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トロフィー道#27 進化した名作『スターオーシャン セカンドストーリー R』をスポーティーにトロコン!

プレイステーションタイトルのプラチナトロフィーを取る過程やトロコンしたからこその感想、トロフィーハンターとしての奮闘をお届けする「トロフィー道」。第27回は『スターオーシャン セカンドストーリー R(SO2R)』です。11月は僕的にはゲーム豊作の月で、SO2Rは暇な来月にまわしてもいいかなーなんて思っていました。仕事も落ち着き思いのほか暇な時間ができてしまったため、できるところまでやろうくらいの軽い気持ちで始めたわけなのですが…トロコンしてしまいました(笑)ボリューム云々ということではなく面白すぎて一気に遊んでしまったのが早くにトロコンできた要因だと思います。今回は、そんな名作のリメイク版のプラチナトロフィーを取る過程をお伝えしていきます。リメイク作品ということでネタバレは多めです。読み進める方は自己責任でお願いします。


美しく、遊びやすくなり、名作がさらに化けた!

細かい変更だが、移動中も仲間が表示されるのは一緒に冒険している感じが出てよかった(当時は1人しか表示されない)。

本作は1998年7月30日に発売したPlayStation用ソフト『スターオーシャン セカンドストーリー』のリメイク版。僕はリアルタイムでプレイしていたんですが、思い出補正があるとしてもさすがに20年以上前の作品を楽しく遊べるのかという不安はありました。実際に遊んでみると懐かしさや当時のニュアンスはそのままに、現代にあった形で遊びやすくなっていました。変更点を挙げればキリが無いのでいくつかピックアップして紹介します。

まずは、一新されたグラフィック。見てわかる通り、3Dと2Dが融合した美しいグラフィックにフルリメイクされています。FPSも高速化しているようで、動きが滑らかになっていました。
BGMはオリジナル版とアレンジ版が選べるようになっていて、当時の雰囲気を楽しむこともできます。ボイスに関しても、メインストーリーがフルボイス化されただけでなく、オリジナル版とSE版を切り替えることが可能。さらに、この切り替えはキャラごとにおこなえます。クロードはオリジナル、レナはSEというように個別に変更可能で、声優の夢の共演もできちゃいます。自分の好きな組み合わせで遊んでみてください。僕はSE版を遊んだことがなかったのでSE版の声優にしました。

なんかこんなポケ◯ンいなかった?

注目すべき変更点の1つはファストトラベル。これによりPA(プライベートアクション)やストーリー進行などが快適になりました。街以外にダンジョンへも行けるようになっているのもありがたいです。街中でいつでもPAモードに切り替えられるようになっていたり、難易度もいつでも変更可能になっていたりと遊びやすいよう細かな改善もされていましたね。

バトルに関しては変更点が多く、別物と言っていいほど進化していて驚きました。まず、エンカウント方式がシンボルエンカウントに。単に今風になったというだけでなく、戦闘自体を回避できるようになったことで物語や謎解きをスムーズに進めることができます。色でパッと見て敵の強さを把握できるのも良い点です。

アサルトアクションやボーナスゲージが追加されバトル中のUIも現代風に。

バトルの変更点で良かったことを1つ挙げるなら、紋章術の仕様変更です。オリジナル版では強力な紋章術を使用するとスキップできない演出が挟まり、数秒間なにもできない時間があります。後半になるほど強力な紋章術を使うことになるので、バトルが毎回停止するのはかなりのストレスでした。ですが、仕様変更により演出をスキップできるほか、一部の紋章術では画面停止すらしなくなりました。演出やエフェクトが簡略化されているのかと思いきやより華やかになっていて、トラクタービーム程度の紋章術ならスムーズに発動できるのでバトルのテンポがかなり良くなったと思います。その反面、術師が棒立ちになり攻撃されまくるというデメリットにもなりましたが。
あまりこの話ばかりしているとトロフィーの話に行けなくなりそうなので、そろそろ本題に入ります。

オリジナル版をやり込んでいた人は問題なくトロコンできる!

トロフィーについてですが、時限要素は仲間と真ガブリエルへのフラグの2つくらいですね。仲間は、キャラごとに〇〇を仲間にした証のトロフィーが用意されており仲間にすれば良いだけですが、1度に全員を仲間にできるわけでは無いので最低2周する必要があります。仲間にできる期間もあるのでそこだけ注意が必要。時限とはいえ2周あるのでリカバリーはきくと思います。真ガブリエルは、とある条件でラスボスが強化されるというもの。クリクの街でフィリアのPAを見ておかないとイベントが進まなくなるので、こっちのほうが要注意です。とはいえ、最悪2周目やれば良いのでそこまでき気にする必要はないでしょう。

その他のトロフィーは隠しダンジョンや裏ボスである"奴"を倒すなど、オリジナル版をある程度やり込んでいる人にとっては造作も無いものばかり。今回が初プレイの人にとっては鬼門になりそうな気もしますが、散々攻略されていたりバトルや装備の仕様変更があったりで難易度はそこまで高くありません。この辺りは後ほど紹介しますね。

