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DXコンサルって何?ということを知っていただきたくて。

デジテック for YAMAGUCHI 運営事務局 兼 Y-BASEスタッフのハラマルです。
いきなり梅雨が明けてしまいましたね。でも来週は雨が降るそうです。梅雨かどうかはさておき、水不足にならないよう、必要な雨量は、大雨にならない程度に降って欲しいですね。ただし、レノファ山口の試合開催日だけは晴れてほしいです!お願いです!

DXコンサルの事例紹介

今回は、Y-BASEで実施しているDXコンサルについて御紹介します。

Y-BASEに御相談いただく際は、秘密保持を原則としておりますので、どなたから相談をいただいたとか、相談内容は公開していません。
例外は、周南市さんの野犬対策だけでした。

一方で、上の記事でも触れていますが、利用者の皆様からは、「『DXコンサル』って聞くととてもハードルが高いように思うが、どんな方が、どんな相談をされているのか?」というお問い合わせをたくさんいただいております。
確かに、利用者目線に立つと、他の方が、どのようなきっかけや内容でDXコンサルを受けているのか?ということが分からないと不安ですよね。逆に、こういう事例があるよ、と分かれば、自分も行ってみようかな?と思っていただけることもあるのかな、と思います。

そこで、今回、利用者の中から、御了解をいただいたものについて、DXコンサルの事例として、Y-BASEのHPで紹介することにしました。
サイトはこちらです。

資料の確認や写真撮影、インタビュー対応など、事例公開に御協力いただいた方々には、この場をお借りして、改めてお礼申し上げます。

ここに掲載してあるものはほんの一例です。現在進行形のものについても、お名前を伏せることで掲載を御了解いただいたものもあります。
これから、さらに掲載する事例を増やしていきたいと思っています。

Y-BASEってどんなところ?DXコンサルって何?と疑問に思われている方は、是非、参考にしてください。
また、Y-BASEを御利用されている方の中で、うちの事例は公開してもいいよ、という方がいらっしゃったら、教えていただければと思います。
掲載内容は事前にチェックしていただくようにして、誤って機微な企業情報などが掲載されないよう細心の注意を払っていますので御安心ください。

実証実験とは

さて、ここで更なる疑問が。ところどころに出てくる「実証実験」って、具体的に何でしょうか?「PoC(Proof of  Concept):概念実証」という言葉もありますね。私も全然理解できていなかったので、この際、コンサルスタッフに整理してもらいました。

実証実験と概念実証(PoC)は、厳密には違いがあるようですが、「新しい技術やサービスを本格的に導入する前に、うまくいくかどうか試験する」ということでは、同じ意味合いを含んでいるようです。

試験するというのは、例えば、導入する範囲や期間を絞ってやってみるということです。

この試験で見極めるポイントしては、大きく3つの観点があります。
それは、技術的な観点、費用対効果の観点、運用面の観点です。このうちのどれか1つというよりかは、複合的なものの方が多いようです。

技術的な観点

技術的な観点からの試験としては、目標とすることが技術的に実現可能かどうかの確認、また、本格的に導入する前に、想定されるリスク等の洗い出しを行います。

Y-BASEの事例では、まだコンサル中ですのでお名前は出していませんが、製品に直接記載や刻印された文字・数字を、どれくらいの精度で読み取れるのかという検証を行いました。
結果としては、無地背景以外の読み取り精度が実運用には耐えられそうにないことが分かりましたので、今は、別の方法にチャレンジすることにしています。

このように、技術やサービスを導入する前に、自分たちが利用しようとする場面で本当に技術的に可能かどうか、試しておくことは非常に重要ですね。

費用対効果の観点

費用対効果の観点からの試験としては、期待しているような効果が出るのか、つまり、投資をするべきかどうかといったビジネス効果を検証します。

Y-BASEの事例では、これもお名前を出していませんが、ビジネスの海外展開に向けた多言語サイト構築に向けて、翻訳サービスの利用実証を行いました。
実際のコンテンツを使うことで、従量課金サービスで自分たちの場合はこれくらいのコストがかかりそうということが明らかになったり、翻訳結果を手直ししたりするためのコスト(人件費)が追加でどのくらい必要かということが見えてきたり、という成果がありました。

Y-BASEの実証用クラウド環境「Y-Cloud」を用いることによって、無料で試せて、事前に費用対効果が具体的に分かる、というのは、実装に向けては非常に重要なことだと思います。

運用面の観点

運用面の観点からの試験としては、導入した際のユーザビリティや、導入した際の業務フロー等がうまくいくのか、想定していなかった新たな課題が発生しないか、といったことを確認します。

Y-BASEの事例では、現在、まさに実証中ですが、製造現場での帳票作成や帳票管理をツールを使って自動化しています。
実証中に、ユーザビリティが悪いということが分かれば、例えば、導入前にシステム画面を改良することでスムーズな実装につながります。
また、実証中に別システムときちんと連携するのかといった、想定していなかったところで問題が発生しないか確認しておくことも重要です。

こちらも「Y-Cloud」を用いた実証です。「ツールを入れたら、前より使い勝手が悪くなった、元に戻したい」なんて、本末転倒な、残念な「あるある」は、もうありません

DXコンサルの予約

さて、DXコンサルについて、理解を深めていただけたと思います。利用者からのアンケートを見ると、満足したと回答された方の割合は95%を超えています。引き続き、満足いただけるように頑張っていこうと思います。

Y-BASEのDXコンサルを利用するには、HPから予約をいただくようにしていますが、予約申込期限は、3日前の12時までとしております。

御利用者の時間を割いていただく以上は、1回目のコンサルから内容の濃い議論をできるようにしようということで、コンサルメンバーが事前準備に時間を要するため、このような設定にさせていただいております。
具体的には、相談者の事業内容や、業界の動向、周辺領域で紹介可能なソリューションの調査、ベンダーとの調整など、かなりのボリュームです。

施設見学であれば、翌日の対応でも可能ですが、DXコンサルについては、今日申し込んで明日に、ということにはなりません。少し御不便をおかけしていますが、御理解ください。

この記事を読んで、Y-BASEを御利用した際のイメージがつかめたよ、予約してみたよ、となれば嬉しいですし、もしそういう方がいらっしゃったら、是非、コンサルの際にそういうお話をしていただけたらと思います。
引き続き、満足度の高いサービスを提供できるよう、スタッフ一同、頑張っていきたいと思います。

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