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青雁皮

アオガンピと読む。
いにしえの昔から、紙の原料として使われてきた在来の植物。

簡単に紙が手に入る現在、アオガンピを使って紙を漉いたりはしない。そもそも今じゃ、わざわざ漉いたり紙などは、超高級な紙でしかない。

それゆえに植物としてのアオガンピは、役目を失い、ないがしろにされている。
つまり、アオガンピを見かけることが少なくなっている。

訳あって探してみると、これがなかなか見つからない。そもそもそんなに植物について、詳しい訳でもってないので、紆余曲折を経て、ようやくありそうな場所を探し当てた。

海ぎわの岩場にわずかにあったアオガンピ

現地であたりをつけてうろつき、ようやく探し出した。株はちいさく、どうやら岩場で釣りをする人に、邪魔物として刈られてしまったらしい。

その後、別の場所で群生とはいわないが、数株ほどアオガンピが生えている場所を発見。
花の季節は終わっていたが、小さな実が成っているのを見つけた。
根気よくさがせば、もっと見つかるかもしれない。そう思わせるアオガンピの植生であった。次は忘れずに花の季節に訪れることにしよう!

そしてたくさん繁っていることが判明するならば、アオガンピで紙を漉いてみたいぞ!

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