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ホリスティック歯科衛生士/フリーランス/RAMPA/シンガポール日本人会メディカルスタ…

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ホリスティック歯科衛生士/フリーランス/RAMPA/シンガポール日本人会メディカルスタッフの会/海外勤務

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保険診療の限界

日々臨床現場にいると感じることがある おそらく、日本では大半の患者さんが保険診療を希望されていると思う 保険診療はスタンダード治療だ 語弊の無いようにしたいところだが 保険診療はあくまで保険診療だ また 骨造成や各移植、インプラントや矯正治療は保険診療外となる では、保険診療では良い治療が受けられないのか? と言えば、まあそうではない ただ、限界がある この限界を、日常の診療風景の中で出くわすことが多々あるのだ 私たち衛生士の仕事は、患者さんにとってベストだと思われ

    • ドクターKセミナー

      小児の呼吸障害改善を狙ったセミナー 開催も何回目なのかわからないくらいのお馴染みの先生です hands-on含め、今日も盛りだくさんでした 参加された諸先生方 神谷誠 先生、お疲れさまでした #歯科衛生士 #歯医者 #神谷誠セミナー

      • 舌の吸盤化

        尊敬する歯科医師の一人 宗廣素徳 先生 「舌は下でなく上に」の著書でもある、舌機能のスペシャリストだ TCHや顎関節症について、舌のポジションの適正化は衛生士にとって必須だ MFTや、口腔内装着などを駆使して、ポジションの適正化を図るがなかなか難しい 実際、歯科医師や衛生士でさえ、舌の低位が見られる その宗廣先生の開発した 「キープアップ」 口腔内に装着し、嚥下を繰り返すだけで、舌の吸盤化が得られる 吸盤化した舌は、迷走神経に働きかけ、様々なメリットを引き起こすという

        • 若者たちよ、海外へ!

          世界中で一番「強い」パスポート それがJAPAN VISA無しで行ける国が多いし 温厚な国民性から、ほとんどの国で歓迎される それにもかかわらず、観光旅行などでは無く、海外で働こうという人が少ないように思える 語学が堪能でないから というのが理由なら、それは違う 日本人は世界中にいて、私の住んでいたシンガポールは3万人がいる、と言われていた。 東京の23区ほどの場所に3万人だ 電車やバスに乗れば日本語が聴こえてくるのはしょっちゅうだし それだけいる日本人向けの塾や習い

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          25本

        記事

          快適さというのは人によって違う

          夫について 子供たちが次々と巣立ち あれだけ狭いと感じていた我が家が広く感じるようになってしまった もともとは、夫と同じ寝室で、そこにはお互いの持ち物で溢れかえっていた 私は常に、夫の脱いだものを拾い上げ 散らかった書類を整理し 本棚に本を戻す という作業にいつしか慣れてしまっていた たびたび 「あの服はどこ?」 「書類が見つからない」 などと聞かれるたびに、探すのも私の役目だった 子供たちがいなくなり、空いた部屋に夫が拠点を移した 案の定、部屋は散らかっている 床

          快適さというのは人によって違う

          再スタート

          今日は半休 今月、何故だか雇用形態が変わり 保険やらの手続きを 平日の午前中 市役所の窓口も空いていて助かる 「国民年金支払い免除の手続きも合わせてなさいますか?」 と聞かれた 「免除して貰えるんですか⁈」 「失業後、所得が無くなり支払いが難しいと免除の対象となります」 なるほど 平日の昼間に市役所にのんびり来た私を、職を失った可哀想なひと と見られたらしい 無事に済んだことだし、何か美味しいものでも食べて出勤しよう 再スタート準備完了(^ ^) 写真はこの

          再スタート

          エネルギーの高い人

          半世紀くらい生きてきて 同じ女性たちの中で、エネルギーの高い人に多く会ってきた 若い人、同年代、少し歳上のお姉さま 年齢関係なく 一緒にいるだけで、こちらも元気いっぱいになるような人たちがいる 約10年前 海外移住の話が持ち上がり、まだ小さい子どもを二人かかえ ましてや知り合いすら一人もいない、異国の地で何もかもゼロからスタートすることにとても悩んでいた あっけらかんと 「英語が自然に覚えられそう」 などとポジティブにアドバイスしてくれる人 「病気になったらどうす

          エネルギーの高い人

          大切な旧友

          久しぶりに衛生士学校時代の友人に会う 内一人は、実に20年振りくらいになるだろうか 会わない理由もなかったが会う理由もなかった、といったところか お互いの風貌は、それなりの年月を感じさせるものがあるが 近況を話し合う空気感は、二十代のそのままだ 歯科衛生士でありながら、それぞれの道を歩む彼女達には、いろいろ学ぶべきところがあったが 一番は、それぞれが充実した仕事を得ているということだった 「仕事が楽しい」と微笑む彼女たちに、私も温かい気持ちになる 夕方から始まった

          大切な旧友

          どこか良い歯医者知りませんか?

