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伝説の裏には、真実が隠されているかもしれない。

パイド・パイパー(The Pied Piper/笛吹き男)は、本当にあったこと?

米国のMedium Daily Digestでジョン・ウエルフォード(John Welford)は2022年06月16日に、

彼らは犬と戦い、猫を殺した。
揺りかごの中の赤ん坊に噛みつき、
チーズを桶から出して食べた。
料理人のお玉からスープをなめた。

ロバート・ブラウニング(Robert Browning)は、1842年に発表した叙事詩「ハーメルンの笛吹き男(The Pied Piper of Hamelin_」の中で、、謎の見知らぬ男がネズミの大発生から町を救い、催眠術で子供たちを従わせた後、再びやって来て同じ芸をするという出来事をこう表現している。しかし、本当のところはどうなのだろう。

https://time-az.com/main/detail/77111

多分、多くのところで真実だったのでしょう。

多くの本で、疫病について書かれている。

毎年06月26日は聖ヨハネ(St John)と聖パウロ(St Paul)の祝日で、ドイツのニーダーザクセン州にあるハーメルン(the German town of Hamelin in Lower Saxony/Deutsche Stadt Hameln in Niedersachsen)という町では、この日は誰も働かず、学校にも行かない日であった。1284年06月26日に、何が起こったのか誰もはっきりとは知らないが、130人の子供たちが消えたという記録は残っている。

確かなことは、ここに世界で最も有名なネズミ捕りの物語である「笛吹き男」の由来があるということだ。
笛吹き男の伝説は、ペストによる多くの子供たちの死を純粋に象徴しているという説がある。

中世の時代、ネズミと黒死病の関係を理解する人はいなかったが、感染したネズミの死とそれに続くペストによる人の死を観察していたのだろう。
しかし、ハーメルンでの実質的な一日だけの失踪については、実際に子供たちが連れ去られたとする説が有力である。しかし、その行き先はウォルト・ディズニーの「永遠の青春の地」ではなく、ドイツのトロッパン(Troppan)という町(現在のチェコ共和国/Czech Republic)であった。
当時のドイツの司教であったブルーノ(certain Bruno)という人が、10代の子供たちを誘って、新しい町を開拓するためについてきたのであろう。ねずみが登場するのは、16世紀になってからである。
他の類似の作品については、私のリストを参照してください。

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大阪の道頓堀には、猫より大きなネズミがいる。

ドイツのニーダーザクセン州にあるハーメルン(Deutsche Stadt Hameln in Niedersachsen)の緯度、経度。
52°06'15.1"N 9°21'41.8"E
または、
52.104203, 9.361600

チェコ共和国(Czech Republic)のトロッパン(Troppan)の緯度、経度。
49°56'26.4"N 17°53'41.3"E
または、
49.940661, 17.894800

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