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イシイのおべんとクンミートボールは50周年!改めてミートボールへのこだわりと今後の挑戦をお伝えします!

石井食品は、戦前に電気ドリル工場として始まった会社です。戦後を迎え食糧難の頃に、千葉県の近海で獲れるアサリを佃煮にして売り始め、そこから食品会社としての道を歩み始めます。
1974年に「ミートボール」を発売。その後、1979年に現在と同様の「イシイのおべんとクンミートボール」にリニューアルをしています。みなさまのお弁当箱の中でお会いしているかもしれないこの商品も、2024年で50周年を迎えることになりました。

この50年間でみなさまに召し上がっていただいたミートボールの数は、製造から推定すると累計50億個!50億個…となると、おこがましいかもしれませんが多くの方の体の土台となっているかもしれません。

そんな「安心・安全」が求められる石井食品のミートボール。少しまじめすぎる?とも言えるかもしれない職人気質のメンバーで培ってきた「歴史」と「これからのチャレンジ」について、ご紹介させていただきます。


ミートボールの歴史

実はミートボールが生まれたのはハンバーグより4年後の1974年。当時の日本ではまだミートボールは珍しいものでした。生まれた当初は中華風の味付けで甘酢だれ。トマトのミートボールではなかったのです。

その後、1979年に現在の「おべんとクンシリーズ」へとリニューアル。

「ミートボールが小さくなった気がする」

と、SNSではよく目にするのですが、実はこのリニューアルの時からサイズも変わらず、数も減らすことなく10個入りのままです。10個にしたのは、ご家族のお弁当に入れるときに分けやすいからではないかという思いから。2人分なら5個ずつ、2人分なら3個ずつ入れて、残りはお弁当担当さんのつまみ食いですね(笑)

イシイのミートボールの歴史

ミートボールへの3つのこだわり

このような歴史の中で生まれたミートボールには、「知らなかった!」「意外!」と言われる熱いこだわりが3つあります。

1. 食品添加物をストイックに使わない

当社の製造過程においては食品添加物を使用しないで調理・加工を行っています。
石井食品は、食品添加物自体を悪いと思っているわけではありません。食品添加物による消味期限の延長や均一な商品づくりなど、メリットもたくさんあることも知っています。石井食品が大切にしてきたのは、ただ、シンプルに真(ほんとう)においしいものをつくるということ。その結果たどり着いたのが無添加調理という答えなんです。その結果必要なのが職人たちの技です。ミートボールに欠かせない玉ねぎは収穫時期によって個体差があるため、その日ごとに職人が微調整して、いつもの変わらないミートボールをつくっています。このこだわりはファンミーティングでお伝えしても大変驚かれます。
また、調味料メーカー様にも石井食品用に特別仕様のものの開発をお願いし、ご家庭で使用する原材料のみで作ることにこだわっています。

2.卵も乳成分もゼロ

ミートボールには、特定原材料7品目のうちの2つである卵と乳製品が使われていません。パン粉には乳成分が含まれている場合があるため、石井食品はパン粉のメーカー様と掛け合い、乳製品不使用の特別なパン粉を提供いただいております。
また、卵にはミートボールのつなぎとして、また肉の臭み消しとしての役割があります。卵を使う必要が無い商品づくりのため、鶏肉メーカーと一緒に研究を進め、臭みのない鶏肉が実現しました。
特に卵と乳製品は食物アレルギーを持っているお子さんが多い食材なので、より安心して食卓に出していただくためのこだわりです。

3.商品情報の公開

2000年から品質保証番号を設け、全てのミートボールのパッケージに印字しています。2001年からは「OPEN ISHII」をWEBサイト上で開設し、品質保証番号と賞味期限を入力することで賞味期限と原材料の履歴が確認できるようにしています。現在「OPEN ISHII」では、原材料の農薬検査や収穫時期など、なるべく多くの情報をお届けし、安心に繋がるよう努力しています。
石井食品の商品は「調べようと思えば調べられる」という状態。この実現のためには、出荷時にデータを入力するという生産者のみなさまの協力も不可欠です。

ここまでオープンな情報開示にこだわるのは、ミートボールは”親も嬉しい子どもも嬉しい”食べ物でありたいという思いからです。「子どもだけが嬉しいもの」って、たくさんありませんか?例えば「そのお菓子は、食べすぎないでほしいな…1個までね!」。一度はかけたことがある言葉ではないでしょうか。

ミートボールで、親は安心して食べさせられてハッピー、そしてお子さんもおいしくて喜ぶ。そんな世界を目指しています。

50周年宣言:ミートボールの次なる挑戦

ここまで石井食品のこだわりを語ってしまいました!
しかし、まだまだこれからも挑戦を続けます。ここからは、50周年を迎えてまだまだ挑戦をやめない私たちの意思をお伝えできたらと思います。

宣言1:パッケージを減プラにします

私たちは、プラスチックの使用量を減らし、環境に配慮したパッケージへと転換を図っていきます。これまでもTBM社と協力しながら、おせちの梱包材にLIMEX(ライメックス)を使用する取り組みを行ってきました。

2024年1月に発売した『神奈川三浦市のキャベツを使ったハンバーグ トマトソース ロールキャベツ風』にはLIMEXを使用した食品用の包材を使用しています。

ゆくゆくは年間1億袋の製造数があるミートボールにも使用していく予定です。

石井食品は環境の面からも、お子さまの未来のために安心を提供できるように努力します。

宣言2:素材をオーガニックに!

2023年からはミートボールに使用しているトマトペーストに、有機農法の先駆者として名高いイタリアの「アルチェネロ」のトマトペーストを使用しています。

将来的には玉ねぎ、パン粉も有機のものに切り替えていきたいと考えています。鶏肉は現在、唐津工場では全ての飼育期間中で抗菌性物質を含まない飼料で飼育されている佐賀県産「骨太有明鶏」を使用しています。今後は、八千代工場、京丹波工場、唐津工場の3工場全てで鶏肉は抗生物質不使用のものへの変更に挑戦したいと考えています。

宣言3:もっと「使える」ミートボールに

今月(2024年2月)より、常温で保存できる『いつでもミートボール』『いつでも 1.5倍チキンハンバーグ』が発売となります。実はこれまでも、みなさんがスーパーでお手に取ってくださる冷蔵タイプのミートボールとは異なる、常温で保存できるミートボールを展開しており、自衛隊にもご採用いただいてきました。

この常温で約1年保存可能なシリーズを『いつでもミートボール』『いつでも 1.5倍チキンハンバーグ』としてリニューアルし、販売を開始します!

例えば、お子さんと外出した際に「案外子どもが食べられるものがなかった…」なんていうことはありませんか?ぜひ、そのまま食べられるミートボールをかばんに1つ忍ばせてお出かけください。

その他、キャンプのお供としてアウトドアで使用いただくことも期待しています!
非常食も食品添加物を使わない製造工程でつくっている石井食品としては、いつも通りの味を「備えつつ食べる」という新しい文化を生み出せたら嬉しいですね。

次の50年に向けて、石井食品は進化します

いつもお召し上がりいただいているミートボール。知らない情報はあったでしょうか?
ぜひ、もっとミートボールを知って、もっと安心していただけるよう愚直に努力してまいります!