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「わかりやすさ」と「サポート体制」も Shiter のメリット【WordPress 向け SaaS「Shifter」ユーザーインタビュー】

どうも、株式会社デジタルキューブ、広報室のタカバシです。

現在、デジタルキューブが提供しているサービスは主に3つありますが、今回は WordPress を静的に活用できるSaaS サービス「Shifter」についてご紹介します。

Shifter は、WordPress で作られたサイトを静的な HTML に変換し、ホスティングするクラウドサービスです。使い慣れた WordPress を使用しつつ、静的サイトを生成して公開するため、遅延・停止などといったソフトウェアやサーバー保守にかかる負担が無く、また更新時以外は WordPress を停止するので、セキュリティ面でも安心できるサービスとなっています。

その Shifter を長年ご利用いただいている株式会社ウフルの縫田さんにお話を伺いました。



7つのサイトを2週間で引き継いでもわかりやすい、使いやすい

縫田 雅也 様(株式会社ウフル Sales&Marketing Marketing UNIT)

━━ いつも Shifter をご利用いただき、ありがとうございます。株式会社ウフル様は「テクノロジーと自由な発想で、持続可能な社会を創る」を理念として掲げ、企業や社会のDX(デジタルトランスフォーメーション)とデータ活用を支援・推進していらっしゃいます。まずは縫田さんの役割について教えていただけますでしょうか?

現在、セールス&マーケティング、いわゆる営業部門があり、その中でマーケティング部門を担当しています。主に自社のデジタルマーケティング、リード創出・オポチュニティ創出の役割を担っており、複数のサイトを管理・運営しています。

━━ まずは Shifter を導入された経緯について教えてください。

実は、私は導入時の担当ではなく、むしろ前任者、さらにその前任者から引き継いでいるのですが、当時いろいろ比較した結果、一番わかりやすく、かつ運用しやすいというところで選定した、と聞いています。

弊社ではステージングを含めて7つのサイトを管理しているのですが、サイト数が多いことで管理が煩雑になってしまうこともあって、ひとつのサービスに集約できないかと考えました。

当時、「WordPress との親和性」や「静的ページをジェネレートする際の速度」といったチェック項目からいくつかサービスを比較してみた結果、機能面で可用性が高かったのが Shifter だったそうです。

株式会社ウフル 公式サイト

━━ 御社内で3代に渡って Shifter を引き継いでいただいていますが、社内での引き継ぎはどのようにされているんですか?

しっかりと引き継ぎができるように引き継ぎ表を作って、それをベースに引き継ぎ作業を行っています。しばらくは並行稼働にして一緒に運用を行い、実際に触って理解してもらう形です。それだけやればもう大丈夫、という感じで Shifter の引き継ぎはすごくスムーズにいっています。

現状、どうしても担当者の技術的な知識が不足しているところもあるんですが、Shifter のサポートがすごく充実してるので、何かあったらサポートに問い合わせていますし、比較的クイックに回答をもらって、場合によっては打ち合わせをさせていただいているので、引き継いだ後の運用も問題ありません。

━━ ステージングを含めて7つのサイトを管理しているということでしたが、並行稼働で引き継ぐのにどれくらいの期間がかかりましたか?

私が引き継いだのは、実質2週間くらいですね。サイトの公開作業に関しては指示書を見ながらできましたし、サイトの設定など見ながら基本情報の確認をして、あとは「何かあった時にはここを見る」といったエラーログの確認の仕方であったり、そういうベーシックなところを引き継ぎました。

わかりやすい版管理、慣れた環境でのダブルチェック

━━ 引き継いだものって、新機能を追加したいとか、稼働スピードを早くしたいとか、そういった要望よりは、とにかくそのまま何事もなくストレスなく動いてくれればいいぐらいの印象だとは思うんですが、実感としていかがですか?

そうですね。引き継いだ時からわかりやすいというか、運用しやすいと感じています。今でいうプログラムレスというか、コマンド叩いたりということは全然必要ないので、そういったところは非常に直感的に操作ができて楽ですね。管理画面でもサイトの状態がテキストだけではなくて、視覚的にもわかるようになっていますし、非常に運用しやすいです。

なので、引き継ぎをした時にも、何かしらスキルトランスファーが必要であるとか、「ここ運用上注意ね!」みたいな申し送り事項はさほどありませんでした。

強いて言えば「公開データをデプロイする時に WordPress が止まっちゃうので、他のユーザーと同時編集していると、先祖返りしたり、編集したものがなくなってしまうから注意」というようなことを共有したくらいでしょうか。

私はこれまでに CMS はいろいろ触ったことがありますし、実際に運用もしていたんですが、そういったものと比べても非常に楽というか、わかりやすくなっていると思います。

━━ おお、縫田さんは元々、CMS をいじっていたんですね! 運用や管理をされていたんですか?

