ましたら申し訳ありません。
何にしろ、晒しはいけんよ?晒しは。平和に行こうや。
という事で、真っ先に喧嘩を売ったかと思えば、喧嘩を止めようとするという情緒が心配になるコラムになってしまいましたがここ等で〆ようと思います。
グラコロ予選、皆さまお疲れさまでした。
おやすみなさい。

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