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  『龍龍杯2023秋』を振り返る

○予選C卓(レジェント卓)


まず本気で勝ち上がる(2着以内に入る)ための作戦を考えることから開始【死神】【マムシ】【アトミック】の異名を持つレジェンドは無策で勝てる相手ではない

前回と異なり自分以外の同卓者は全員プロで雀風は分かる
ここで私が強く思い出したのは去年の天翔位決定戦である

 対局者 菅原直哉・皆川直毅・波奈美里・菊田政俊

この対局で、解説の藤崎pは波奈pの打ち方について
「本来手数が持ち味だが他3人が面前派なので合わせてきた」
と分析していた

4人で打つ麻雀において卓内の少数派はかなり不利である
それはアマチュアの私でも何度も感じたことがあった

今回のC卓はそのままでいくと「重厚打ち3人」vs「フッ軽1人」と
自分が少数派となる可能性が高かった
その状況を避けるため、
あえて【副露率5割超】の情報を出して自分の雀風に巻き込む作戦を立てた
考え方が波奈pと逆なのは、多分私がより自己中だからであろう
そもそも格上の相手の雀風に合わせることはメリットが少ない
波奈pの作戦は同格だからこそ成立するものである

森山会長が基本的に鳴きが嫌いなことは重々承知していた
ある意味、喧嘩を売っている状況だったかもしれない
広い視点で見て作戦の方向性が合っていたか今でも確信は無いが
それでも私にとってはその作戦しかなかったと思っている

試合前の自己紹介で副露の話題を振り、
放送席にも龍龍の成績データを渡していた
ちなみに成績データは前回(龍龍杯2023夏)の際にも持参していたが、
前回は最終的に私の雀風が不明の方が有利と判断して出さなかった

実際の対局は、私の想像以上に副露が多くなったと感じています
局によっては放送席から「空中戦」との言葉がでていました
格上の3人がアマチュアである私の得意という麻雀に
あえて付き合ってくれたのだと思ってます
私自身が副露で上がった局は無く、その点に突っ込みもありましたが
ある程度望んだ展開になったことで2着を死守できたことは
間違いなく1つの成果かと


○準決勝


《前段》
プレイヤー解説に森山会長が入りました。
実況・解説の2人にも緊張感が漂います。
正直私が会長から一番厳しいことを言われたと思いますが、
それは実際の打牌の内容によるところが大きく、
全体的には伊藤優孝pは別格として、猿川pともう1人の
ユーザーさんにも同様に辛口の解説をされていたと思います。

 
《内容》
この試合に関しては、東4局・猿川pの親役満に触れれば十分かと
前局(東3局)、親満テンパイを猿川pに交わされた私。
実際には山に上がれる牌は残っていませんでしたが、
その事実はこの時点では分かりません。先行リーチ2回も不発でした。
流れが悪いと感じ、トップ条件の中で焦りもありました。
トップ目の猿川pにさらに加点されると展開が厳しいため、
ここでの私の最大の目標は「猿川pの親番を流すこと」でした。

副露率50%の私でも鳴きに一定の縛りはあります。
軽く上がりを目指すにしても親のツモ番を増やすのは当然よく無いので、
配牌の時点で下家の猿川p・対面の伊藤pから鳴くのは「中」だけと
決めていました。

この局の一番の想定外は猿川pの動きでした。
普段のMリーグやこの日の予選B卓を見ていても
誰かが副露すれば必ず動くと思っていました。
しかしなぜかこの局だけ動く気配がありません。
特に終盤の伊藤pの9sも鳴かなかったのは後から確認しても理由が不明。
少なくともこの局だけは面前でいくと決めていた感じがします。

私視点では猿川pの捨て牌は字牌→数牌で
そこまで特殊系にも見えませんでした。
ただツモ切りが多く
「早い段階でチートイテンパイ・ドラ待ちか」との想定もありました。
上がりを目指すなら早々に切りたかった「南」が切れず、
ほぼ心中という状況になります。


《最大の悪手》
私としてこの局の最大のミスは4sチーだったと思います。
 ・途中から上がりは厳しいと感じていた
 ・周りから見てトイトイもなくなり押しやすくなる
どう考えても焦り過ぎたとしか言いようがありません。

   【良い鳴きは有効牌を積もる流れとなり
        悪い鳴きは他家に有効牌が流れる】

赤5sが流れて猿川さんの暗刻になった結果からもそう感じます。

さらに森山会長から酷評された「668s南發」からの8s切り
正直8sを残していてもツモ1pの段階でおりて上がりは無かった
と思います。※1pはワンチャンスも伊藤pにも超危険
それでも中途半端だったなーという感じです。
せめて6s切りで猿川さんの立直後に現物の7sは鳴けるように
しておくべきだったかと

チャット欄に「一般人2人が猿川さんに役満上がられて嬉しそう」
とのコメントがありました。
私自身は下手に打って上がられたとの認識からの苦笑です💦
もう1人のユーザーさんも「鳴いて海底ずらしておけばよかった」
とか思ってたんじゃないかと思います。
そうです。親役満の責任は同卓した全員にあります!
※最重要容疑者の責任転換言い訳です(/・ω・)/

○まとめ

森山会長と同卓して、さらに解説で怒られたアマチュアは
他にいないと思うで、良い経験になりました!
C卓→準決勝の連戦が想像以上にハードで、終わってからベルバードの
BARで飲むつもりだったけど、疲れ切ってそのままホテルに帰りました。

競技麻雀の好きなアマチュア雀士として、
最近一番こだわっているのは「自分らしい麻雀を打つこと」です。
そして、その根本にあるのは「自分らしく生きる」ことです。

渡辺美里は『悲しいね』というタイトルの曲で
「一番の勇気はいつの日も、自分らしく素直に生きること」
とその難しさを歌っています。

このNoteを書きながら
今後も難しいことに挑戦していくんだろうな~と再認識した@たくでした。   

                               完


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