欧米自動車大手ステランティス、台湾の鴻海精密工業と合弁。

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ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2021年05月19日に、欧米自動車大手FCA(Fiat Chrysler Automobiles/フィアット・クライスラー・オートモービルズ)とフランスのグループPSA(旧Peugeot Citroen Group/プジョー・シトロエン・グループ)が経営統合して誕生した「ステランティス(Stellantis)」は2021年05月18日に、EMS(Electronics Manufacturing Service/電子機器の受託製造サービス)世界最大手の鴻海精密工業(Foxconn Technology Group)と折半出資で、コネクテッドカー(つながる車)向け車載システムの開発を手掛ける新合弁会社を設立すると発表した。

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両社はこの日、新合弁会社の設立に向けた覚書を締結した。

新合弁会社の名称は、「モバイル・ドライブ(Mobile Drive_」。

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最先端の車載インフォテインメント(Infotainment/情報娯楽)システムやテレマティクス(Telematics)、クラウドサービスプラットフォーム(Cloud Services Platform)を開発し、「ステランティス」だけでなく、他の自動車メーカーにも供給することを狙う。

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「ステランティス」の最高経営責任者(CEO)カルロス・タバレス(Carlos Tavares)は、「ソフトウエアは自動車業界にとっての戦略的な一手」であり、「コネクティビティー機能・サービスは電化技術と同様、自動車産業の次の一大変革となる」とコメント。新合弁を通じてこの分野をリードする意欲を示している。

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ステランティスは2021年01月に欧米自動車大手FCAとフランスのグループPSAが経営統合して誕生。

FCAは2020年01月04日の、鴻海とEVやコネクテッドカーの開発を手掛ける合弁会社の設立に向けた協議を開始していた。
また2020年06月15日には、傘下の高級車ブランド「アルファロメオ」のEV開発で同社と提携している。

2020年12月14日にには、鴻海と国巨が、大規模調達計画を始動している。

鴻海では、下準備が着実に進んでいた。

トヨタ、フォルクスワーゲンに負けない組織は着実に組み立てられていた。

眼中に、テスラはすでになかった。

Appie Carの登場は、多くの分野に影響を与える。

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