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【ラグビーW杯】いよいよ決戦。ラグビー観戦本担当編集の想い。

いよいよ今週日曜日、ラグビー日本代表はワールドカップ史上初の決勝トーナメント進出をかけスコットランドと激突します。

↑勝敗以外にも、先週触れたボーナスポイントの戦い、さらに近づく台風の影響もあり(試合中止の可能性も)、どんな結末が待ち受けているのか…。いまは正直想像がまるでつきません。

振り返れば今大会は「想像を越えること」の連続です。

日本代表がアイルランドに勝ったこと。

これまでラグビーに見向きもしなかった人を振り向かせたこと。

街を歩くイマドキの大学生カップルが「ねえねえ日本代表ヤバくない?」と話していたり。

あれだけ息子のラグビーの試合には興味がなかったわが母が、熱狂的日本代表サポーターになっていたり。

TV視聴率がサクッと30%を越えていたり。

「想像を越えた」ということでは、その本もそうです。↓

まさか、こうして日の目を見て、書店のラグビー本コーナーに並べていただけるとは。(Kindle版も10日リリースしました)

実はこの本、いろいろな紆余曲折がありました。

もともとは、BEST T!MESというウェブマガジンの連載から始まりました。

これまで何度もラグビー企画を社内で打診しては、「パイが狭すぎる」「野球やサッカーはともかくラグビーはマイナーすぎる」とNGを喰らう。の繰り返しでした。

しかしそこはへこたれません。さすがに自国開催のW杯は盛り上がるだろうし、ルールを知らないからこそ「観戦術」は気になるのでは…ということで、まずはウェブ連載で大西さんにオファーを出したのでした。

連載は昨年の11月にスタート。始めてみるとFBのシェアが1800近く記事もあり、手応えをつかみました。「よし、このままW杯直前まで記事をコンスタントに更新していって、8月ぐらいに書籍化したいな」そんな皮算用だったのですが、連載は5月でストップしてしまいます。

なぜかと言えば編集担当であるぼくが個人的事情で退職を決めてしまったから。

結果、著者の大西さんを2ヶ月近く待たせてしまう空白期間が生まれてしまいました。連載も未完のまま。「もう書籍化は厳しいかな…」そんなあきらめの気持ちも正直に言えばありました。

7月、このnoteを運営しているワニブックスへの転職が晴れて決まります。幸いにも社内のGOをいただくことができましたが、その時点で校了までわずか2ヶ月しかありません。

そこから突貫工事で新規取材をし、原稿をまとめ、上司のサポートを得て、なんとか9月12日。ワールドカップの開幕前の刊行にこぎつけることができました。最後のあとがきを校了したときに思ったことは「あれっ本当に間に合っちゃったの?」。

ここ数ヶ月は自分の仕事もラグビーの活躍も、どこかフワフワとした感じで現実感がありません。でもこれが「熱狂」ということなのかも。熱狂よ、まだまだ続け!

※本マガジンは毎週金曜日更新予定です

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