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2022年末に綴るつるる書店への感謝状


本記事は先月東京で行われた文学フリマ東京35に二度目の出店を果たされたつる・るるるさんの新刊『お邪魔しますがただいまになった日』(以下『おじゃただ』)がチェコに住む私のもとに届き大興奮した、という話をひたすら書きつらねるものです。
ということで、大変個人的な内容となっておりますこと、ご了承ください。

しかし御歳ウン百歳という浦島が興奮するのですから、齢四十路余り二つのワタクシが興奮しないわけがない。
この私の超個人的な大興奮に付き合ってやってもいいよ、というお優しい方もいらっしゃるだろうと信じて進めていきます。

私の大興奮に付き合い切れず冒頭でご退席される方もいらっしゃるでしょうから、ここに肝心かなめの『おじゃただ』が購入できるStoresのリンクを載せておきます。

一年前のつるる書店へ宛てたファンレターはこちら↓

と、と、届いた~!

昨年るるるさんが一冊目のエッセイ集『春夏秋冬、ビール日和』を出された時は配送されるまでに10日ほどかかりました。新年が明けてすぐ注文した『How to ××』はなんと一カ月。
ですからガッカリしないためにもあんまり早い配送は期待しないようにしていました。

ところがところが、今回は発送から約一週間で届いてしまったのです!
郵便受けを開けて、最初「はてな、これは…?」としばし考えその郵便物が何であるのかを認識した瞬間から大興奮。

もしかすると午前中にこれを描いたのが功を奏したのかもしれない。

今週の墨絵教室のテーマを「海老・蟹」にしたので。

しかも届いたのは実は誕生日前日。
興奮しないわけがないのです。

サプライズの中のサプライズ

大興奮のまま(人のことを「鼻息荒く」と笑っている場合ではありません。この時の私の鼻息の荒さもすごいものだったと思います)開封してみると。

二冊入っている

一冊目の『おじゃただ』を包みから取り出しつつ私、不謹慎にも「え~、るるるさん、一冊でいいって言ったのにぃ」なんて思ってしまっていました。

というのも私、やはり大興奮で予約注文したときに誤って『おじゃただ』を二冊カートに入れてお会計を済ませてしまったのです。
何というおっちょこちょい…と自分に呆れつつ、るるるさんには「一冊のつもりだったんで…」とご連絡してありました。

ところが二冊送ってくださった。
じゃ、もう一冊は保存用に置いとこう、と思いながら二冊目を包みから取り出してみたところ…

幻の本が出てきた

よくもまあ鼻血を出さなかったものよ!と思います、本当に。

二冊目として一緒に送られてきたのは『おじゃただ』ではなく春には完売していて重版の予定もないはずのとき子さんの『なけなしのたね』だったんです!

前述したように、るるるさんがお友達と作ったアンソロジー『How to ××』が届くのに時間がかかったこともあって、「今国際郵便をお願いするのは非常に迷惑をかけることになるのでは」と心配になり迷っているうちに『なけなしのたね』は見事に完売。

それからことあるごとに「重版しないのですかぁ」とねちねちつぶやいていた私。
しかしどうもそのご様子もなく。

それがるるるさんの『おじゃただ』と一緒に飛び出してきた!

とき子さんは言わずと知れたるるるさんファンの同志で、今回の文フリでもるるるさんのお店で売り子として立たれたお方。

noteの記事だけでなく、音声配信などでも文フリの楽しさを伝えてくださり「いいな~、楽しそうだな~」と羨ましがっていたのですが、まさかるるるさんとお二人でこんなサプライズをご用意くださっているとは夢にも思わず。

同じようにとき子さんの『なけなしのたね』を買いそびれた方には大変申し訳なく後ろめたいのですが、こちらはご本が重版されたわけではなく、るるるさんが貸し出し用・予備として購入されていた一冊を譲ってくださったものです。

