図1

「折りたたみスマホ」から

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3点に注目したい。
 1.機能戦争勃発中。
 2.ユーザのエクスペリエンスを劇的に改善するかどうか
 3.スマホ単体では成し得ない領域へ
代表関連記事 IT Media Mobile 2019年02月25日 11時22分
 https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1902/25/news064.html
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A 折りたたみスマホ。いつかは来ると思っていたが、機能戦争以上の何物でもない。


B 折りたたみスマホへの進化は、何ら本質的ではないと思われる。消費効用を最大化させるものとは思えないし、ユーザエクスペリエンスを劇的に変えるものでもないだろう。


A スマホの進化が止まってきている。嘗ての家電類と同じように、スマホ売り場にいけば、似たようなスマホがこれでもかと並んでいる。


B スペック表には、一般消費者には対して意味のない言葉が羅列されており、結局、このスマホでは何が(特に)できるのか?ということが、まったく伝わってこない。


A 折りたたみにしたからといって、売上やブランドなどに対してブレークスルーが起こるべくもない。


B 私ならどうするだろうか。私が感じているスマホの不便さは、「視認性」。特に、「大画面で見たい…」と思うことが多々ある。スマホなのだから仕方がないが、この「ディスプレイサイズ」という制約を乗り越えたい。


A 折りたたみスマホは、画面サイズが約2倍になるわけであり、より大画面化への道を進んでいる。しかし、それでも高だか二倍であり、本質的ではない。


B 消費者の行動やエクスペリエンスを変化させるためには、「あたかも、そこに、大画面があるかのように」感じることが重要ではないだろうか。この観点に立てば、スマホのみに頼るのは心もとない。


A スマホのエクスペリエンスを改善するために、スマホとコンテンツのみに注力するのは、確かに視野が狭くなる。


B スマホを通じたエクスペリエンスはしっかりと残し改良しながら、プラスアルファのデバイスを通じた、スマホ単体では実現しえないエクスペリエンス演出することは出来るだろう。


A この路線で行けば、例えば、スマートグラス。スマートグラスも開発が日進月歩で進んでいるが、グラス単体で考えるのではなく、「スマホのエクスペリエンスを劇的に拡張するためのデバイス」として捉えると、出来ることが大きく変わってくる。


B 考えかとして、ある時はグラスである時はスマホで…という境界を意識して設定することはしない。スマホを通じたエクスペリエンスがあって、これを非線形的に拡張するためのデバイスとして、グラスを投入していく。


A 出来ることは多い。スマホのエクスペリエンスを劇的に拡張するために、画面サイズの制約を取っ払うことも出来れば、現実に仮想をリアルに重ね合わせることもできてくる。

 

/2018.02.25 JK

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