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YAMAHA SB-1C入手。

※当記事はかつてニコニコのブログで掲載していたものです。
投稿日は2014/8/2。なんかニコニコのブログがサービスやめるとかでそのまま消すにはもったいないかなってのをnoteに移植しようかなと。
文体がネットスラング多用で痛々しかったので修正しました、まだ若かったんだねぇ。以下本文。

このたび YAMAHA SB-1C というベースを購入してみました。
本機についての知識があまりないので知識に偏りがあるかもしれませんが大目に見てください。(ネットで探しても情報が少ないのです。)

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どうでしょうか、異彩を放つこのルックス。
見た目が変わっていたのが入手した動機そのものなのですが。
国外では"Flying BANANA"、"ナスビ"とか言われてるみたいです。

本機は68年11月から71年という僅かな期間のみ製造されていたようで、
YAMAHA SB-2A,5A,7A、といったSBシリーズの廉価版として扱われてたようです。(のちにシリーズの総括的な位置づけとしてYAMAHA SBVなんてものも製造されましたが)
しかしながら他のシリーズとはシェイプが異なっており、ダルマ型ではなくドロップ型のような姿をしております。
いわゆるビザールってヤツですね。変形ではなく、ビザール(ここ重要)
ビザールでゴザール。言いたかっただけですね。

価格は当時で19,000円。現在でいうと45,000円くらい?
なにせ40年以上前の代物なので。
カラーリングはイエロー、ブルー、レッドの3色があるみたいですが
個人的にはイエローが一番しっくりきます。

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情報によればピックアップとブリッジが交換されているようで。
確認したらCARVINのピックアップが付いてました。非常にマニアックなメーカーですが交換されてからも年数が経っているかもしれません。
おそらくブリッジはオリジナルですがブリッジカバーがありません。昔の日本製ギターではそれなりに見られる形状なのでが特殊なのでカバーだけを入手となると難しいかも。
ピックガードはプラスチックのような素材で安物感漂う。
可能であればこれも取り替えたい。

あとは本機の特色として0フレット仕様が挙げられます。
通常この位置にはフレットを打ちませんが、古い、特に国産のものは0フレットがあるものも多かったようです。
これはナットを保護する役割が主だったようで、ナットの質が良くなかった当時、苦肉の策として用いられていたようです。
当時を知る人には『だせぇ』と言われることもあるみたいですが私は知りませんので問題なし。モズライトとかも0フレットだったような。

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画像では分かりにくいですがロゴの下にNIPPON GAKKI CO.LTDとペイントされてます

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ペグはこんな感じ。作りはちょいとチャチですがそれも味かな。

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4点留めのボルトオン。MADE IN JAPANの刻印があります。

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40年以上経過している割にはそこそこキレイな個体。
ところどころヘタっておりますが改修しながら付きあっていく所存。

いわゆるヴィンテージですが国産のものってお値打ちでオススメ。
近年注目されていて国産のヴィンテージ・ビザールが売られているのも目にすることが多い。
人と違った楽器で目立ちたいとお考えのあなた、国産ビザールがオススメですよ!

以上が当時書いたもの。
2014年に購入したと思うのですが4万だったかな。5万だったかな、忘れた。
数年に一度のペースで出品されているのを見ますが現存するものはかなり少なく、また国外へ行ってしまう機体もあることが予想でき価格が上がっています。国内で本機を所有している人はたぶん数えるぐらいしかいないんじゃないかな。
当時でも書いていますが日本製のヴィンテージ・ギターは珍しさもあり海外でも収集家がいまして年々需要が高まっていて全体的に価格も高騰しつつあります。赤と青も入手したいと考えていますがたぶん無理。今10万ぐらいしますんで。

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