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ぽらぽら。feat. ディン『chirality』発売に寄せて

2023年4月、わたしが演奏するエアロフォンをメインに据えたCDを【ぽらぽら。】さんが作ってくれました。しかも新曲書き下ろし!
若干今更なタイミングになってしまいましたが、諸々まとめておきます。

CD概要

発売日 2023年4月30日(日)

価格 ¥1,500

取扱一覧
【4/30終了】
音系・メディアミックス同人即売会M3-2023春@東京流通センター
第一展示場【E-20a】ぽらぽら。ブース
【販売中】
ショップメカノ(中野ブロードウェイ3F)
ぽらぽら。オンライン物販(~5/20)
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01a4xf52sk031.html
ぽらぽら。WEB SHOP
https://porapora.booth.pm/
【随時販売予定】
ぽらぽら。ライブ物販

収録曲
1. chirality
2. Chura
3. Reset Me (feat. ding ver.)

試聴

クレジット

music: porapora.
aerophone: ding
chorus: porapora.
pf: yohei wada (Tr.02)
mastering: yasushi.k
jacket design: porapora.
background design: ding
jacket photo: masuhiro ooka
inside photo: keiji nishiya

M3にて、ぽらちゃんと

収録曲について

1. chirality

タイトルは「キラリティ」と読みます。化学用語です。

キラリティー (英語: chirality) は、3次元の図形や物体や現象が、その鏡像と重ね合わすことができない性質である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/キラリティー

分かりやすく的確に説明するのがなかなか難しい言葉ですが、ちょうど右手と左手のような関係に例えられることが多いです。「分子にも利き手がある」なんて詩的な表現がなされている場合もあります。

本来の意味からは離れるのですが「同じ元素で構成されてとてもよく似た構造なのに決して一致せずその機能も異なる」といった観点から、ぽらちゃんとわたしの関係性をイメージして付けました。
ド理系の方には嫌われそうな表現ですが、制作の過程で化学反応が起こったように感じたことも、こうした連想に繋がったのだと思います。

生きてきた背景も、今暮らしている基盤も違うわたしたち。
でもふとした瞬間に同じようなことを考えていたり、同じ理想を描いていたり。
ぽらちゃんにできること、わたしにできないこと、得意・不得意、その逆も。
そんな二人だからこそ生まれる音楽がある。そう思いながら作り上げました。

chiralityという単語はギリシャ語の「手」に由来しているそうです。
その「手」で何ができるか、何を掴むか。そう考えたら可能性を感じるタイトルだと思いませんか?

2. Chura

『chirality』とはうってかわって雄大な大自然を想起させる『Chura』は、音の通り沖縄方言の「ちゅら」を意味しています。
ちょうどぽらちゃんが沖縄旅行をしていたので、自然と遠くへ思いを馳せながらのレコーディングになりました。
エアロフォンの音色はほぼフルートなんですが、ミックス・マスタリングを経てすごくまろやかで優しい雰囲気になっています。
また、和田洋平さんのピアノが加わったことで、南国の海のような透明感を更に感じる仕上がりとなりました。キラキラしたピアノって本当にいいものですね✨

沖縄、いつか行ってみたいなぁ☺️

3. Reset Me (feat. ding ver.)

2023年1月にサポート出演した超電子COMPLEX vol.19で披露したこの曲、とても好評だったので音源化となりました。
もともとは【ぽらぽら。】の曲ですし、歌も歌詞もある、それでも今回の新曲と並べても違和感がないほどエアロフォン向きの曲だと感じます。
ぽらちゃんのアレンジがそれだけ秀逸ってことですよね!

完成したバージョンを聞いたら、エアロフォンに大胆なディレイがかかっていて「自分ではとてもここまで振り切れない!」とびっくりしましたが、楽曲としてのカッコよさやエアロフォンの魅力を惜しみなく引き出してもらった結果だと解釈しています。
自分一人では辿り着けない風景を見せてもらえたこと、改めてぽらちゃんに、そしてマスタリングをしてくださったyasushi.kさんに、最大級の感謝と敬意を🙏

手書きセルフライナーノーツ

数量限定の取扱となりましたが、わたしなりのライナーノーツをしたためてみました。
CDケースに収まるスクエアサイズ・三つ折り仕様で、一枚一枚丁寧に書きました!
以前「うきあしスタンダップ」で手書き歌詞カードを作ったときより、気持ち大きめの文字で余裕を持って書いたつもりです。

実は、このライナーノーツを書いている時点ではまだCDが完成していなくて…
『chirality』の方は早めに録り終えていたのもあり、ぽらちゃんが最終版一歩二歩手前くらいのバージョンを送ってくれていたんですが、『Chura』はぽらちゃんがギリギリの戦いを繰り広げていたので(笑)和田さんのピアノが入ったバージョンはM3当日に初めて聞いたという😂
なので、自分のレコーディングや着想についての話に終始しているのはそういうわけでした。

使用したインクは色彩雫シリーズの天色です。ぽらちゃんっぽくて綺麗だなと思って選びました。タイトルは部分的に、同じく色彩雫シリーズより蛍火を使って混色しています。

CDをご購入くださった方は、中に封入されていたぽらちゃんのセルフライナーノーツ的なカードもご覧になったかと思いますが、びっくりするくらいわたしへのBIG LOVEに溢れていて…(と自分で書くのもなんだか恥ずかしいけど!)
しばらくニヤニヤ照れてしまいました。BIG LOVEにはBIG LOVEで返したいものです🫶

終わりに

CD及び手書きセルフライナーノーツをお求めくださったみなさま、改めてありがとうございました。
たくさん聴いていただけると嬉しいです!

まさか自分のためにこんな素敵な曲を作ってもらえる機会があるなんて、思ってもみませんでした。制作を通してもっともっとエアロフォンを磨いていきたいなと切に感じたので、まだまだステップアップしていく所存です🔥

また、これまでの売上のおかげで機材の新調やグレードアップができて、今回の制作にもとても役立ちました。
いつも応援してくださるみなさまのおかげです! 本当にありがとうございます✨

M3での差し入れ・お土産もありがとうございました!

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