グルジアなのかジョージアなのか【グルジア酔いどれ夜話/Siontak】
第二夜
2015年4月に呼称をグルジアからジョージアへと変更した、南コーカサスの国。日本ではあまり馴染みのないこのジョージアへ、シルクロード旅行中にたどりついたSiontakさんのコラムです。ジョージアとはいったいどんな国で、どんな生活をしているのか!?
第2、4火曜日更新
<著者:Siontak>
グルジアにもやっと春が来た。ずっと寒かったのがここにきて今度はちょっと暑いくらいの強い日差し。でも湿度は低いので日陰に入れば涼しい。通りにも人が増え活気があってとてもいい。
トビリシ市中心部の自由広場に高くそびえる聖ギオルギ像も金ピカに輝いてまぶしい。(いつもどうやって掃除してるのか不思議に思ってる。)聖ギオルギはグルジアの守護聖人、竜退治で有名なのでこの像も馬の下にねじふせられた竜がいる。
日も長くなった。4月中旬、夜8時でもまだ明るい。日がとっぷり暮れる、というよりは日没はしたのに青空がしぶとく残っていて、徐々に夜の濃い藍色へとグラデーションしていく感じ。この夜になりきるまでの青の時間がすごくいい。
壊れかけのスマホで撮っている写真なのでとても人様に見せられるようなものではないんだけど、まあ、この十倍くらいきれいな青だと思って下さい。こういう青を群青色というのか。
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