今後の活躍に期待したい3Dホログラムサイネージ!圧倒的なインパクトでプロジェクションマッピングと同じくらい度肝を抜く!

SNSでも話題を集めるブレード型の3Dホログラム(通称:3Dホロラグラムディスプレイ)。私はとある日本最大級の3Dホログラムウォール演出のプロジェクトを実行するため、このブレード型3Dホログラムを作っている会社5社に、技術力、表現力、将来性を軸にヒアリング及びデモ体験を昨年実行しました。1社(イギリス)を除くほとんどが中国深浅に工場があります。
おそらく、全メーカー比較したのは私くらいではないでしょうか?(2019年10月に中国深浅に行き、3Dホログラムディスプレイメーカー4社を訪問)

中国各社も出荷数は想像以上にあるものの、まだまだ発展途上の製品のため、技術力、表現力、将来性は其々ばらつきがある事がわかりました。

もともとは1900年代半ばから技術的には研究が始まっており、1960年にレーザーが誕生してから、具体化されてきた技術です。

3Dホログラムとは、簡単にいうと「目の錯覚をうまく利用した表現方法」で、特定の物体を撮影・データ化し特殊なディスプレイに投影することで、まるで実物が目の前にあるかのような立体映像を映し出す技術です。 特殊なメガネなどは不要で、肉眼で立体映像を見ることができます。

「3Dホログラム」という言葉は立体映像の事ではなく、技術の事を意味しています。この技術をブレードを使って、背面を透過させて映像を表示させるというのがこのブレード型3Dホログラムの特徴です。

背面空間と、映像面の位置関係を工夫してどこに目が行くか?という事が本製品の特徴になります。3Dをリアルに表示させる技術でない為、いかに見え方について研究されているか?が品質を左右する要因だと言うのもわかりました。

その研究された要素が、本体の性能や表現力にいかに反映されているか?という点ですね。この点で、そのメーカーがいかに長く取り組んできたか?も重要なポイントです。

この点ではやはり歴史が一番長いイギリスのメーカーが群を抜いて、技術力、表現力、を持っており、将来像に関しても明確でした。中国勢へのヒアリングでもどこも口をそろえてイギリス製の技術はNo.1でそれらを追いかけているという答えが出てくるくらいです。

そのため、私(弊社)が採用させていただいたのは素晴らしい表現力を持つイギリス製の3Dホログラムディスプレイです。

しかし、この3Dホログラムを採用していれば全ての方がクオリティが高い表現を出来るとは限りません。なぜなら、これは疑似的3Dホログラムで目の錯覚を利用するという点です。

設置方法(背面構造の強度、配線ルート、振動に対する対策)、設置環境(背面空間の色、照明、距離)、本体(映像面)の距離とその手前の目の視点をコントロールする施策、コンテンツの動かし方、色味、と立体物の距離感、など、目の錯覚に対する施策を綿密に設計しなければ、クオリティの高い3Dホログラムを作り上げる事は難しいです。相当なクリエイティブに対する経験値が必要になります。

高品質のプロジェクターを使えば、誰でも簡単にプロジェクションマッピングが出来るわけではないのと一緒です。

3Dホログラムは「リアルを追及する」ものではない為、デジタルコンテンツと、空間設計と、人の認知特性を理解していれば、情報が物理的に忠実でなくても「物理世界を超えた」臨場感を作ることが出来ます。これがポイントです。むしろ「空間演出」の世界ですね。

これらを無視してただ面白い製品として扱うと、非常に残念な見た目になりがちな商品です。

弊社はこの3Dホログラムを最大限よく見せる方法を研究して、「圧倒的に美しい3Dホログラムディスプレイ」をいかに実現させるか?を今後も追求していきます。

ちなみに弊社はイベントレンタルとかは行いません。常設でのマルチ「3Dホログラムウォール」を得意とします。

3Dホログラムウォールを次世代店舗に取りいれたいなどのご相談は弊社ホームページからご依頼ください。

https://visualcommunication.nstg.co.jp/

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