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【動画教材の学び方】アウトプットをしなければスキルは上がらないかも?

こんにちは。デジタルハリウッド動画教材開発の人です。

昨年からスキーを再開しました。高校でスクールに入って全日本スキー連盟の2級ライセンスをすでに取得していたワタクシ、大学の時は海外のスキー場などでもバリバリ滑っていたのですが、スノボに転向し、スノボもやらなくなって はや20年・・・、今やスキーで最初に覚える滑り方であるプルークボーゲンから学び直す始末。少しずつ勘を取り戻してきたのですが、プルークボーゲンにドはまりしました!基本なんですが奥が深いですね!すっかりプルークボーゲンに魅了され、昨年・今年と、プルークボーゲンの滑りを極めようと滞在中はずっとボーゲンで滑ってました。

さて、動画教材でCGやWeb・グラフィックなどを学習している方で、
こんな方いらっしゃらないでしょうか?

「先生の動画通りにはできた。でも応用の仕方がわからない」
「自分で頭で考えたものを実際に作る自信がない」

私も同じ!と思ったみなさま、動画教材を学習している方の8割はこんな気持ちをお持ちなのでご安心ください。

こう思ってしまいがちな理由はたった1つです。それは、

動画通りに作ることに一生懸命 

「とにかく先生と同じにならないと!」
「先生と同じようにできたからある程度理解したのでは?」

動画は、動画通りの手順を踏めばできるように作ってあります。
(3DCGなど造形が関係してくるものは全く同じにはできないですが・・)

なので、動画通りに作っていけば同じようなものができる。でも自分で1からつくれるか?不安 となるわけですね。

■動画はあくまでINPUT

動画の学習というのは、知識・技術を吸収するためのINPUTの道具としての役割しかありません。そもそもデジタルクリエイティブ・デジタルデザインは、動画教材のモチーフがすべてではないので、基本的によくあるモチーフを選んでいるにすぎません。これだけやってもいろいろな作品を作れることはないわけです。

■‟習う”より‟学ぶ”で進化した私の経験

私がデジタルハリウッドで学んでいた1997年、まだオンラインスクールはありませんので、学校に登校して授業を受けるスタイルでした。
3DCGから、グラフィック、html、Directorというマルチメディアオーサリングツール(昔は雑誌の付録などにCD-ROMがついていて、そこに映像やグラフィック、読み物などのデジタルコンテンツが入っているスタイルでした。そういったメディアを制作するツールです)
私は在学中幅広く学びましたが、いつも授業の途中で基本がわかったら先生と同じ作例を作らず、オリジナルで考えた作例を作ってましたw

メインの3DCGは、授業後に自由にマシンを使って製作ができるフリータイムで学んだことをベースにして制作できるものを色々作っておりました。

そうした授業でのINPUT&自習時間でのOUTPUTを繰り返すだけでも十分役立ったのですが、自分の力が急激に伸びる時期がありました。
それは・・・
中間課題&修了課題制作期間
テーマを決めるところから、完成まですべてを自分でやらなければならいので、力がとてもつきます。下記は私の経験をまとめた図ですが、習うよりも学ぶ時に記憶に残るスキルと知識がついているように思えます。

課題を通じて 習う ではなく 学んだ時にスキルがグッと上がった

・自分で作りたいものを企画から考える
・企画に必要な要件を洗い出す
・要件を 今の自分の知識・技術で出来る部分、出来ない部分を振り分ける
・出来ない部分は質問したり、自分で調べたり、トライ&エラーして克服

まさに、大海原に放り出された状態、自分自身で克服するしかない状況。動画で学習しているときよりも“自分事”になります。
授業は“習う” なので、自分が興味のあるものでなければ自分事になりません。対して自由制作や中間課題・修了課題は自分で考えて行動するので〝自分事〝になり、自分の中の課題を解決するための “学ぶ” 行動になります。OUTPUTの時間こそ学ぶことができるので、記憶に残りやすいのかもしれません。

■OUTPUTのメリット

OUTPUTすることは、INPUTがちゃんとできた人の贅沢な時間でしょう?とお思いの方もいらっしゃると思います。そこでOUTPUTのメリットを教えます。

①INPUTの理解の確認の場にできる ⇒ できない部分を認識できる
学校の勉強も、授業を受けて予習復習して、テストをしますよね?
デジタルクリエイティブでは、テストをOUTPUTと置き換えてみましょう。
OUTPUTをすることで、自分が理解できていない部分が分かるようになります。

②自分で手順を再確認する ⇒ 頭の中が整理される
動画学習では、先生の通りに進めましたが、OUTPUTの場では、自分でどんなものが作れそうか?どう応用できそうか?考えて実行しますよね。そのプロセスの中で、INPUTでは混乱していた思考が整理されて理解が進むと思います。

③自分で0から作る訓練ができる ⇒ どんなものでも作れるマインドに
②にも通じますが、試行錯誤することで、作り方のセオリーの様なものが見えてきます。そうすると他の応用の際も「こんな感じで作れば作れるのではないか?」という予測ができるようになります。OUTPUTは0から作る訓練を通じて、応用できる脳に変えていくことができると思います。

■動画で学んだ基礎でOUTPTUTしてみよう


動画学習した直後は、動画で習ったことを応用して何ができるか?考えて作ってみましょう。Webやプログラミングの場合は、少しコードの設定をいじってどう変化するか?を見るだけでも理解が深まります。

ある程度のブロックで動画学習が終わったら、0から自分で企画したものを作ってみましょう。
普段の動画学習後の応用OUTPUTを繰り返していれば、きっと0からでもある程度「こうやったらできるかな?」と想像できるようになっているはずです。あとはわからない部分を調べながら作れば、きっと色々な制作に対応できる力がつくはずです。ぜひOUTPUTを少しずつでもいいので増やしてみてください。

本日は以上です~






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