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いいパーソナルトレーナーに出会うために。

こんにちは。Dice Trainingです。
岩手県でトレーニング指導を生業にしています。
アメリカ留学中にNSCA CSCSを取得。
留学中のインターンシップも含めると、
トレーニング指導に携わって20年以上になります。

YouTubeでよく視るチャンネル:アベマプライム。
そこで気になる動画が。。。。

消費者庁が、
「パーソナルトレーニングによる事故及び健康被害」
の調査を開始していると。
この件、いろんな媒体にも記事になってます。

NHKデジタル

読売新聞

毎日新聞

報告書/経過報告/評価書が公開されたら、目を通したいと思います。

さて、話を最初のアベプラの動画に戻します。
メイントピックとしては、
"パーソナルトレーナーの資質"
みたいなことかなと。

個別指導をするフィットネスジムが増えているからこそ、
事故および健康被害が起こらないように、
パーソナルトレーナーは研鑽を積まなくてはいけない。
また、顧客はパーソナルトレーナーを”見極める目”が必要だと。

トレーニング指導者になるのに、
特別な国家資格がはありません。
(民間資格は多数あります。。。)
極論、「私はパーソナルトレーナーです。」
と宣言すれば、誰でもなれます。

だからこそ、パーソナルトレーナーが、
・日々進化する新しい理論を勉強する。
・対象(顧客)理解を深める。
・接遇(コミュニケーション)を学ぶ。
など、自己研鑽をすることは必須。

トレーニング指導者は、
顧客に対して、正しい情報を、
わかりやすく説明しなくてはいけませんからね。
また、顧客が何を望んでいるのか、
そして、それは妥当なのかも
客観的に判断が必要だと思います。
相手の目的と違ったサービスを
押し付けてもいけないし、
一方で、顧客も求めるものが
あまりにも現実的でない場合は
指摘をしなくてはいけません。

そして、顧客もパーソナルトレーナーを
判断する基準を持って欲しい。
主な判断基準は、以下の3つです。

① 保有資格(知識の証明)
民間資格にはなりますが、
業界で認知度/信頼度が
高い資格はあります。
パーソナルトレーナーの人が、
これらの資格を保有している場合、
”最低限の知識は有している”
と判断していいと思います。

主なものとして、
●NSCA認定資格
●JATI認定資格
●ACSM認定資格
●NESTA認定資格
●健康運動実践指導者
などです。
上記の資格を認定している団体は、
トレーニング指導者の中で、
認知度の高いものです。
認定資格を受験するためには、
・大学や養成校卒業
・事前研修の受講完了
などが要件としてあります。
最低限の知識を有していないと、
資格試験をパスすることができない。
また、ほとんどの団体が
資格を保持するために、
継続学習を課しています。
(資格ビジネスの側面もありますが。。。)
従って、セミナー参加などで、
ある程度、知識・情報をアップデートしていると言えます。
単純に自分の経験則だけを
押し付けるのではなく、
きちんとした科学的根拠、
裏付けがあると言えます。

上記の資格以外にも、
日本スポーツ協会認定資格や、
柔道整復師、理学療法士などの
医療系資格を有している
パーソナルトレーナーの方も
いらっしゃいます。
リハビリや治療などができる資格。
身体構造への理解という点では、
トレーニング指導者関連の
資格保有者よりも、
はるかに詳しい人たちです。
こういう資格を保有してることも、
信頼度が上がりますよね。

② 指導経験(得意分野の傾向)
トレーニング指導者には、
それぞれ得意分野があります。

●パワーリフティング/ボディビルダー系
●ボディメイク系
●ダイエット系
●機能改善/向上系
など。

また指導対象も同様です。
●アスリート
●高齢者
●子ども
●女性
など。

対象/目的によって、
行うトレーニング内容は変わります。
”なんでもできます!!”
は理想ですが、
過去に関わってきた対象によって、
得意分野は変わってきます。

トレーニング指導者には、
得意分野があり、そして、
基本となる型みたいなものを持ってます。
中には、そればかりを押し付ける
(それしかできない)
人がいるのも事実です。

自身の指導歴や実績を公表してる
トレーニング指導者はたくさんいます。
公表していないとしても、
「どんなお客が多いか?」
など質問すると傾向がわかるかなとは思います。

③ 話し方/指導方法(コミュニケーション能力)
最後に話し方や指導方法が
自分に合っているかどうか確かめます。

・表情や雰囲気。
・声のトーンや言葉使い。
・わかりやすい説明をしているか。
・疑問に答えてくれるか。
・根拠をきちんと明示しているか。
・何事に関してもメリット・デメリットをきちんと伝えているか。
・体力レベルやその日のコンディションを考慮してくれるか。
・ベストな選択を提示してくれているか。
など。
一言で言えば、
”信頼できるトレーナーかどうか”
ということです。

人対人なので、どうしても
相性のようなものは、やはりあります。。。
こればかりは、どうしようもないのかなと。

だからこそ、複数施設を周り、
複数のトレーニング指導者と会ってみる。
無料カウンセリングや
体験レッスンを準備している
施設やパーソナルトレーナーは多くいます。

保有資格や経歴を聞いてみる。
その人の得意分野と、
自分の目的が合致しているのか確かめる。
会話の中で、受け答えがしっくりくるか確かめる。

この辺がクリアなら、
有意義な時間が過ごせるし、
余計な事故や健康被害のリスクは
減らせると思います。

トレーニング指導者自身がスキルアップするのは当たり前。
そして、指導を受けることを考えてる人は、
自分に合った指導者を見つけてください。

納得できる人からの指導の方が、
結果もついてくると思います。


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