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油断しちゃいけない現金ゼロでの海外渡航【スマホ博士のひとり旅:山根康宏】

第17回

携帯電話研究家で香港在住の山根博士による、ケータイやスマホ以上に“こだわり”の多い、“ギーク”な目線の旅コラム。

第1、3、5金曜日更新予定
<著者:山根康宏>

海外渡航時、現地で調達する現金はたいてい現地のATMを使って自分の銀行口座(日本や香港)から引き下ろすか、あるいはクレジットカードを使ってキャッシングしている。アジアの新興国へ行く際はさすがに米ドルで100ドルくらいの現金は持っていくが、ミヤンマー・ヤンゴンのATMでも海外のカードを使ってお金を引き出すことはできた。

さすがに現金ゼロで現地入りするのはやや不安があるところだが、アフリカなどよほどの途上国で無い限り、現地でお金をおろすことは問題ないと思っている。てなことでだんだんとお金の持ち歩きは油断するようになってしまい、欧米に行くときは現金を持たずに出発してしまうことも増えている。まあ実際にロンドンで現金ゼロで過ごしたことは何度もあるし、アメリカも都市にもよるが空港から電車で市内に出れるのであれば、クレジットカードの支払いだけで全てを済ますこともできる。

世の中はスマートフォンを使った支払いサービスも増えているが、自分が海外でその姿を目にしたことはほとんど無い。韓国で見かける程度で、日本のように「スマホをレジの端末に当てて支払い」ってのはほとんど普及してない。スマートフォンだけ持っていけば海外でも現金不要、そんな世界がやってくるにはまだしばらく時間がかかりそうだ。

ということで飛行機に乗ってから「現金持ってこなかったけど、まあいいや」と思うことも何度もある。しかしそのおかげでホテルに泊まれなくなりそうになったことも何度かあるのだ。

↑ヤンゴンの街中。探せばATMはあるし、日本のカードも問題なく使えた

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