玉手箱からランダムで出るマーヴェルソードなどを狙うこと数十分。序盤であればボスでさえ瞬殺できます。

既に製品版が発売しているので意味をなさないですが、僕は3時間だけ遊べる体験版で準備をしていたので特にレベル上げなどをする必要なくサクサク進めました。本作に限らず、引き継ぎありの体験版は必ずプレイしておきましょう。これが『SOR2』ではかなりのアドバンテージになりました。
本作では、シリーズには珍しく引き継ぎありで2周目が始められます。トロフィーハンターにとっては一番嬉しい仕様変更ではないでしょうか。これによって僕のような2周するのが面倒という人でもトロコンしやすいというわけです。

オススメのトロコンロードマップ

これから遊ぶ人へ、僕なりのトロコンおすすめロードマップを紹介しますの
で参考にしてみてください。

①1周目はレナ編を選択しやりこみ系を終わらせる

最低2周する必要があるので、モチベーション的に1周目でやり込んで2周目ではストーリーをクリアするだけにする方が良いと考えます。やり込みを考えるとディアスが仲間になるレナ編が遊びやすいでしょう。ディアスを操作キャラにして遠くから空破斬を放つだけでだいたいの敵は倒せます(笑)クロードの空破斬よりもスピードが早いですし、消費MPが少ない技なので使い勝手も良いです。仲間にするメンバーのおすすめは、セリーヌ、オペラ、エルネスト、ウェルチ、ボーマン、ディアス(レナ編確定)。オペラ、エルネストではなくアシュトンという選択肢もありますが、彼を仲間にするのは2周目の方がおすすめ。なぜなら、アシュトンを仲間にするルートだと敵が強いため、場合によってはレベル上げをする必要があり時間がかかるからです。レベルを引き継いだ2周目でアシュトンを仲間にした方がストレスは少ないはず。
レナ編の流れとしては
ストーリークリア(ラスボス撃破)→試練の洞窟(裏ボス撃破)→悪魔の旋律で呼べる裏ボスの強化版撃破→真ガブリエルと進んでいくのが楽ですかね。

②クロード編を始めて、まだ仲間にしていないキャラを仲間にしてストーリークリアまで一直線!

アシュトン…なんかごめん。

2周目はウイニングランのようなもの。寄り道ぜずストーリーをひたすら進めましょう。1度見たイベントはスキップすることで同じことをしている感が薄れます。ボスでも苦戦することはなく十賢者も数秒で倒せてしまいます。クロード編ではディアスが仲間にならないので、僕はそのポジションにはアシュトンかプリシスを入れています(今回はアシュトン)。先にクロード編を進めてしまったという人や、やり込みのボス撃破関連をやり逃した人はこのパーティだとクリアしやすいです。

③親密度を調整してエンディング15種のトロフィー獲得しトロコン!

普通にプレイしていれば最後に残るのは、15種類以上のエンディングを見た証のトロフィー「交差する未来」だと思います。15回ラスボスと戦わなきゃいけないのと思う人もいそうですが、ご安心を。各キャラごとにエンディングがあるので1度に何種類ものエンディングが見られます。また、エンディングは99種類もあるので、2周している状態ではもう2回くらいラスボスを倒すだけで15種回収できると思います。
エンディングには「親密度」が関わってきますが、仕様変更でリメイク版では親密度が確認できるので調整はかなり簡単。親密度の調整には出版でクリエイトした本を読ませるだけです。

トロコンした過程で苦労したところと、初心者が苦戦しそうなポイント

子供のころ苦戦したあいつも今となっては…

本作で初めて『スターオーシャン2』に触れる人は裏ボス、強化ボスが苦労するところかと思います。色々な倒し方がありますが、簡単に倒したいなら「ブラッディアーマー戦法」をお試しあれ。その名の通り、アタッカー2名(僕の場合だとディアスとクロード)にブラッディアーマーを装備させて戦わせるだけの戦法です。ブラッディアーマーはバトル中HPが減りつづけるかわりに無敵というぶっ壊れ防具です。これを装備させた2名にボスを全力で攻撃させ、プレイヤーはレナを操作してただ回復していれば勝てます。この戦法はどのボスにも有効なので、どうしても倒せない場合は使ってみてください。
他は、ファストトラベルを多用しているとプレイヤーの歩数が40000歩を超えた証の「英雄の偉勲」というトロフィーが残りそうなので、意識して歩くと良いと思います。

評価

プラチナ取得時間 35〜50時間
難易度 ★★
トロコン難易度 ★★★
ゲーム評価 ★★★★
オススメ度 ★★★★

トロコンにかかった時間は約36時間。かなりスムーズに進めてこのくらいなので、オリジナル版をプレイしていない人はもっと時間がかかると思います。2周目は数時間でクリアできたので、ほとんどが1周目にかかった時間です。20年以上前の作品ですが、仕様変更などで遊びやすくなりリメイクとしてではなく『SOR2』としてかなり良い作品になっていたと思います。古臭さは全然感じないので本作からプレイしても楽しめると思います。

ぜひ、戦わせてください!

個人的な感想としては、いろんなキャラが「ディアス」と言ってくれるのが嬉しかったです(笑)特にレナはディアスディアスとかなり言うので、水樹奈々さんに名前を呼ばれるのは幸せでした。他のプレイヤーよりも多少没入感が高まった気がします。
僕の中では神ゲーならぬ神リメイクゲーとなった『スターオーシャン セカンドストーリー R』。王道のRPG、中二病なSFの世界観が好きな人が是非遊んで欲しいです。
最後は魔剣レヴァンテインを装備したスポーティーな視線の彼でお別れしましょう。それではまた。
※ネタ元が気になった人は調べてみてくださいね。








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