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【動画開発の気づき】Webサイト簡単制作ツールがあっても、HTMLやCSSを学ぶべき理由

みなさんこんにちは デジタルハリウッド動画教材の開発の人です。
寒くなってきましたね。私の周りでは風邪が流行ってます。
ぜひみなさまもお体お気を付けください。

昨今、無料でWebサイトを簡単に作れるツールも多く出ていますよね。
例えば、Wixstudioなどがその例ですが、HTMLやCSSといった、Web制作に必要なコードを覚える必要がなく、写真や文章を入れればホームページが簡単にできてしまいます。ノーコードWebページ制作ツールってわけです。
「じゃあWeb制作の仕事もそれで請け負えばいいから、HTMLやCSSなんて勉強する必要ないでしょ?」と思われる方もいらっしゃると思います。

古くは、ホームページビルダーや、Adobe PageMill もしくは GoLive など、ノーコードWebページ制作ツールは時代時代で登場してきましたが、いまだにWebの制作の主流がHTML/CSSからそれらの簡単ツールに置き換わっていません。便利なのになぜでしょうか????
それには理由があるのです。
今日はそんな HTML/CSSを勉強する意義に関して”わかりやすく””完結に”お話ししたいと思います。5番目が特に大事です!

①自由度がない

WixやSTUDIOはノーコードでWebサイトを作ることができる反面、デザインテンプレートを選んでそこに文章や写真を当てはめていくので、レイアウトの自由度はありません。またSTUDIOにはECサイト機能はないため、請け負える案件にも制限が出てきます。個人的にちょっとしたWebサイト作りたいのでしたら良いですが、これから”お仕事”としてWeb制作で稼ぐ人には向いていません。

②表示速度が遅い

Wixは海外にデータサーバーがあるので、サイトの読み込みに時間がかかります。STUDIOは接続の帯域幅(通信速度の上限みたいなもの)を有料版のグレードによって差をつけています。サイトの読み込み時間はGoogleなどによるサイトの評価にもつながるので、検索上位に上がりにくい面もあり、Webサイトで集客したいクライアント(顧客)などからは使用を嫌がられやすいかもしれません。

③無料版は制限が多い

無料でできる代わりに、Wixには広告が表示されたり、STUDIOはお金を払わないとSTUDIOのバナーが表示されたりと制作案件として請け負うには、無料版では限界があります。また有料にしないとできない機能、例えば独自ドメイン(デジタルハリウッドなら dhw.co.jp などのURLにすること)が使えないなど、結局有料版としてお金を払い続けなければならず、クライアントへの負担につながっていきます。

④サイトデータのバックアップができない

現在WixもSUDIOも、サイトデータの外部バックアップはできません。なのでデータを保存しておいて、オリジナルのサーバーにアップしなおす、または外部で作ったものを入れることなどはできません。なのでWixやSTUDIOで作ったら、使い続けなければならないことを意味します。ある日サービスが停止してしまったら・・・復旧するまで待つしかなく機会損失につながりますよね。考えるだけでも恐ろしいです。

⑤稼げない!

結局、ノーコードツールでちょちょっと作るだけですから、クライアントも足元見てきます。すごーく安い金額での案件となり、できることも限られているのでそんな安くて誰でもできるような案件をたくさん続けていても、稼げるクリエイターとしてのスキルアップにはつながりません。もっと稼ぐスキルをつけようと思った時には、すでに周りのクリエイターはHTML/CSS JavaScript、PHPなどどんどんスキルを上げているので追いつけないかも?

WordPressはどーなんよ?

こうしたノーコードツールには、全世界の大手企業も採用しているWordPressというツールもあります。
テーマと呼ばれるテンプレートでHTML/CSSを知らなくてもサイトが作れるし、プラグインなどで機能を追加することもできます。便利!

でもHTML/CSSを知らないとこんなことになります。

選んだテーマのアップデートで、デザインが崩れることも!

ある日サイトを見てみると、あれ?選んだテーマで作ったデザインが崩れてる!?どうして?なんてことになります。その時にCSSなどを知っていれば、調整することもできますが、知らなければどうしようもありません💦

今はHTML/CSSでサイトを組んでWordPressで構築しなおすのがトレンド

WordPressは更新性を高めやすいサイト構造に作れるのがメリットです。なのでいったんHTML/CSSでサイトを作り、それをWordPress上で構築しなおして、更新できるところは裏でサイト管理システム(CMS:コンテンツマネジメントシステムの略)で自由に記事を更新したり追加できるようにする方法が今のトレンドですし、ある程度お金を払ってくれる案件、企業の担当者が更新できるサイトを作って欲しいというようなサイト案件はたいていWordPressでこの方法で組みますから、対応できるようにしておくべきです。(結局担当者が更新するのが面倒くさくなって、定期更新の業務も仕事として請け負えたりと2度オイシいのもWordPress案件の特徴です)

WordPressは狙われやすい!

WordPressは世界中で大手から個人まで多く使われています。
それゆえハッカーからサイト攻撃もされます。セキュリティを上げておかないとサイトを乗っ取られたりすることもあります。もしみなさんがWordPressのテーマで制作したサイトを納品して乗っ取られたら、クライアントから「なんとかしろ!」と言われるでしょう。その時にあなたがノーコードツールしか使えないクリエイターだったら・・・💦だからこそ裏のコーディングやスクリプトの知識は必要なのです。

どんなツールが出てきても、根本を知っていることは強い

どんなに便利になろうとも、結局何か起こった場合やこうしたいけどできない・・となった場合は、自分で直すしかないわけです。
なので、サイトを構築するためのHTML/CSS JavaScript、できればPHPくらいまでをしっかり勉強し、そうしたスキルで仕事を続けておけば、どの時代の変化にも対応できるし、より高いお金を稼ぐことができる案件に対応できるのです。

どうせなら稼げるクリエイターを目指しましょう!

本日は以上です~

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