日立製車両の復旧計画で合意!鉄道各社、順次サービス再開。

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ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2021年05月13日に、イギリスの都市間高速鉄道で日立製作所製の車両「クラス800(Hitachi Class 800)」に亀裂が見つかった問題を巡り、同社と鉄道運行各社、政府は同車両のサービス復帰計画で合意した。イギリスの鉄道業界団体RDG(Rail Delivery Group/レール・デリバリー・グループ)が2021年05月13日に発表したと報告した。

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この計画には、車両を再導入する際の基準や、専門家チームによる検査の手順などを含む。
併せて、長期的な安全運行に向けた事前修理計画も策定されている。

https://time-az.com/main/detail/74410

BBC Newsによると、「クラス800」の亀裂が生じたのは、車両の点検などで車体を持ち上げて台車から切り離す際に使用される吊り上げ板で、旅客運輸ではなく車両の保守に用いられる部分であった。

アストラゼネカ(AstraZeneca)のワクチンで起こった血栓問題より、容易に解決できた。

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このため、規制当局がサービスに復帰させても安全と判断した。

同車両を巡っては、2021年05月08日に亀裂が発見されたことを受け、GWR(Great Western Railway/グレートウエスタン鉄道)やLNER(London North Eastern Railway/ロンドン・ノース・イースタン・レールウェイ)が運営する全路線などが一時運行を停止した。

日立は、これらの路線で使用されている車両の調査を実施し、一部車両の亀裂を特定していた。

Hitachi RailのCEOアンドリュー・バー(Andrew Barr)はBBCの取材に応じ、混乱を招いたことを謝罪し、「月曜日の朝の運行に向けて、今後数日間で、より多くの列車が運行できるようになるでしょう。」と述べた。

RDGによると、その後、イングランド北部とスコットランドを結ぶトランスペナイン・エクスプレス(TransPennine Express)スコットレール(ScotRail)、ロンドンとイングランド北東部ハル(Hull)を結ぶファースト・ハル・トレインズ(First Hull Trains)は、全路線のサービスを再開。
GWRとLNERもサービスの正常化に向け列車の復帰を進めているが、復旧状況は路線により異なるとしている。

The Hitachi Class 800 train
*The Class 800 is electric - but almost half have a diesel engine enabling them to operate on lines that have not been electrified
*Formal orders for the trains were made in 2012 and 2013 at a cost of around £5.7bn for a 27.5 year programme, including maintenance
*The Class 800 began regular service for Great Western Railway in October 2017 - but an embarrassing start saw air conditioning units leak on to passengers on the first Class 800 journey from London to Bristol
*In May 2019, they began service on the East Coast Main Line, with operator LNER branding the train Azuma - or "east" in Japanese
*They were hailed by operators as helping to increase capacity and reduce journey times
*The trains were assembled at Hitachi's plant in Newton Aycliffe in County Durham

2020-01-02---イギリス全土で、鉄道運賃が2.7%引き上げられた。
2019-11-28---日立の「ルマーダ」

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