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2022年を10のNFT関連トピックで振り返る

年の瀬です。その一年を振り返った時、その人にとって何が重大トピックだったかは大きく異なり、故にその人の志向が垣間見れるので振り返りニュースや記事は常に好きです。当の自分は発信者でもなかったので今まであまりそういう事をしてきませんでしたが、今年は腰を上げて、ぱっと頭に思い浮かんだ出来事をピックアップして端的にまとめてみました。

STEPN

健康ロングという強力なユーティリティでX2Eを非ポンジと昇華しブームを生み出した一方で、サステイナブルなTokenomicsが如何に難しいかを業界に例示した歴史に残るプロジェクト。その後もあらゆるX2Eは生まれ続けているものの、徐々にサステイナブルなX2Eは不可能という共通認識へ。

ApeCoinのエアドロ

噂は本当だった。BAYC・MAYCホルダーにエアドロされたApeCoinは同時にあらゆるCEXでも同時上場され界隈を驚かせた。トークンはYuga Labsから切り離されたDAOで運営され、Merchの購入やOtherdeedの購入でも使わるように。12月からは遂にステーキングも開始されてるけど、今後の主な利用はOthresideの経済圏となるのだろうか。価格は期待せずに追いかけていきたいところです。

NFTfiの台頭

単なるユーザー同士のマッチングのプラットフォームから、担保NFTを元にすぐにトークンを借りれるもの、反対にNFTをローンで購入できるものまで様々なサービスが誕生。また、NFTマーケットプレイスの機能としても組み込まれ始めつつある。しかし、市場のボラタリティの煽りを食らって担保NFTが精算されてしまった人も続出した事もあり、期待の領域だけど浸透していくにはトラウマと共にまだまだ時間がかかりそう。

選択性Royality

クリエイターのRoyalityをゼロに出来るSudoswapが7月に登場して以来、多くのマーケットプレイスが打倒OSで安易にシェアを求めて追従。一方で王者のOSはRoyality保護の新スマートコントラクトの発表とブラックリストで対抗。その結果、右往左往するマーケットプレイスも。BlurはRoyality選択式のままシェアを奪い続けるのか?その鍵は有名プロジェクトの今後の対策にありそうです。来年前半も引き続き大きな話題となること間違いなし。

CNP経済圏の誕生

イケハヤ氏の強力なコミットメントとプロモーションで冬の相場でも着実とフロアを切り上げていったCNP。その成功例を活かした更なる派生プロジェクトの展開やふるさと納税の取り組みなど経済圏は着々と拡大をみせており、今のところ他の国産プロジェクトとは一線を画した存在と言える。ビジネスとしての強かさは他のプロジェクトも大いに学ぶ所があるように思う。

NFT Art TokyoとIRLイベント

市況は悪くてもこの異様な熱狂は何だ!?という衝撃を受けたNAT。NFTとIRLイベントの相性の良さはNFT NYCで世界中の誰もが認識した通り。しかしNFT NYCは特別だと思われていた。それが冬の相場入りして海外の有名プロジェクトのサイドイベントがなくても熱狂を生めることを国内に指し示した。その後、追随するように様々なイベントは開かれていき、中には怪しい勧誘イベントも出現してIRLでもリテラシーが問われる展開に。

F2O

展開するNFTは全てフリーミント。大型の資金調達と今までの華々しいゲームでの実績を引っ提げてGabriel LeydonがNFT界に殴り込み、F2Oを提唱。2月にはスーパーボウルCMという度肝を抜くアプローチだが、実際にゲームはいつ出てくるの?徐々に出てきた他のF2Oコンセプトのゲームも成功するの?移り変わりの激しい業界で2023年の展開に注目。

RTFKT AR Hoodieにみるフィジタルの時代到来

NIKEとのタッグで実現したRTFKTのフィジタルの世界。NFTを購入した人は実際のパーカーを入手する事ができ、実物のNFCタグを通してスマホで保有NFTとリンクさせる事が出来る。またARフィルターを通じた新たなファッション表現が公式からもコミュニティ側からも次々に生まれ始めている。そしてNIKE公式も、.SWOOSHブランドで遂に本格参戦。

Redditという大波

OSのアカウントが320万という中で、Web2ソーシャルメディアプラットフォームが本気を出せば一瞬で400万アカウントという衝撃。Web3ソーシャルメディアも生まれてきているけど、結局はWeb2ソーシャルメディアのWeb3化の方が強い・早いのでは?という見方も。その答えは技術ありきというよりは、これからのZ世代やα世代をどう囲えるか、そこでシェアをとったソーシャルメディアがどうWeb3化されていくかがKeyだと個人的には思ったり。

DeGodsの移行

FTX事件が引き金となってSolanaチェーンの今後が危ぶまれる中、NFTの雄DeGodsがETHチェーンへのブリッジを発表。ブリッジはほぼ移行を意味していると推察。残ってほしければ$5milよこせとSolana財団を揺すったという噂も出ており、色々とお騒がせなプロジェクトでもある。今後も移行方法や移行後の人気も含めて注目です。


以上、ざざざっと2022年にあったNFT関連トピックを10つ抽出してみました。上に挙げたトピックはほぼほぼ今後も注目されていくトピックでもあるので、2023年も楽しみでなりません。また、ここでは取り上げなかったけど技術トレンドではAIがあったり、防犯も含めたスマコンの進化や、コレクティブNFT以外の領域での拡がりなど色々あるかと思います。皆さんも2022年の印象に残ったトピックは何だったのか、考えてみるのも面白いかも知れません。

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