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Webスタートアップ企業が自社で数千万の物流システムを構築中!?diniiのSCMの仕事に迫る!

こんにちは、飲食業界で初めての顧客のオンライン化システムを構築し、新たな飲食文化を作ろうと日々活動しているdiniiです。
diniiの特徴は10を超えるプロダクトをもとにAll in One SaaSを作っているところ。プロダクトについては、また記事を執筆しますので、お待ちください。

今回は、その10を超えるプロダクトを持つdiniiが自社で抱えているSCM(Supply Chain Management)チームについてご紹介します。
なぜWebサービスを提供している、且つ"ド"スタートアップのdiniiが自社で物流システム、SCMを持っているか?メリットは?強みは?など、今回お話を聞いたのは、SCMのマネージャーである倉部さん。

倉部さんがdiniiに転職したきっかけ、規模の違う会社間での転職をしたメンバーについて知りたい方はこちらの記事をご覧ください

縁の下の力持ち!diniiの物流を一手に引き受けるSCMチームとは

──物流と聞くと、Amazonとか、配達会社のイメージが強いのですが、倉部さんの言葉で、物流について教えていただけますか?
Amazonさんはだいぶ先進的なので、一緒とは言えないんですけど(笑)、
物流センターが何であるかというと、お客さんが普通だったらお店の中に在庫を抱えて、必要なものを必要な時に届けるのに、自分たちではどうやってもできないくらい規模が大きくなった時に、そこのお店から相手先に届けるまでを包括的に請け負う仕事ですね。

例えば、来年こういうプロダクトを作りたいと思ってるんです、ってクライアントが言った時に「じゃあそれをどういう箱に?」「開けた時にどんな印象を与えたい?」「ブランドコンセプト的にはどういう形にしようか?」っていう外装も請け負ったりしてました。

梱包する箱も、ただの箱と捉えられがちですけど、箱も在庫になりますし、種類が多ければ多いほど管理コストがかかるのでできるだけ、兼用ができるようなパッケージを考えたり、最適化したり、物流の面でプロダクトの流通や、価値を最大化できると思っています。

──ものをただ運ぶだけではなく、手元に届くまでの体験を作る仕事なんですね。

そうですね。diniiに寄った説明をすると、関西と関東にある飲食店の系列店が同じ日にオープンするとして、その日に合わせて機材を届けないといけない。早すぎても遅すぎても良くない。
「正しい機材を、正しい数、ご希望の日にちに合わせてお届けする」。そんな当たり前を当たり前にこなす縁の下の力持ち的存在だと思っていただければ。

──diniiは自社プロダクトのダイニーの開発に忙しいと思うので、それこそ機材の発送は外注してプロに任せて、プロダクト開発に集中するという手もあると思うんですけど、それはしないんですか?

もちろん、内製が正義ではなくて、内製化も外注もそれぞれメリットがあります。
diniiがSCMを内製化しているメリットとしては、diniiのプロダクトアップデートに伴って、柔軟に機材のセッティングやキッティングの変更に対応できることですね。サービス自体が毎週アップデートしているので、その頻度・工数に迅速に、柔軟に対応するには、内製が理にかなっていると感じます。

それに、物流センターにいた私からすると、diniiはまだ外注する規模でもないですよ(笑)これから規模が拡大していって、引き続き社内でSCMを持つか、それこそ外注するか、外注する場合はどういうマニュアルを組むか…などこれから考える必要が出てくることだと思います。

──これよりさらに規模が拡大して、それでも滞りなく機材の流れが動く仕組みを考えるのって、楽しそうですね…!

アップデートごとの連携や進捗管理など、大変な面もありますけど、投げてしまえば一旦は終わりなので、その楽さはありつつ、どっちが良いかというのはケースバイケースですね。

──足元の業務はある中で、革新的な取り組みでいうと、SCMは最近何をしているんですか?
最近は、全社で効率化に取り組んでいるので、SCMも
・キッティング作業自動化
・物品管理表のデータベース化
・作業の正確性UP
・生産性UP
などに取り組んでいます。

diniiは、1店舗が導入を決めたら機材を10近くお届けする必要があって、機材を準備するだけじゃなくて、すぐ使えるように機材のチェック・セットアップが必要です。
導入した後も、機材の故障や、閉店に伴う機材回収・その機材のリセット、保管作業などがあります。
保管作業も、機材の大きさがバラバラなので、最適な保管方法、場所はどうするか、場所が限られている中で作業場所をどう確保するか、など色々考える必要があります。

──毎日機材が届いたり集荷が来ていますもんね
導入時に店舗に機材を届けるのがSCMの仕事、それで終わりってイメージが強いメンバーもいると思うんですけど、機材の故障も多いんですよ。1日故障したプリンターが何個も届くこともあります。その修理をしたり。

修理され次の活躍に備えるプリンター

──すごい、スキルがプリンター会社のサポートセンターみたいですね…


diniiの加盟店導入のキーを握る、機材倉庫に潜入!

──普段入らせてもらえないんですが、せっかくなので倉庫を見せてもらっていいですか?

──こんなふうになってるんですね、The倉庫!って感じで整理されてますね…あれ、倉部さん?

あ、誰か人がいた方がイメージしやすいと思って。ほら、P&Cが作ったdiniiのステッカーもカゴに貼って活用してますよ。

──あ、ありがとうございます(笑)。倉庫、整理されますね、The倉庫って感じです。

そうですね。これもただ綺麗なんじゃなくて、ペンを使ったら戻しましょう、マグネット使ったら戻しましょう、を徹底してます。
当たり前のようで、そういうのってなかなかできないじゃないですか。そういうのができて初めて正しくものの流れを把握することができると思っています。

例えば、「ここにこんなものがあるのはおかしい」→「何かの作業の途中なのかな?」「崩れ落ちちゃったのか?」とか。あるべき姿はこうだよねってわかっているから、違和感に気が付く。だから基本的に綺麗にしなさい、ゴミがちょっと落ちてたら拾おうね、と言っています。

──お母さんみたいですね

でもこういうのが積み重なっていくからこそ、正しく正確にお届けできるんですよね。実際にお客さんの手元に届けるように日々してますが、それが当たり前に思われてしまうこともあって、なかなか大変なこともありますが…

──確かに。当然届けてくれるだろう、と思ってしまってました。人がやってることなので間違いが起こる可能性もありますし、きちんと届いているのはきちんと届けられるようにしているから、でしかないですよね…。
ありがとうございました!

diniiの加盟店導入のキーを握るSCMチームの仕事風景が少しでも伝わったでしょうか

SCMの機材確保、機材セットアップ、導入までの運輸など、SCMの基盤が安定することで、加盟店の拡大に大きな弾みをつけることができ、diniiにとって非常に重要な仕事・部署です。
diniiに興味湧いた方、今まで物流しかやったことないけど…といった方も大歓迎です、diniiに是非その知識と経験を貸してください!

ポジション問わずとりあえず話聞いてみたい、という方はオープンポジション、あるいは是非TwitterにDMください。



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