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イラスト初心者が独学で3年間描き続けた結果

はじめに
絵を描き始めて気づいたら2年が過ぎ、今年で3年目。絵を描くことにも慣れてきたし投稿作品も増えてきたので、自分がやってきた軌跡をまとめていこうと思う。

自己紹介

・絵を描き始めたきっかけ

2021年1月から絵を描き始めた。
その年からまとまった時間が突然でき始めたからだ。理由は2019年12月初旬に突然おこったパンデミックと言われる世界的感染症が原因。

あの3文字のあれだあれ。

リモートワークが増え、必然的に自由な時間も増えてくるわけさ。

で、その当時Vtuberにハマってて(※今もだけど)、主にハマってたVtuberは「にじさんじ」ね。

それ以外にも個人勢の「秋雪こはく」とか旧Re:AcT所属の「久檻夜くぅ」とか広く浅くいろいろなVtuberさんを観てた。

それで時間もあるけど趣味はないしどうしようかと思って、どうせならファンアート描いてみようかなって思ったんだ。

さっそく昔絵を描いてた親戚にお古のペンタブレット(Wacom ペンタブレット シンプルタブレット Bamboo Pen Model:CTL-460)を貰って、その日から絵描きとして第一歩を踏み始めた。

・ペイントツール

なるべくお金使いたくないので、無料で使えるペイントソフト『MediBang Paint』を使わせてもらうことにした。

PCに最初から入ってるペイントアプリでもよかったけど、さすがにあれは・・・ねえ・・・

タブレットも手に入れて「よっしゃ今から描こう!」って時にモチベ上がらないでしょ。

てわけで、MediBang Paintを使って描き始めることになった。

・絵の才能

もともと絵が上手かったと聞かれれば、「学生時代ではクラスの中では上手いほうだった」と答えるだろう。

しかし賞は一度も獲ったことはないのでつまりその程度なレベルだったと思ってほしい。

美術の授業は好きだったよ。

友達からは「上手いじゃん!」ってよく言われたのに成績は普通だったという矛盾。

本当にびみょ~~~~~に絵が上手い部類だったんだと思う。

・今までイラストを描いていた経験は?

