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ななじうくにちめ(20140514のぶんしょう)

noteを毎日書き始めてはいますが、ミクシイ時代の初期は3年くらい毎日更新、それが途絶えてからたまにFacebookで文章というか日記というかネタというかコラムというか、頻度は多くないけどちょこちょことTwitterでは収まりきらない文字数のものを書いていました。
Facebookの「思い出」の項目で時折そうした文章を読み返すんですが、今の感覚とは違っていたり稚拙だったりっていうものもあれば、これは記録としても残しておきたいなというものもあります。
なので、そういったものをサルベージしてnoteに転載していこうと思っています。誤字脱字もあるかもですが、そこらへんはめんど臭いのもあるし、転載なので原文ママということでそのままコペピしていこうと思っています。
そして以下に転載するものは2014年5月14日にFacebookに書いたものです。

↓以下転載↓

【UNITEDの横山さん】
昨晩、フェイスブックやツイッターのTLでUNITEDのベーシストである横山さんが急逝されたと知りました。
正直、私はUNITEDに対して思い入れがあったり愛着があるわけでもなく、ライブも数回観たことあるくらいです。
そんな私が横山さんについて語ろうなんて、許可局で言うところの所謂【ご冥福をお祈りいたしますビーチフラッグ】の一員として見られるかもしれませんが、唯一の接点だった時のことは私にとって忘れられない大切な想い出なんです。
何年前かなあ、たぶん十年くらい前だと思うけど、徳島にUNITEDが来ると言うことで、東京に住んでた頃にUNITEDのライブへ通い横山さんとも親交があった女性と一緒に観に行きました。
ライブが始まる1時間くらい前に会場のジッターバグへ行くと、ちょうど横山さんが会場外にいて一緒に行った女性と話し出しました。
流れで私とその女性と横山さんと三人で徳島ラーメンを食べに行こうと言うことになり、阿波屋という徳島ラーメンの店に入りました。
私としては、音楽を深く聴く切っ掛けとなって思春期を一色に染められたXと同じ時代を生き、活動してきた横山さんと一緒にご飯が食べられることに凄く興奮しました。
横山さんがホラー映画好きと知っていたので、予めネタとして仕込んで着ていたランドオブザデッドのTシャツに案の定と言うか、予想以上に食いついてくれました。
「何そのTシャツ!?オフィシャル?うわっ!襟元にロメロのサインプリントまであるじゃん!どこで買ったの!?めっちゃ欲しい!ちょうだいw」
なんて、嗚呼この人は信頼できるなあなんて失礼ながら思ってしまった。
横山さんから「ホラー映画で何が一番好き?」って聞かれて「ブレインデッドですね!」なんて答えると、ニヤリと笑って「なるほどねえw
」と。
ラーメン食べながらホラー映画のことや昔の話なんかいっぱい聞きたいことがあったんだけど、同行した女性も久しぶりに横山さんと会うんで、グッと堪えてほとんど二人の話を聞いてるだけになりました。
そしてライブは始まり、UNITEDの出番となってメンバーがステージに上がると、横山さんのTシャツがブレインデッドでサイコーに上がった。
演奏中にも関わらず、横山さんが後ろの方で見ていた私を見つけると、自分の着ているブレインデッドのTシャツを指さしながら満面の微笑みで最高のレスをくれた。
その最高のレスが本当に嬉しくて、私は精一杯のメロイックサインでそれに答えた。
ライブが終わり、一段落した横山さんのもとへ行くと私は
「ブレインデッドのTシャツ着てるじゃないですか!」
って興奮気味に言うと
「たまたま着替えのTシャツで持ってきたからな。まあ、今日は着るつもりだったしw」
なんて言ってたけど、ラーメン食べながら私が言ったブレインデッドの後の「ニヤリ」の真意は、初対面の若造のためのサービスだったんじゃないかなあ。
結局、その後はUNITEDのライブを観に行く機会も、数年前に上京した時にフロムダスクティルドーンへ行った時もタイミング悪く店がお休みで、横山さんとちゃんと話したのはその時だけでした。
けれど、その時の想い出は今もホントに嬉しい想い出で、色々な人の横山さんに対する想い出を聞くにつれ、私のような初対面の若造にしてくれた粋なアクションも気まぐれなんかじゃなかったんだなと思いました。
ご冥福をとか、ましてやRIPなんて言うつもりもないし言いたくもないし、そんなこと言えるような関係性でもないんだけど、いい想い出をありがとうございました、とだけ。

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