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中国は今。西洋コロナ医薬を求めている。

中国は漢方のコロナ医薬を信じていないのか、西洋コロナ医薬の入手で躍起になっている。
中国政府のCOVID急増に対する作戦で、漢方薬「連花清瘟」の配布を開始したが、国民反発しているため、安い西洋コロナ医薬を探している。


アジア経済ニュースNNA ASIAは2022年12月26日に、塩野義製薬は2022年12月23日に、新型コロナウイルス感染症の治療薬ゾコーバについて、上海市の中国医薬品大手の上海医薬集団と中国での輸入・流通契約を締結したと発表した。中国での承認申請に向け、既に中国国家薬品監督管理局に資料を提出した。

中国保険大手の中国平安人寿保険との合弁である平安塩野義が、上海医薬の医薬品流通子会社、上薬控股と契約を交わした。中国での承認取得後、上薬控股がゾコーバの独占的な中国国内への輸入と医薬品卸への販売を担う。

ここで注意すべきは、コロナ・ワクチンを世界で最初に開発したドイツのビオンテック(BionTech)のワクチン専売権で中国の製薬会社が、台湾も含めて取得したため、台湾がビオンテックのワクチンが入手不可能になったことで、大問題になった。
ビオンテックは、私が在籍していたマインツの大学の後輩の会社で、わたしが飛んでいって説得しようか?と聞いたが、なんとなく解決できたようだ。

西洋人は、台湾と中国が小競り合いしていることをあまり知らない。

平安塩野義と上海医薬は今回の契約締結に伴い、新薬の輸入や中国国内での流通・製造、ジェネリック医薬品の販売ネットワークの拡大といった協業を今後検討することでも合意した。

また、日本経済新聞は2023年01月07日に、ロイター通信からの情報として、米国のファイザーの新型コロナウイルスの抗ウイルス薬「パクスロビド」をジェネリック(後発薬)として国内で製造・販売する権利を取得するため、2022年12月ごろから同社と交渉していることがわかったと2023年01月07日に報じたと伝えている。

ロイターによると、中国政府とファイザーの交渉は1月下旬の春節(旧正月)までに契約条件を固める方向という。

市民が解熱剤などを競って買い求め、「パクスロビド」も極度に高騰していた。

しかし、ロイター通信は2023年01月09日に、米国のファイザーのCEOが中国と協議していないとと言ったとTwitterで報告した。
米国のファイザーのCEOアルバート・ブーラは2023年01月09日に、新型コロナウイルス治療薬「パクスロビド」のジェネリック(後発薬)のライセンス供与について中国当局と協議していないと述べた。ただ、価格については協議しているという。

ロイターによる2023年01月06日の報道について、CEOアルバート・ブーラはJPモルガン・ヘルスケア・カンファレンスで「われわれは協議していない。中国におけるパクスロビド生産で既に合意に達している。われわれのためにパクスロビドを生産する地元のパートナーがおり、それを中国市場で販売する」と述べた。

中国らしい。
薗田元外務大臣が、中国から持ち帰った合意書の内容が、中国の合意書と、日本が持ち帰った合意書で内容が違っていたことがあり、大問題になったら、その場で確認しない日本が悪いと言い出したことがあった。

私は、びっくりしたことを思い出す。

2022-12-25---COVID急増で、中国政府による漢方薬「連花清瘟」の配布に、国民反発。
2022-12-24---中国、コロナ感染、コロナ死亡者急拡大!多くが日本に逃げ出した。
2022-12-21---中国は、新型コロナを風邪か感冒する気だ。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB073N30X00C23A1000000/?n_cid=NMAIL007_20230108_A
https://www.nna.jp/news/2457380?media=bn&country=cny&type=4&free=1


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