          自分の職業を明かしたとたん タイトルのような質問をよく受ける 今までは、自分の勤務するクリニックを紹介することが多かった 基本、自分が治療を受けてもいいと思えるようなクリニックでしか勤務しないからだ 確かに歯科医院の乱立は相変わらず続いており 駅前などはクリニックの前に新しいクリニックが出来る、といった状態だ 歯科関係者と知った瞬間 このような質問を投げかけたくなる気持ちもよくわかる そもそもいい歯医者って何だろう 安い? 早い? 上手い? 牛丼屋じゃあるまいし 一

          どこか良い歯医者知りませんか?

          美を底上げするパートナー

          美を底上げする「3つのH」がある Hair髪の毛 、肌 、歯 ということらしい 確かに美意識というのは、こういう末端の、あまり他人が気がつかないところにこそ表れやすいように思える 私自身も年齢を重ね、放ったらかしでは社会に出られなくなってしまった 美容院もエステサロンも定期的に通い、担当者も何年もずっと同じ方にお願いしている 私の状態を知っている彼女たちは、的確に施術をしてくれるので、絶大な信頼を寄せている 歯科においても同様だ 身なりの素敵なマダム達 カルテを

          美を底上げするパートナー

          Age is just a number

          シンガポールクリニック勤務時代 日本人担当の女性歯科医 ごく稀に、パントリーと呼ばれる小さな控え室で一緒になることがあった 同じ日本人同士 ほぼ英語での業務なので、顔を合わせての日本語での会話はホッとする 歳は、私より少し下 国立大の歯学部を卒業した才女だ それだけでなく、物凄い美貌の持ち主 毎朝のランニングでの引き締まった身体は、女の私が見ても惚れ惚れしてしまう 身体にぴったりとした服とミニスカートに必ずピンヒール 真っ赤なネイルは定期的に塗り替えられている

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          治療の選択権は誰にあるのか

          シンガポール勤務時代 クリニック業務の中で学んだことのひとつがある 当時、日本のライセンスしか持たない私は、衛生士業務では無く受付スタッフとして働いていた 日本でいう金融街にあるクリニックは、有名なマーライオン公園のそばにあり、エグゼクティブ専用の高級クリニックだった ご存知の通り、日本のような保険制度は無く、治療においては自費診療となる 価格は、高級クリニックだけあって、恐らく日本の自費診療とは比べ物にならないくらい高額だった 最初のコンサルテーションが終わると

          治療の選択権は誰にあるのか

          歯医者に行こう

          先日の夜 いつものように晩酌をしながらの夕飯を食べていると、違和感を感じた 歯が欠けたのだ 場所も、理由もわかっていた 数年前からの虫歯は、忙しさと様々な理由から放ったらかしになっていた 頭の中でグルグル巡る 神経はもうだめだろう いや、それどころじゃなく、抜歯からのインプラントか 欠けた歯が舌にあたるせいで、常に舌がナイフで削がれているように痛む 深夜近くだが 半泣き状態で勤務するドクターにライン 「明日、診てみましょう」 との冷静さに少々苛立つ私 放ったらかしして

          歯医者に行こう

          サラメシ

          我が職場 恐らく、この業界では珍しく「賄い」がでる 始まりは 若いスタッフたちの目を覆いたくなるような食生活 ランチタイムが始まると、カップラーメンにお湯を入れ、パックご飯を温める お弁当作れないし、お金ないし、まあそこそこ美味しいし と言うような理由だった そんな折 人員増加に伴い、スタッフ休憩室が移転 なんと、キッチン付きだ 栄養学を極めたボスの計らいで、スタッフの健康管理を狙った賄いがスタートした 主に作るのは、主婦歴ン十年の私 料理は嫌いではないし、味はと

          サラメシ

          飲みニケーション(死語w)

          平成産まれ辺りは、車も買わず、タバコも吸わないらしい ピアスも開ける意味が無いなどと考えるらしいし 呑みに歩いて浪費などしない彼らと、バブル期を思春期で迎えた私などとお酒の席を共にするのは、とても貴重なことだ笑 そんなこんなで、焼鳥屋 仕事のグチや近況報告、この先のビジョンなどを聞く 親子ほど歳の離れた彼らの話は、フレッシュでエネルギーがある 楽しい話を肴にした飲みニケーションだった 彼女たちは渋々付き合ってくれたのだろうか 感謝(^ ^)

          飲みニケーション(死語w)

          職場を愛するということ

          一日の大部分を過ごす職場 ここが不快な場所であると不幸だ 仕事は、対価としてお金を得る だけの物になる 息の詰まるような一日を過ごし、定時になればいち早く電車に飛び乗り、休日と給料日だけを楽しみにする 先ずは、職場を愛すべき場所にしよう 難しいことは、ない 自ら心を開き、相手を尊重し、笑顔で接してみよう そうすると不思議と相手も笑顔になる たったこれだけで、相手の不得意をかばい合い、失敗を責めず、長所を認め合うようになる 散らかったものを片付け、ごみを捨ててみよ

          職場を愛するということ