アジア経済ニュースNNA ASIAは2023年06月22日に、カンボジアの新聞「プノンペン・ポスト(The Phnom Penh Post)」などが2023年06月20日に、NBK(National Bank of Cambodia/カンボジア国立銀行/中央銀行)のチア・セレイ副総裁(Chea Serey (Khmer: ជា សិរី [ciə serəj]), deputy director general at National Bank of Cambodia, Cambodian economist, Assistant Governor and the current Director General of the National Bank of Cambodia)は、デジタル通貨「バコン」(Bakong, Cambodia digital)を通じたベトナム、ラオスとの越境QRコード決済(cross-border QR (Quick Response) code payment system)を近く開始することを明らかにしたと報告した。

カンボジアは、デジタル・マネー時代に急速に接近し、複数のサービスが交錯している。

カンボジアでは現在も米ドルが多く利用されており、周辺国との電子決済拡大を通じて自国通貨リエルによる決済増も狙う。

チア・セレイ副総裁は、中部コンポントム州でのリエル復活43周年記念式典(43rd anniversary of the Riel revival celebrations in central Cambodia Kampong Thom province)で、「ラオス、ベトナムともリエル決済システムの接続を進めており、間もなく実現する。」と述べた。

「バコン」のアカウントを持っているカンボジア人旅行者がベトナム、ラオスを訪れた際、リエル建てで支払いができると説明した。その逆も可能で、相互に決済ができるようになる。

カンボジア中銀は2020年10月から「バコン」の本格運用を開始し、タイを訪れるカンボジア人旅行者が現地でQRコード決済を利用可能になったのに続き、今月からはタイ人旅行者がカンボジア国内約150万店の小売店でQRコード決済を使えるようになった。

2023年03月08日---カンボジアの電子通貨「Bakong」取引額、2022年下期は3.5倍。
2022年09月29日---カンボジアのデジタル通貨「バコン(Bakong)」ユーザー数が判明。

https://www.nna.jp/news/2533473
https://www.youtube.com/watch?v=EyR0DVjiIRk