よって、幻の本は幻の存在のままなのですが。
私の手元には現在しっかり存在しています。

車内で読書三昧

届いてすぐるるるさんにご本を受け取ったことを大興奮でお知らせしたものの、すぐに読めたのは「はじめに」のみ。
あとは今週の電車で片道三時間弱の長距離通勤で堪能しました。

行きに『おじゃただ』を。
帰りに『なけなしのたね』を。

ちょっと贅沢すぎやしないか。

長距離通勤の日は朝四時起き。
普段は読書は眠くなるのであまりせず、落書きをしているのですが。

この日は一切眠くなりませんでした。
ひたすら笑いをこらえるのに必死。

昔から作文は好きでも読書感想文は苦手なので、ここでも具体的に何が良かった、どこで笑った、どこで感動した、という下手くそな感想は抜きにします。

冒頭の漫画で浦島Ru太郎がプロポーズシーンで興奮していますが…そこは私も照れながら読んだ、とだけお伝えします。笑

『おじゃただ』に収録されていてnoteでも読める私のイチオシを二つほどあげるとしたらこちらとこちら↓

もちろん真のイチオシは一冊丸ごと、なんですが。

そして去年もやったなら今年もやる、ということで来ましたよ、これが。

るる本とき本と行くオロモウツ裏道名所ツアー!

いきなり出てきた「オロモウツ」。
はてなと思われたと思いますが、私の長距離通勤先の街の名前です。
小さいけど美しい街、とチェコ人でも褒めそやす小都市オロモウツ。

そんなところに毎週通っているにもかかわらず、やはり仕事で行ってると仕事しかしないわけで、観光スポットとか行かないわけですよ。
しかも寒いし。
クリスマスマーケットも始まってるから行きたいなと思いつつ。

でもねえ、観光スポットの写真なんて、検索すればいくらでも出てくるわけですよ。
私とお二人の本でしか出来ないことをすればいいんです。

あ、もしかして、すでに分かっちゃいました?ご本たちをどちらに連れて行ったのか?


そう、言わずと知れた私のパワースポット、イヌワシ壁画!
背景と手持ちの本のピントが同時に合わないのが分かっていても悔しい。

写真上部をご覧ください。鳩かと思われる鳥が四羽チマっと集結しています。もしや、どなたか姿を変えて私に会いに来てくれましたか…?

この日の日中最高気温3℃。
手もかじかんできて、去年と同じように大して撮影もできずにあっけなくツアー終了。

しかしツアーと呼べるほどの写真が撮れなかったのが悔しく、帰りの電車でも挑戦。

コンパートメントの通路側の席

私が車内でやるって言ったらさ、やっぱりこれを忘れちゃいけない、と最後に撮ったのがこちら。

土台を安定させるために置いた鞄やノートや上着なんかが背景にわやくちゃ~っと写っております。

この日はお二人のご本のおかげでいつもとは全然違った列車の旅となりました。

そして鶴は更なる高みを目指す

こちら、るるるさんが文学フリマ当日の詳細を書かれた記事なのですが

改めてるるるさんのすごさを実感しました。
去年の経験を活かし、更なる飛躍を遂げた出店の形態。
こんな風に常に成長していって、近い将来、彼女は文学界のミッチーになる。そう確信しました。
(外見が及川光博氏に似た文豪になるという意味ではなく彼のように人気の安定したスターの座に長年居続けられる文筆家になる、ということです。私では言葉足らずなので、どうぞ上のリンクからるるるさんの言葉でご確認ください。)

更なる高みを目指するるるさんのために私が出来ることって本当に少ないのだけれど、古株ファンとしていつまでも見つめていきたい支えていきたい、もし必要としてもらえるのならば力を貸したい。
そう私も決意を新たにしたのでした。


ここまでついて来てくださった方がいるのかどうかも怪しいですが、今日はこの辺で(3000字も超えてしまったことだし)失礼いたします。


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