facial mask購入体験ログ
コロナがまだ幅を利かせるこのご時世。私もついにマスクを新調しました。
その名も「TENTIAL MASK」!
なぜこれにしたかは、単純に「運動時も使えるマスクが欲しい」が動機だったのですが、いざ買ってみると、商品開封時に予想だにしない面白い工夫があったので、書いてみました。
意味ありげな紙
こちらが届いたTENTIAL MASK。注文が殺到しているせいもあって、さりげに注文してから1ヶ月くらい経ってます。
おや?みてみると意味深な紙...
なんじゃこれ
懸賞的なものかな?と思い、早速QRコードを読み込んで、LINEアカウントとお友達になって、「届いた」と一言
すると...!!なんと...!!
洗い方の手順が出てきました
ずっこけ...からの感動
いやそりゃ大事だけどね。洗い方。
ただ懸賞目当てで労力を割いた立場としては、ちょっと肩透かし感...
はぁ...まんまと企業の策略にハマってしまったな。まあ洗い方がわかったからいいけど...
ん?
んん??
ちょっと待てよ?これって結構すごい仕組みなんじゃないか?
確かに懸賞はなかった。だが、この好奇心(と報酬)ドリブンで起こしたほんの数秒の行動が
・公式のLINEアカウントの友達の増加
・ユーザーがネット上にある「マスクの洗い方」へのルートを記憶
という、ある種WinWinな事象を引き起こしているのだ!!
取扱説明書のあるべき姿
「洗い方くらい、紙に印刷して入れておけばいくらなんでもみるでしょ」という方もいるかもしれない。
確かにそうだ。(ちなみに普通に洗い方に関する紙も入ってた)
だがしかし、私が強いなと思うのは「ネット上に洗い方の説明を置き、かつそこまでのルートを記憶させる仕組み」である。
考えてみて欲しい。
果たしてどれくらいの人が「取扱説明書」を大事に収納、管理しているかを。
私も必要最低限、ファイルにまとめて挟んでいるが、それでもパンパンになってしまう。
その中にこの「洗い方説明書」を放り込む度胸は無い
ではどうなるかといえば、そのまま捨てられるか、どこかに適当に仕舞われて忘れられてしまいかねない
ここで原点に立ち返って、「理想の取扱説明書の在り方」を考えてみると「必要な時にストレスなく取り出せる」ことだと定義できる
さらにこの「ストレス」は以下の3つに分解できる
・収納場所の思い出しにくさ
・収納場所への物理的な距離
・収納場所からの取り出しにくさ
つまりこの3点さえうまく解消できれば、「良い取扱説明書」としてユーザーに提供できるのだ。
「TENTIAL MASKの洗い方説明」が優秀な訳
では今回のケースを考えてみよう
結論からいうと、すごいのは「TENTIAL MASKの洗い方をLINE上のわかりやすい位置に置かせる仕組み」だ
まず当然のことながら、LINEはネット上のサービスなので、その時点で「収納場所への距離問題」は解消される
これはあくまでも「スマホが常に身近にある」ことが前提だが、このご時世ではこの条件から漏れる人は少ないだろう。
ネット上なので物理的なスペースを占領しないという点も大きい
次にLINEは「日常的によく使うアプリ」だという点が「収納場所の思い出しにくさ」を解消している
1日に何度も開くアプリということは、それだけ目に入りやすく、思い出されやすい場所であるため、そこに取扱説明書があれば、比較的記憶の端にひっかかりやすくなる
また思い出しにくさの解消からはややずれるが、LINEは日常的に使われるため、他のアプリに比べてアンインストールされる可能性も低く、アプリを開く抵抗感も小さい
よって取扱説明書へのルートが断たれることがなく、心理的なハードルも下がるため、他のドキュメントアプリに収納するよりよっぽど都合がいいのである
さらに強いのは、「LINEの友達アカウント」という形で「収納場所をラベリング・インデックス」できることだ
友達として追加されれば、以後「TENSIAL MASK」でトークルーム検索すればすぐ出てくるため、「収納場所からの取り出しにくさ」も解消できる
また結果論ではあるが「好奇心を餌に、ユーザーに主体的に友達登録をさせる」ことで、「ユーザーが自分で取扱説明書をLINE上のわかりやすい位置においた」ことになるため、より強く記憶に残ることにもつながっている
終わりに
今回は思わぬ体験を経て、自分なりに何故感動したのかを研究し、まとめてみました。
もしかしたらよくあるパターンの広告戦略なのかもしれませんが、ストレスの無い、素敵な工夫だと思ったのでメモしてみました!
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