イスタンブールはネコだらけ【スマホ博士のひとり旅:山根康宏】
第1回
携帯電話研究家で香港在住の山根博士による、ケータイやスマホ以上に“こだわり”の多い、“ギーク”な目線の旅コラム。
第1、3、5金曜日更新
<著者:山根康宏>
欧米の大型展示会に行くときはせっかくの機会なので、他の都市にも立ち寄るようにしている。2016年2月はバルセロナで開かれるMWC(Mobile World Congress)前に、イスタンブールへ初めて立ち寄ってみた。初見の街ならばあらかじめ観光地やどんな食事が美味しかなどを事前に調べておくべきだろうが、現地では繁華街に出向いてSIMカードを買ったり携帯電話屋巡りをしたりするのがいつもの行動だ。繁華街に行けば現地の食事にありつく機会もあるだろう。
まあ今の時代、現地到着後に空港からの移動中にスマートフォンが使えればその場で何でも調べられるので、事前準備無しでも初訪問の都市もなんとかなるものだ。しかしイスタンブールに関しては現地到着後、「もう少し下調べをしておけばよかったなあ」とちょっとだけ後悔してしまった。それは「ネコ」。イスタンブールの街はネコだらけだったのだ。
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