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イギリスの裁判所、WikiLeaksのアサンジを米国への引き渡しに対するの上告審を審理。

France24は2024年02月20日に、AFPからの情報としてWikiLeaks創設者ジュリアン・アサンジ(Julian Assange)の支持者らは火曜日、軍事・外交機密ファイルの公開を巡る裁判に向けた米国への引き渡しに対する同氏の最終控訴を審問するロンドン法廷の外で結集した。

米国が守りきれなかった漏洩した軍事・外交機密ファイルを公開したとして、何が犯罪なのだろう。

米国のセキュリティ管理問題であって、その恥部を公開した人を罰すると言う民主主義の国イギリスの裁判所の判断が、非常に興味深い。

罰すべきは、守りきれなかった漏洩した軍事・外交機密ファイルの管理者である。

馬鹿げた裁判である。

2日間の訴訟に先立って到着したアサンジの妻ステラ(Assange's wife Stella)は、群衆に感謝し、「ジュリアンが釈放されるまで、これからも姿を現し続けて、ジュリアンと私たちのためにそこにいてください。」と述べた。

ロンドン高等法院の外にいた群衆は「ジュリアン・アサンジを解放せよ」と叫んだ。

WikiLeaksが2010年に米国主導のイラクとアフガニスタン戦争に関するファイルを公開したことを巡り、2018年から2020年にかけて同国で複数回起訴された後、米国政府は52歳のオーストラリア人の引き渡しを求めている。

ステラ・アサンジ(Stella Assange)は、「これから大事な2日が待っている。何が起こるか分からないが、世界が注目しているので皆さんはここにいる。」と付け加えた。

「彼らはこのまま逃げることはできません。ジュリアンは自由を必要としていますし、私たち全員が真実を必要としています。」と彼女は語った。

アサンジが近年相次いだ判決で敗訴したことを受け、イギリスの法廷で長く続いた法廷闘争は現在、終結に近づいている。

火曜日午前10時30分(グリニッジ標準時10時30分)に開始予定の今週の上告審が成功すれば、同氏はロンドンの裁判所で再度弁論する機会が得られ、公聴会の日程も設定されることになる。

アサンジが敗訴した場合、アサンジはイギリスでの控訴をすべて終え、米国への引き渡し手続きに入るが、同氏のチームはヨーロッパの裁判所に控訴する意向を示している。

ステラ・アサンジは、必要に応じて欧州人権裁判所(European Court of Human Rights)に引き渡しの一時停止を要請すると述べ、米国に送られれば死ぬと警告した。

ステラ・アサンジは2024年02月19日月曜日、BBCラジオで「彼が生きるか死ぬかは、明日と明後日で決まるだろう。彼は肉体的にも精神的にも明らかに非常に困難な状況にある。」と語った。

ジョー・バイデン米大統領(US President Joe Biden)は、前任者のドナルド・トランプ政権下でバージニア州連邦裁判所に提出(federal court in Virginia, which was filed under his predecessor Donald Trump)されたアサンジ被告の18件の起訴を取り下げるよう国内外から継続的な圧力にさらされている。

大手メディア組織(Major media organisations)、報道の自由の擁護者(press freedom advocates)、オーストラリア議会( the Australian parliament)などは、機密情報の公開に関してこれまで一度も適用されたことのない1917年のスパイ法(the 1917 Espionage Act)に基づく訴追を非難している。

「いい加減にしろ(Enough is enough)」

しかし米国政府は、アサンジらウィキリークスの関係者が米国史上「最大規模の機密情報漏洩の一つ(one of the largest compromises of classified information)」を行うためにハッカーを募り、協力したと主張するこの訴訟を維持している。

2019年4月からロンドン南東部の厳重警備のベルマーシュ刑務所(high-security Belmarsh Prison in southeast London)に拘留されていたアサンジは、ロンドンのエクアドル大使館に7年間立てこもった後に逮捕された。

彼はスウェーデンへの引き渡しを避けるためにそこに逃亡したが、そこで性的暴行の告発に直面したが、後に取り下げられた。

高等法院は同氏の引き渡しを差し止めていたが、米国が同氏を最も過酷な刑務所「ADXフローレンス(ADX Florence)」に投獄しないと確約したことを受け、2021年に控訴審で判決を取り消した。

また、「特別行政措置(Special Administrative Measures)」として知られる厳しい制度をアサンジに適用しないことも約束した。

2022年03月、英国最高裁判所(UK's Supreme Court)は、アサンジが「法律上の議論の余地を提起」できなかったとして、上訴の許可を拒否した。

数カ月後、プリティ・パテル元内務大臣(ex-interior minister Priti Patel formally)は正式に身柄引き渡しに署名したが、アサンジは現在、その決定と2021年の控訴判決を検討する許可を求めている。

米国で有罪判決を受けた場合、最高で懲役175年の刑が言い渡される可能性がある。

ウィキリークス編集長のクリスティン・フラフンソン(Kristinn Hrafnsson, WikiLeaks' editor-in-chief)は先週記者団に対し、米国の約束に含まれる警告は「紙面に書かれている価値がない」ことを意味すると語った。

