見出し画像

ドイツで、反ユダヤ主義者の犯罪が大量に発生。

ドイツのインフォグラフィクスを紹介しているハンブルク(Stadt Hamburg)にあるStatista GmbHのデータ・ジャーナリスト(data Journalist) のマティアス・ブラント(Mathias Brandt)の報告として、レネ・ボックシュ(René Bocksch)の報告と共に2022年09月05日に、コロナが流行した最初の年。
すでに、BMI(Bundesinnenministerium/連邦内務省)は、ドイツにおける反ユダヤ犯罪の記録件数が大幅に増加したことを記録している。

その1年後、BMIは再び大幅な上昇を報告している。

https://time-az.com/main/detail/77650

Statistaのグラフを見ると、そのことがよくわかる。



SPDのナンシー・フェーザー連邦内務大臣(Bundesinnenministerin Nancy Faeser)は、「反ユダヤ主義的犯罪の件数がさらに29%という大幅な増加を示したことは、私を大いに悩ませている。」とコメントした。

「現在も反ユダヤ的な扇動や人間蔑視が蔓延していることは、わが国の恥である。」
過去20年間、犯罪件数はほぼ安定していたが、2018年以降、明確な上昇傾向が現れている。

反ユダヤ主義的な犯罪の大半は、右翼過激派の加害者が原因である。

また、「帰属しない」のカテゴリーでも明らかな増加が見られます。
この人たちも、おそらくコロナ対策反対デモの人たちだろう。

連邦大臣の声明もこの方向を指している。

「ヨーロッパのユダヤ人の大量虐殺が、自分に黄色い星をつける一部のコロナ否定派によって、いかに弄ばれてきたかは恥ずべきことだ。
「何度も何度も、ユダヤ人が犯人だと追求される。」

それは多分、日本も同じだろう。

関東大震災では、韓国人を攻撃した。

逃げ場がなくなると、人種差別が拡大する。

これは、多分世界中で起こったいる。

ドイツでは、反ユダヤ主義者だけではなく、トルコやギリシャを含む中央、東欧などからの季節労働者が攻撃されていることだろう。

極右やネオナチは、ウクライナで戦闘に参加しているので、少しガス抜きができているが、それがなければ、さらに攻撃は激しくなっていたことだろう。

マインツにいた時、時々トルコ人やギリシャ人の集まるビアホールに行っていたが、仲良くなるのに、時間を要した。

彼らも被害者意識で警戒していた。

悲しいことであった。

日本の政府やマスコミも、記事にしていないようだ。

ドイツでは、定期的に起こっているので、記事にし、Statistaでは取り上げている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?