南アフリカで「喜望峰なう!」と叫ぶ【SIMフリースマホと27日間世界一周/中山智】
第4回
旅バカライター中山が、2011年にチャレンジした27日間世界一周のレポート連載。現地SIMの通信プランや各種価格は当時のものです。週刊アスキーPLUSで連載した記事の再掲ですが、5年近く経過しているので、デジタル&SIMフリースマホ事情もかなり変わってきていますので、【5年たって……】を文末に追記しています。
毎週水曜日更新/全11回
<著者:中山智>
南アフリカというと“強盗遭遇率120パーセント”やら“クルマでも止まると襲われるから全部信号無視”やら“近所に買い物に行ってホテルに着くまでの間に下着以外盗難”などの冗談みたなウワサが飛び交う、かなりバイオレンスな印象のある国です。本当はエジプトなど北アフリカ地域へ行きたかったのですが、そちらはそちらで民主化運動“アラブの春”があり、政情は不安定。ひとり旅ですし、安全性を考えると“南アフリカのほうがまだマシ”という理由で旅のルートに組み込みました。
私自身、アフリカ初上陸ということもあり、かなりビビリながら南アフリカの首都ヨハネスブルグの空の玄関、O・R・タンボ国際空港に到着。しばらく緊張しながら空港内を歩いていると、BGMとして流れていたマイケル・ジャクソンの曲『Black or White』が耳に入ってきました。「……そうだ、国民全員が強盗なわけじゃあるまいし、ウワサだけで偏見もってもしょうがないな……」と少しだけ気がラクに。やはりマイケルは偉大です。
空港到着後、まずすることは、通信会社のショップを探すこと。税関審査を受けて到着ロビーを出ると、右手にすんなりとショップを発見しました。
↑今回SIMを購入したMTNのショップ。黄色がイメージカラー。
↑MTNの隣はボーダフォン。ライバル同士が仲良くならんで出店。
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