【DIR EN GREY ライブ感想 ※ネタバレあり】TOUR24 PSYCHONNECT @ロームシアター京都(2024/5/1)

初めてライブ感想というものを書いてみることにします。
つい数時間前、DIR EN GREYのPSYCHONNECTツアーのライブ(@京都)を観に行きました。GAUZEのツアーへの参加は2014年以来10年ぶり。あの頃も面白いライブでしたが、当時はメンバー(特に京さん)のやる気があまりないような印象でした。それに比べると、今回のライブは、メンバー自身もかなり世界観に入り込んでパフォーマンスをしていたように思います。
結論から言うと、過去の世界観を大きく崩すことなく今のDIR EN GREYを感じられる、めちゃくちゃ良いライブだったと思います。惜しむらくは、ホールじゃなくてライブハウスとかで観たかったというのはあります。ライブハウスの方が会場の一体感を感じられて好きなんですよね…

セットリストは以下の通りです。

SE GAUZE -mode of adam-

1 Schweinの椅子
2 Unknown…Despair…a Lost

3 Cage (2024)
4 raison detre
5 The Perfume of Sins
6 The Devil In Me

7 304号室、白死の桜
8 mazohyst of decadence (2022)
9 Ranunculus

10 ゆらめき (2024)
11 MASK
12 蜜と唾 (1999)
13 蒼い月
14 業 (1997)

Enc.
1 アクロの丘 (2024)
2 予感 (2024)
3 残 (2024)
4 Sustain the untruth
5 激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇

がっつりGAUZEのライブって感じでしたが、Unknownや業の原曲、蒼い月などのインディーズ時代の曲も混ざっていました。
個人的には最近のDIRの方が好きなので、The Perfume of Sinsが始まった瞬間に鳥肌が立ちましたね。昔の曲が多いからこそ、今の曲が際立って映えていたように思います。

以下、ちょっとずつ感想

GAUZE -mode of adam-
出だしがちょっと変わっていて壮大な感じになってました。やっぱりバンドサウンドが入ってくるとボルテージも上がってきますね。

Schweinの椅子
一曲目から飛ばしてました。コーラスの歌詩も映像で出してくれて親切。コーラスが意外と長いので一曲目から喉がやられましたし、首も持って行かれました笑

Unknown… Despair… a Lost 
まさかの原曲。「栽培野菜!」のシャウトが野太くなっててカッコ良かったです。リメイク版に引きずられてか、「バラバラにしてみようか」の後にシャウトが入っていたように思います。

Cage
忠実に歌っていた印象ですが、「ああいつかは〜」は途中からファルセットになってましたね。シンプルに歌の上手さが際立っていました。ベースソロでは手拍子は起こりませんでした笑 あれだけXで話題になってたらそりゃそうなるか笑

raison detre
これも京さんの歌の上手さが際立ってましたね。京さんノリノリで踊ってましたが、途中スタッフにキレてましたね。何かが外れたっぽかったです。

The Perfume of Sins
筋金入りのPHALARIS厨の自分はこの曲大好きなんです。始まった瞬間鳥肌が立って涙腺が緩みました。アホみたいに頭振った記憶があります。Cage、raisonと歌ものが続いた反動もあってか、会場の盛り上がりも凄かったです。

The Devil In Me
新曲。ですが違和感なく溶け込んでましたし、めっちゃ頭振れてノリやすかったです。京さんのボーカルワーク(特にグロウル)が凄まじかった…再現度が高かったです。

304号室、白死の桜
しっとり聴く感じかと思いきや、意外と間奏では頭振ってる人も多かったです。Shinyaさんのドラムプレイが美しかった…

mazohyst of decadence
リメイク版でした。出だしのホイッスルボイスが悪魔のような声でゾワッとしました。歌詩が音源に忠実で、音が激重でした。やっぱり今のDIRはこういう曲が映えますね。原曲は不人気でしたが、汚名返上できたんじゃないかと思います。赤い照明による血の雨の演出も良かったです。重厚感を感じられて、本当に素晴らしかった。