社会人になって2年目から BtoB マーケティングに携わり、マーケティング領域にずっといて、そこでいくつもの MA(マーケティングオートメーション)ツールや CMS を触ってきています。

これは前職での話になりますが、オウンドメディアを立ち上げる時に CMS が必要だったのでスクラッチで作ったり、手作業でガリガリと HTML を書いて運用していたりもしました。あとはコーポレートサイトのリニューアルのタイミングで、スクラッチの CMS からメジャーな CMS の移行作業に立ち会った、というような経験もあります。

ただ、経験としては随分前で、古い世代の CMS の話なんで、それと比べたら今の方がより高度なのかもしれないですけども。クラウドのものではなく、オンプレのものだったりするので。

━━ 確かにオンプレの時代を知っていると、Shifter もそうですが、クラウドになっていろいろ便利になりましたよね…(遠い目)

そうですね。その時はコマンドを叩くツールとかも使って、一部のファイルは直接ステージングサーバーに上げて、そこからコマンド叩いて FTP 経由で本番サーバーに上げていく作業をやっていたり… その版管理も複雑でしたね。ページのデータをアップしても、付帯するデータを上げ忘れてスタイルが崩れたりとか。その時と比べると運用がすごく楽になったと感じますね。

━━ 逆に、そこまでご自身でできるとなると Shifter に対して、手作業だったらこんなこともできるのに、と感じることは無いですか?

う〜ん、そこまでは無いですかね。あるとしたら Shifter というよりは、WordPress に起因するところが多いですね。テンプレートの汎用性っていうのが限られてきますし… Shifter においては「これがこうだったらな」ということは正直ありません。

━━ Shifter に関して、わかりやすいというお言葉をいただきましたが、具体的にどういったところで「わかりやすさ」を感じていらっしゃいますか?

一番は、版管理が視覚的にわかりやすい、使いやすいということですね。これまでウフルの環境だと、WordPress の機能を使った版管理だったので、どうしても差分の表記だけになっていたんですが、Shifter では、サイトまるごと世代管理がされてるので、その世代のサイト全体を見られる、確認できるって言うのは非常にありがたいですし、心強く思っています。

あとは、デプロイ後の環境でダブルチェックができるのもいいですね。プレスリリースのようなクリティカルなコンテンツも、公開直前の状態でダブルチェックできる、しかも普段の慣れた UI で確認できるというのは非常に大きいです。

見えづらいコストやストレスも削減し、実感コストは 1/3 減

━━ Shifter を導入されて、人件費や運用にかかるコストって感覚的にどれくらい削減できたと感じていますか?

感覚的に 1/3 くらいは削減できたかなっていう感じがしますね。Shifter 以前は、静的ジェネレーターを動かしている時にずっと見張っていなきゃいけなかったり、ダブルチェックの時にも1回1回ログインして操作しなきゃいけなかったり、そういったことが全部無くなりました。

あとは、社内の誰が、どういうものを、どこで管理しているか、というところが明確になったので、いちいち確認する作業も減ったというのもありますし、環境を統一したことで、バラバラに契約をする必要が無くなったり、それに付随する事務的な処理が1回で済んだり、そういった意味でもコストを削減できていることもあるかと思います。

現状、コーポレートサイトは、主に私と広報担当のふたりで運用しています。広報担当者は、ウフルへジョインしてまだ1年程度、ウフルサイトと異なる環境での経験はあるとはいえ、私がレクチャーしたのは1週間弱で、すぐに運用に入れましたし、そういった業務フローに入っていく時の教育コストもほぼほぼかからず、見えずらい部分でもコストの削減につながったと思います。

━━ 見えない部分でもコストを削減できているとうのは、お話を伺わないとわからないことでした。今回はありがとうございました! 今後とも末永くよろしくお願いいたします。


お話を伺って、引き継ぎのコストが少なくてもしっかりと運用できる、そんな「わかりやすさ」や「サポート体制」も Shifter のメリットなのだと感じました。

そして、WordPress 以前から CMS を活用されていた方にいろいろなメリットを感じていただけるというのも、結構なポイントなんじゃないかと思いました。

WordPress でいくつかのサイトを運用されていて毎度のアップデートが大変だとか、大量のアクセスでサイトが重くなるだとか、そういった課題をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひ Shifter をご検討してみていただけたら幸いです。

それでは、また。