同じ日、オーストラリアのアンソニー・アルバニーズ首相(Australia's Prime Minister Anthony Albanese)は、「もう十分だ(Enough is enough)」と述べ、長年にわたるアサンジの法的追及を非難した。

同国の議会が同氏の訴追中止を求める動議を可決したことを受けてのことだった。

アサンジとその妻は、事件を担当した際に知り合った弁護士で、二人の子供がいる。

ロシアの反体制派の人物でクレムリンを率直に批判していたアレクセイ・ナワリヌイ(Alexey Navalny )がウラジーミル・プーチン大統領の強制労働収容所(President Vladimir Putin's labor camps)で死亡したが、米国はウラジーミル・プーチン大統領を非難しているが、誰も明らかな死因を知らない。

これでアサンジが死んだら、イギリスの首相、最高裁判所の判事、米国大統領は、どう釈明するのだろう。
精神的な威圧による確実な殺人にである。

2024年02月20日---ジョー・バイデン大統領、敗戦宣言とも取れる発言をした。
2023年06月09日---ジュリアン・アサンジ、最新の法的上訴に敗訴、米国への引き渡し?
2019年04月11日---アサンジ容疑者逮捕!
2011年02月02日---ノルウェーの委員会は、ジュリアン・アサージをノーベル平和賞にノミネート!
2010年12月15日---TIMEのPerson of Yearは2010年12月07日に、候補でWikiLeaksのアッサージがダントツのトップであったが、10位のFacebook創設者でCEOのマーク・ツッカーベルグ(Mark Zuckerberg)を選んだ
2010年12月06日---WikiLeaksのアッサージは、イギリスの警察に出頭する?!
2016年02月05日---国連機関、ジュリアン・アサンジの拘束は「恣意的」と判断!
2016年02月04日---アサンジ容疑者、国連の判断次第で「イギリス当局へ出頭。」
2015年08月13日---スウェーデン検察当局、WikiLeaksのジュリアン・アサンジの容疑2件時効。
2014年11月20日---ジュリアン・アサンジの尋問で、スウェーデン法廷は保証を支持。
2014年08月18日---WikiLeaksのジュリアン・アサンジは、「近く大使館を出る」と言った。
2014年08月16日---イギリスのエクアドル大使館襲撃、ジュリアン・アサンジ阻止計画。
2014年07月16日---ジュリアン・アサンジのセックス事件。
2014年07月07日---Democracy Now!は、ロンドンのアサンジに合いに、大使館へ侵入。
2014年06月19日---Wikileaks創立者、「家族の安全性の恐れ」を告白。
2013年09月06日---アサンジが「Fifth Estate」を好きではないだろう。
2013年09月03日---Wikileaks創立者ジュリアン・アサンジは、雨乞いダンス審査員。
2011年08月29日---ソースの保護編集しないで偶発的に放出された米国ケーブル。
2011年08月23日---元WikiLeaksスポークスマンは、未発表文献廃棄を認めた。
2010年12月09日---ロシアの公務員、WikiLeaksのジュリアン・アサージはノーベル賞!
2010年12月08日---WikiLeaksで、次に、何が起こるか?
2010年12月07日---「TIME's 2010 Person of the Year」候補でWikiLeaksのアッサージがトップ!
2010年12月07日---Wikileaksの創設者ジュリアン・アサンジをロンドンで逮捕。
2010年12月06日---WikiLeaksのアッサージは、イギリスの警察に出頭する?!
2010年12月01日---インターポールが、Wikileaksのアッサージに「Red Notice」を発行!
2010年11月30日---米国は、WikiLeaksを起訴するために話し合っている!?
2010年11月28日---WikiLeaksは、米国ケーブルの秘密外交洪水を解き放った。
2010年11月07日---40カ国のジャーナリストがWikiLeaksのサポートに参加した。
2010年10月26日---WikiLeaks docsはオバマ政策の疑問を引き出す。
2010年10月23日---イラクの首相は、Wikileaks公開のタイミングを非難!
2010年09月01日---Wikileaks創設者のレイプ事件、再調査を開始!
2010年08月21日---WikiLeaksの創設者ジュリアン・アサンジ(Julian Assange)
2010年08月07日---WikiLeaksは、さらに新しいドキュメントを公開すると言った!
2010年06月16日---WikiLeaksが、米国の致命的なアフガンの攻撃のビデオを公開する。
2010年04月22日---CIA査問テープはなぜ破壊されたか?そのテープに何が映っていたか?
2010年04月11日---米国とイギリスの警察、CIAなどからの攻撃が現実化!
2010年04月05日---イラクで米軍ヘリコプターが民間人を殺すビデオを公開!
2010年02月12日---「ジャーナリズム港(journalism haven)」を提案。

ロンドン南東部の厳重警備のベルマーシュ刑務所(high-security Belmarsh Prison in southeast London)の緯度、経度。
51°29'48.7"N 0°05'33.7"E
または、
51.496864, 0.092683

https://www.france24.com/en/europe/20240220-uk-court-to-hear-wikileaks-assange-final-appeal-to-stop-extradition-to-us
https://www.france24.com/en/tag/julian-assange/
https://www.france24.com/en/tag/wikileaks/
https://www.bbc.co.uk/news/live/uk-68344106

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