Ranunculus
まさかの選曲。この曲はいろいろと思い出深い曲なので、聴けて嬉しかったです。歌詩が本当に良いですよね。生きづらさに寄り添いつつ奮い立たせてくれるパワーを感じる曲です。いつもは感情込めて歌ってますが、今回は原曲に忠実で、丁寧に歌われていました。映像もPVが使われてましたね。

ゆらめき
Ranunculusの後にこの曲というのもなかなか良かったです。原曲と比べても凄まじい色気を放っていました。聴き入っていましたが、アウトロで開けていく感じが良かったです。

MASK
10年前のGAUZEツアーで覚えた「振り」ができて楽しかったです。会場見る限り、半分くらいの人がやってた気がします。あとシャウトが初期のシャウトっぽかったのも良かったです。

蜜と唾
こちらも原曲が聴けました。やっぱりこの曲は楽しいです。「Show Lie Mad Sexual」「1 Sad Sexually 2 Sad Sexually」とか叫べる部分が多いですしね。あと何気に京さんの高音がめっちゃ出てました。この曲も頭振りまくったなぁ…

蒼い月
2017年のMARROWツアー以来でしたが、その時よりも盛り上がってた気がします。京さんの歌い方がねちっこくなってたのがポイント高いです。あと「Blue & Die」ではちゃんと飛びました笑
元がかなり癖のある曲なので、今のDIRがやると重厚感がありますね。


まさかの原曲。予想外すぎて最初なんの曲か分からなかったんですが、気付いた時には暴れまくってました。この曲、リメイク版も原曲のオーラが残ってるのに、疾走感が全然違うんですよね。京さん、ドスの利いた声でセリフもちゃんと言ってましたし、その後煽りもしてくれました。

アクロの丘
アンコール一曲目。沁みました。
この曲、ギターソロ周りのアレンジがガラッと変わりましたが、このアレンジがホントに好きなんですよね…
歌が終わった瞬間、Toshiyaさんが倒れ込むように床に膝をついていたのが印象的でした。
なんとなく、この曲は普通に新曲として聴かせにきているような気がしましたね…

予感
今のメンバーのヴィジュアルからは想像もつかないような爽やかさでした笑 でも、意外と違和感はなかったかもしれないです。
映像で昔のメンバーの姿が映し出されてたのが印象的でした。Dieさんのギターソロがめちゃくちゃカッコ良かったです。


頭がもげるほど振りました笑
曲は1999年版寄りなのに、ノリは2009年版寄りということもあってハチャメチャに暴れました。
後半のサビ繰り返し、4回くらいやってくれました。昔は30分くらいやってたみたいですが、めっちゃ疲れそう…笑 この曲はツアー終わってもやってほしいですね。

Sustain the untruth
ここに来ての定番曲なので、なんか安心しました笑
踊れる曲なので、ライブだとやっぱり楽しいですね。京さんの高音もバッチリ出てました。(というか全体的に歌の安定感が凄まじかったです。)
2014年のGAUZEツアーを思い出しました。当時最新曲だったんですよね、この曲。

激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇
私がDIRにハマったきっかけの曲ということもあり、最後がこの曲だったのは熱かったですね。首を落とす勢いで頭を振り、喉が千切れる勢いで歌い、叫びました。京さんのマイクレスのシャウトが凄まじい声量でした。
ところで、Sustainにしてもそうですが、2014年のGAUZEツアーも少なからず意識された選曲なのかな…ともちょっと思いました。あの頃と比べても、良い意味で、今と昔の曲が溶け合っていたように思います。

全体を通じて思ったのは、やっぱり自分は今のDIRが好きなんだなと再認識したことです。これだけ昔の曲をやってくれても、テンションが上がるのはやっぱり最近の曲なんですよね。でも古い曲も、今のメンバーがやるからこその色気であったり、新鮮さを感じ取ることができて面白かったです。
あとは過去一番頭を振ったので、首がもげそうです…笑

来月の大阪も行きますが、そちらも楽しみです!

※ちなみに、「メンバーが嫌がりそうなステッカー」を買ったら、京さんのステッカーが出てきました。バリバリの京虜なので嬉しかったです笑

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