学校の授業中に落書きしたり、大学のゼミ室で絵シリトリしたのを含めないのであれば、2021年1月が絵描きとして絵を描き始めた最初ということになる。

【絵の成長記録1】実際に絵を描き始める

・いきなり上手く描けるわけもなく

当たり前だけど、思ったように描けない。

下あごからまず描けない。

目も描けない。

てか線がガタガタでまっすぐ引けない。

丸を描くなんて夢のまた夢。

こりゃ無理だと思って一気にやる気がなくなってペンを置いてPCの電源を切ったのであった。

と、普通ならここで終わりなんだろうけど、我が絵描き人生はここでは終わらなかった。

世間のパンデミックは悪化の一途を辿り、暇な時間だけは増えていくのである。

再びタブレットをUSBポートに差し込み、ペンを握るのであった。

・線を引く練習や丸を描く練習

上手いようにキャラが描けない。

Google先生の力を借りて「絵が上手くなる方法」という魔法を探し始める。

時間の無駄だとわかってはいても、現代を生きる絵描き初心者は必ず打ち込むキーワードじゃないか?そんなことない?そうですか。

適度な現実逃避は大事だと思う。

しばらく検索していると、模写がオススメとか、憧れの絵師さんを参考にするとかが多かった。

いや、線が引けないのよ。

丸も描けない。

どんな物理演算を脳内ですれば人型の線なんてものが引けるようになるんだ・・・

さらにググっていくといい感じの練習方法を見つけた。

「最初は簡単なことから練習しよう」

その通りだと思う。

「フリーハンドで完璧な円を描く練習をしよう!」

これぞ求めていた練習方法だ。

その次の項目に「模写しよう」って書いてあったけど見なかったことにした。

早速、丸を描く練習と線を引く練習をすることにした。

大きさ:20000x20000サイズに最小ペンでひたすら丸を描いていく。

デジタルだからもったいないとかないんだけど、1枚を無駄にしたくなかったんだろうね、当時の自分。

ひたすら丸と線を描き続けること30分。

飽きた。つまらない。こんなんやってたら絵を描きたくなくなる、という結論に至った。

おそらく本当に本当の描き始めた人用にオススメされている方法なんだろうなと。

準備運動的にキャラを描く前に3分くらい指慣らしにやるといいのかもしれない。これだけをひたすら何日も続ける意味はないと思った。

後に、この考えが完全に間違っていたことを思い知るのであった・・・詳しくはまた別の記事で話したいと思う。

・全身キャラを描き始める

まずは人物の骨格が描けないと話にならないと思ったので、「人間の全身絵」をひたすら描くことにした。

当然だけど顔は描かないで服も着ていない「デッサン人形」を描くだけ。

再び20000x20000サイズを新規作成して描き始める。

上手く描けなさ過ぎて、すぐに上半身だけとか下半身だけとかになっていくが、諦めずに描いていく。

1枚に40~50体ほど描けるので、100枚描いたらさぞ上手くなっているだろうとワクワクしながら描いていく。

5枚目で挫折した。

描くためにはモチベーションが必要で、そのモチベには容量があるので使い切ったら補充しなければいけない。

そしてなにかしら達成感が得られればモチベーションが復活してまた描き始めることができるのだろう。

しかし、骨格をひたすら練習していても達成感が得られるわけもなく、空しくなって練習するのをやめた。

ただし、ここで描いた経験は決して無駄にはなっていない。

確実に絵描きとして糧になっていくのである。

・初心者が選ぶ2パターンの練習方法

おそらく絵を描き始めた初心者の練習方法として、2つのパターンに分かれるんじゃないんだろうか。

適当でもいいからできるだけ沢山描いて感覚をつかんでいく、もしくは、1キャラ描くのに時間をかけて感覚をつかんでいく2パターン。

前者はクロッキーとか当てはまるのかな。

クロッキーとは短時間で描く写生、速写のことを言う。

後者は模写がそれにあてはまると思う。

模写は対象物をなるべく似せて描かなければならないので時間がかかる。

量より質といった感じだろうか。

で、自分は後者の「1キャラ描くのに時間をかけて描くことで感覚をつかんでいく」方法を選んだ。

なぜなら模写だと描き終えたあとキャラクターが出来上がってる感動があって達成感を得られるから。

両方できればベストなんだろう。

【絵の成長記録2】絵を描き始めて3ヶ月

・色をなるべく塗るように心がける

絵を描き始めて3ヶ月あたりから髪の毛を描くように意識し始めた。

あとなるべく色を塗るようにした。

クロッキーみたいに量をたくさん描けないので、1キャラ描く際にいろいろ詰め込んで学ぶようにしたかったからね。

でも服に関しては、3ヶ月時点で描くにはムリゲーすぎたので全然描けなかった。

あんまり詰め込みすぎるとガス欠になって「継続して描く」ってことが出来なくなる気がしたので、体は基本裸で髪を描いて色を塗り、余裕があったら顔を描く感じ。

顔に関しては無理して描かなくてもいいかな~っと思ってた。

なぜかというと、モチベが下がって何も描きたくなくなったとしても顔だけは描けると思ったから。

授業中に落書きする時も顔だけ描いたりしませんか、みなさん?

あれは顔が描きやすいってのと、描いてて一番楽しい部分だからだと思うんだ。

だからモチベーションがあるうちに『普段だったら描きたくない』&『描くのが苦手な部分』を集中的に描こうと思ったってことだね。

顔はどうせいつでも描けるしと思ったわけ。

今思うと「顔も描いとけばよかった・・・」と、つくづく思うけど、絵描き初心者の限られたモチベーションゲージの消費量を考えたら無理だったんだろうなあ・・・

裸でつるっ禿げだろうが全身キャラ描くのはとてつもなく疲れるのだ。

・毎日絵を描く?

少しでもいいから毎日描く習慣が大事だっていうよね。

絵に限らず勉強だってそうでしょう。

自分はというと、描きたい時にだけ描いてました。

2週間くらいまったく描かなかったりとかも普通にある。

なるべく描くようにはしてたけど、ノルマとか義務に近いストレスがかかる習慣ならやる必要ないと思う。

特にノルマ系はやばいと思う。

少なくとも絵を描き始めの頃にやることじゃない。

クロッキーが得意な人たちは描くスピードが速いから向いてるのかもしれない。

自分の場合は、描く日は1日中描くけど、その後モチベーションが切れて1週間くらい何も描かなかったりとかだった気がする。

・顔を描いてモチベーションを保つ

絵を描き始めて3ヶ月が経とうとしたころ、モチベが下がってきたので顔をちょこちょこ描き始める。

全く成長しない体部分と違って、顔はそれなりに形になるので描いていて楽しい。

色を塗るともう感動すら覚える。

絵を描いてるぞ!という実感が湧いてきて、次々描きたくなってくる。

顔を描いてモチベーションを上げる手法は今も使ってます。

・ファンアートを描いてみる

ファンアートと言っても、模写なんだけどね。

二次創作は自分ルールである程度描くことに慣れてからと勝手に決めてたんだけど、3ヶ月経った今どれくらい描けるのか気になりすぎてちょっと描いてみたくなった。

にじさんじのニュイソシエールを描いたやつ。

青鬼実況動画のサムネを模写したやつなんだけど、予想以上に上手く描けて有頂天になってたのを思い出す。

顔だけの模写なので描きやすかったのもある。

こっちは当時個人Vtuberだった「秋雪こはく」の顔を描いたやつ。

これまた予想以上に上手く描けたことに嬉しくなった。

今もそうだけど自己評価のラインをめちゃくちゃ低くする性格なので、この絵でも相当上手く描けたと思っていたのである。

今でも上手いと思う、というか自分の絵が好きだから全肯定。

とりあえず今回の記事はここまで・・・

最後に今年描いたサムネのイラストを張っておきます。



今まで描いた絵はニコニコ静画やPixivに全部載せてるのでお時間ある人は是非見てみてください。


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