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初心者がトレーニングを始める前に確認すべきこと。(一般の人でもアスリートでも)

こんにちは。Dice Trainingです。
岩手県でトレーニング指導を生業にしています。
アメリカ留学中にNSCA CSCSを取得。
留学中のインターンシップも含めると、
トレーニング指導に携わって20年以上になります。

自身のインプットのために、
定期的にセミナーや研修に参加するようにしています。
しかし、コロナ禍以降、参加型のセミナー開催はほとんどなし。
一方で、講義型のセミナーはオンラインで提供されるように。
地方在住の身としては、交通費がかからないのはいいこと。
そして、国内だけでなく海外の指導者/研究者の話を聞けるのもメリット。
先日、

「PROGRAMMING FOR THE NOVICE ATHLETE」
講師:Tex McQuilkin
(Director of Training for Power Athlete HQ)

という講義を受講しました。
講師は主に大学生アスリートの指導をしている方。
講義内容は、まだあまりトレーニング経験のない
新入生アスリートを指導する際のポイント。

内容を聞いていて、指導対象に関係なく、
全てのお客様に共通するアイディアがありました。

ベースになるのは、栄養と回復

”パフォーマンス向上のための土台作り”
が重要という点は多くの研修で説明されること。
よく言われるのが、
・基本的な身体能力向上
・基本動作の習得
が将来のスポーツ競技の向上につながる。
これは、間違いのない事実です。

今回のセミナーでは、
さらにその下に基礎があると説明しています。
それは、”栄養と回復”です。
ハードなトレーニングを実施するためには、
強い体を作り、常に体調を整えなくてはいけない。

必要な栄養素をとり、
疲労回復のためにきちんと休養する。
免疫系システムや自律神経も整えることになるので、
体調を崩す要因を減らしていくことができます。
この”当たり前”ができないと、
ハードなトレーニングは不可能です。

これ、ダイエットなどを目的とした
一般の人にも言えること。
体験のお客様とお話をしていると、
・食事の偏り
(糖質過多、低タンパク質、食事を摂らない、摂るタイミングが大きくずれてるなど)
・疲労回復が不十分
(睡眠不足、日内サイクル(自律神経)の乱れ、不摂生による骨格筋や循環系の衰えなど)
などをよく耳にします。
日常生活で、体調を崩しやすい状況
体型が崩れてしましがちな状況を作っている。
トレーニングを始めるのはいいことですが、
それ以前に改善すべきポイントがあると言えます。

自分の体を変えようと思ったら、
まず”栄養と回復”を改善し、
そこから”運動”を取り入れると、
より効果的に自分の身体を変えられる。
また、日々のパフォーマンスが向上していきます。

トレーニングを始める時は”心”が一番重要

日常生活で正しいサイクルを作れている人は、
トレーニングを進めていきやすくなります。
きちんと栄養をとっているから肉体の準備できている。
きちんと回復に時間を取るので疲労を残すことがない
こういった肉体的な準備も重要ですが、
それ以前に必要になるものが”心”=意思の部分です。

講義の中では、”Demands of sport”という言葉を使っています。
直訳するとスポーツの要求。
スポーツすることが当たり前であり、
その行動実施を強く求めるような意思があるかどうか。
ある人間は、自ずと練習・トレーニングをするので、
パフォーマンスが伸びていく。

この部分も一般の方も同様です。
強い意思や明確な目標がある人の方が
成果が出やすい傾向
があります。

例えば、医師からの最後通告(病気のリスク回避)
ネガティブな内容ですが、かなり強い意思を持てます。

逆にポジティブな例で言えば、
ウェディングを控えた新婦さん。
人生最高の舞台で、より美しくなりたい。
こういう強い願望も成果につながります。

カウンセリング時に目標設定を行うのも、
お客様自身に明確な意思を持っていただくため。
モチベーションを上げ、行動してもらうためでもあります。

まとめ

自分の身体を変えよう。
自分の身体能力をあげよう。
と考えた場合、
"普段の生活習慣が整っているのか。"
が全てのベースになります。
栄養と回復がきちんとできている人は、
普段の体調もいいはず。
トレーニングプログラムがスムーズに導入されます。
そして、徐々に運動習慣も確立されていく。
結果、身体を整える3本柱(栄養、休養、運動)が完成です。

そして、トレーニングプログラムを始める上で
絶対に持ち合わせておかないといけないのが、”当たり前の要求”
・自分が健康であるのは当たり前のこと。
・自分がよりいいスタイルを維持するのは当たり前のこと。
こういった意識を持てると、
トレーニングは継続していきやすい。
明確な目標設定をするとモチベーションが維持しやすいです。

今回の記事はセミナーで得たインプットを
自分なりにアウトプットしてみました。
セミナー受講等をすると、
・自分の考え/指導を裏付ける理論が確認できる。
・違うアプローチを知り、自分の指導の幅が広がる。
・複数のセミナーで重複する内容=需要な内容を再確認できる。
など、大切なインプットができます。
得たインプットをアウトプットしてくこと。
実践することで、自分の学習につなげていきます。

よろしければ、サポートをお願いします。情報発信するためのトレーニングセミナー開催費用や、ジュニア世代へのコオーディネーショントレーニング指導などの活動費として活用させていただきます。