新春!生成AIと考えた新年の抱負発表会について
こんにちは。
デジテック運営事務局の永岡です。
最近Kindle Unlimitedを解約したため、市内の図書館を愛用してます。
そんな中、大変今更ではございますが、
原田マハさん著書の「本日はお日柄も良く」を読みました。
こちらはスピーチライターを題材とした小説ですが、
今はAIでメール文やコード等のテキストが自動生成されて、
便利な世の中になりました。
しかしながら、人自らが作り出す言葉やメッセージは、
その人ならではの温かみ、時には力強さを感じさせてくれます。
普段小説を読まない私ですが、
ストーリーもとても面白いのでお勧めです!
※今更お勧めすることではないのかもしれませんが…
さて、話がガラリと変わりますが(というか真逆)、
1月19日に開催したデジテック for YAMAGUHI交流イベント、
「生成AIと考えた新年の抱負発表会」のご様子を、
note記事でご紹介いたします!
11月末に開催した「誰でも何でも生成AI発表会」では、
普段生成AIをどのように活用されているかを共有し合い、
大変好評いただきました!
※前回イベントの記事はこちら!
https://note.com/digitech_ymg/n/naac15c936b05
そこで今回は新春イベントとして、新年の抱負を生成AIと作ってみよう、
若しくは今年生成AIをどのように使っていくかを、
熱く語ってもらうイベントです!
因みにサムネイル画像は、モデレーターとしてご参加いただいた
水田千恵さんが、画像生成AIによって生成されたバーチャル背景です。
「おもちゃドクター」での物作りのアップデートと、
「テクノロジー×アート」に対してより注力するため、
自分自身を啓発できるよう画像を生成されたということでした。
新しい目標を立てる上では、
テキストだけでなく、視覚的に訴えかける画像も、
モチベーションが上がりますね!
しかも自分だけのオリジナルがまた良いですね!
そこで今回、以下の5名の方に登壇いただきました!
①やまたんさん :48歳が新年の抱負を生成AIと共に考えた件
②鳥辺さん :GPTsと共に描く移動式岩国プログラミングカフェの旅
③アヌアルさん :ChatGPTとの共同プログラミング
④筒井さん :㈱きららの抱負
⑤babanさん :ChatGPT課金に背を向け生きる方法
~ChatGPTに課金したくないそこのYOUへ~
アーカイブも作成しましたので、併せてご覧ください!(1月31日更新)
①やまたんさん:48歳が新年の抱負を生成AIと共に考えた件
今年で49歳を迎えるやまたたんさんは、
2024年をどのように生きるべきか、
49歳で凄いことをした偉人の生き方を真似るため、
BingChatで、人生の転機となる出来事があった人物10名と、
彼らの共通点を尋ねてみました。
それらの共通点を元に、漢字二文字、四文字という条件で、
ChatGPTにキャッチフレーズを、考えてもらいました。
さらに、それらをAdobeFireflyでイメージ画像を生成!
まさに生成AIツールのオンパレードです。
そして無事に、「夢翼挑楽:夢を翼にして、挑戦を楽しむ」という
今年の抱負が完成しました。
「自分の場合はどうなるのだろうか!?」と気になる発表でした!
当日参加された方も、イベント終了後に実際に試した方もいらっしゃるのではないでしょうか。
検索エンジンとは違って、直接どんな答えが返ってくるかワクワクできることも、生成AIならではの魅力かもしれませんね。
②鳥辺さん:GPTsと共に描く移動式岩国プログラミングカフェの旅
鳥辺さんは、子供たちにプログラミングの楽しさを伝えるべく、
岩国プログラミングクラブを運営されております。
その活動の一環で、移動式岩国プログラミングカフェを始めるために、
企画書作成のためにGPTsに聞いていました。
イメージを具体化するため、DALL-Eから画像生成しましたが、
指定通りの人数にならない、手が消えない等の試行錯誤があったようです。
前回の記事でもご紹介しておりますが、
私も人数を指定することの難しさを痛感しました。
お得意であろう英語で入力してもだめだったのですが、
良いコツ等あるのでしょうか?
さて、このように最終的には自力で手を隠すことで、
素敵なイメージ画像が出来上がりました!
今回個人的には、こちらから生成AIに歩み寄ることの
重要さも感じました…!
③アヌアルさん:ChatGPTとの共同プログラミング
アヌアルさんは、山口大学工学部知能情報工学科で助教授をされており、
サイバーセキュリティ等を研究されております。
サイバー攻撃から守るべく、ChatGPTとPhythonを活用して、
プログラミングの自動化を目的とされています。
そのアルゴリズム等を紹介いただきました。
コメントでは、「参考になる!」等の意見が飛び交いました。
普段プログラミングされる方にとっては、
特に有意義な情報だったのではないでしょうか。
大変便利な生成AIだからこそ、マルウェア対策は必須ですし、
それらの危険性も再認識させられました…!
今年の抱負を達成すべく、アヌアルさんの今後の研究も気になります!
④筒井さん:㈱きららの抱負
筒井さんは、お勤めの会社で、新規事業を立ち上げるという抱負を、ChatGPTにぶつけてアドバイス等を尋ねました。
具体的なものはもちろんのこと、中でも興味深かったアドバイスは、
「自分を許す」ということ。
脱線しますが、私にとっては生きているうえで、
「自分を許す」とは誰からも言われない言葉なので、
こういった熱い言葉をダイレクトにぶつけてくれることも、
大変魅力的ですね。
ChatGPTは、相手のペルソナを指定して会話することが楽しめますが、
その楽しさにようやく私も気付けてきました。
勿論、ChatGPTも真剣コンサルモード。
新規事業の成功に必要なステップを質問すると、
先程の「自分を許す」という甘いお言葉から急変、
「市場調査」「資金調達」等、背筋が伸びるような
真剣なアドバイスをいただきました。
人格が読めない生成AIですが、大変心強いですね。
筒井さんにとって、生成AIが良きビジネスパートナーに
なることを祈っております!
※実は今回筒井さんは、急遽欠席者が出たこともあり、
当日登壇が決まりました。
そんな状況下でこの抱負ができあるとは、圧巻です!
ご協力いただきありがとうございました!
⑤babanさん:ChatGPT課金に背を向け生きる方法
~ChatGPTに課金したくないそこのYOUへ~
babanさんは、ChatGPT等の生成AIを無料で活用するため、
Chrome拡張機能ChatHub等、代替ツールをご紹介されました。
具体的で分かりやすく説明いただき、コメントでは「知らなかった!」等、多くの関心を集めました
また、今年はステークホルダーに満足いただけるような、
データアナリティストになりたいという抱負から、
その姿を画像生成されました。
今回は、その時に出力したプロンプトが日本語か英語によって、
大きく違いが生じることに注目されました。
確かに日本語では、パソコンすら登場せずITの要素を感じませんが、
英語では雰囲気がばっちり伝わりますね!
(モニターがデイトレーダー並みに多い…)
意味としては双方で変わらないはずですが、生成AIにとって
どのようなバイアスがあるのか気になりますね。
終わりに
今回のイベントも大変盛り上がったのではないかと思います。
私にとっても、生成AIの使い方だけでなく、向き合い方も
考えさせられる、大変素晴らしい機会となりました!
普段生成AIを活用されている方から、これから活用を考えている人など、
多くの人が楽しめるようなイベントが開催できればと思います。
また引き続き、デジテックの活動にご注目ください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。