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愛知県警の心理作戦、盗難被害が約8割減少。

毎日新聞は2023年05月13日に、人に行動を強制するのではなく、ついやりたくなるように仕向ける「仕掛学」として、愛知県警が心理作戦の手法を使った実証実験を実施したところ、自転車の盗難被害が約8割減少したと報告した。

県警は広く活用して盗難対策の切り札としたい考えだという。

この実証実験は2023年01~03月、盗難被害が多発していた駅前や商業施設の計4カ所で実施され、自転車のハンドルに延べ1200枚以上のタグを取り付けた。

これらの駐輪場では2022年10~12月に計31件の盗難があった。

実験期間中は6件に減少。2カ所では被害ゼロに抑えられた。

黄色いタグには「盗難追跡対象」「盗難防止検証中」などと書かれており、「めくる」の文字も。裏返すとおみくじになっていて「小吉 施錠すれば大吉」と運勢占いが現れる。タグのデザインを考案した県警生活安全総務課の中川元宏課長補佐(48)は「盗もうとしている人物には『誰かに見られているのでは』と、所有者には『施錠しなければ』と思わせる仕掛けになっている」と話す。

中川課長補佐が「仕掛学」を知ったのは、生活安全課長を務めていた常滑署管内の大型スーパーで万引きが相次ぎ、頭を悩ませていたとき。テレビで見たのが大阪大学大学院の松村真宏(Hironao Matsumura)教授が提唱する「仕掛学」だった。

すぐに導入し、万引き被害が多いスーパーで2020年10月から5カ月間、防犯カメラの存在を意識させる「防カメピント調整」と書かれた紙を床に貼ったり、「万引き防止実験」と書かれたカードを商品棚に掲示したりした。

その結果、半年間の被害金額は前年同期に比べて約3割減少したという。

ただし、タグの場合、長期間取り付ければ次第に効果が薄れる可能性も懸念されるので、松村教授は「飽きられるのは仕方なく、毎年デザインを変えるなどする必要がある」と話す。

松村教授は「仕掛学」というが、心理作戦の一部で、広告業界で、事例は幅広く、洗脳にも利用されている。

欧米では、犯罪心理学の一部で、その分野では、膨大な事例があり、中には騙されないようにする心理学も出版され、詐欺師も利用している。

Web広告には、それを利用した犯罪行為も多く見つかる。

松村教授が紹介しているローマの観光名所「真実の口」を模し、口の中に手を入れるとアルコール消毒できる機器は、そのほかにもヨーロッパで中世から、このような3Dが多く登場している。

居もしない天使を登場さえたり、太陽光を神の降臨などというのもその一環である。

宗教学では、膨大な心理作戦の宝庫である。私は昔、宗教の詐欺だと言ったこともある。

しかし、COVID-19で、テレビに向かって紙や標語を振り回して、現場にも行かない小池百合子都知事より、マシかもしれないと思っていた。
あんなことで、テレビ界が生んだ魔女が、COVID-19を鎮静化できるのであれば、ローマ法王はワクチンを必要としなかったことだろう。

小池百合子都知事の真理は、テレビに出ていれば、次期知事選で当選できるという安易なものである。

https://mainichi.jp/articles/20230512/k00/00m/040/092000c

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