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電通イージス系360i、「ads.txt限定」入札オプションを導入:全クライアントを対象に

ads.txtは、デジタル広告業界の不正防止の取り組みのひとつだ。パブリッシャーが導入を進めるなか、バイヤー側は、この制度の施行によって、リーチや価格の面で妥協を強いられるのではないかと懸念していた。こうした点について、あるエージェンシーは、「心配無用」だという判断を下した。

電通イージス系エージェンシーの360iは、全クライアントを対象に、Googleのデマンドサイドプラットフォーム(以下、DSP)を利用したプログラマティック入札において、ads.txtのみを購入可能とするオプションを導入した。同社のシニアバイスプレジデント兼プログラマティック責任者であるコリン・クレベノ氏によれば、この決定は、今年8月に少数のクライアントを対象にads.txtオンリーの入札オプションを試験導入した際、スケールの低下やCPMの上昇といった悪影響が見られなかったことを受けてのものだという。

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