【意識し意識されるとき】#デジタルにできることはまだ、あるかい

このノートはデジタルハリウッド大学における、落合陽一氏による特別プログラム「メディアアート」の成果発表展示会のための作品説明である。

意識し意識される時 小久保樹里

視覚を働かせてものを捉える「見る」という行為には、大抵意識がまとわりついていて、多くの情報を得ている。
彼は意識されていると感じると手が止まってしまう。誰も見ていないところでしか自由に表現できない。それは恥ずかしがり屋なのか、自信がないのか、完璧主義なのか、はたまたそう生まれてしまっただけなのか。
あなたが意識していても彼が意識しなければ彼は絵を描き続けるし、あなたが意識していなくても彼が意識してしまっていればあなたを見て固まってしまうままだろう。
それとも、あなたも彼も、ただ 見ている だけ、なのだろうか。

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