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岩崎ひろき、100人入るライブハウスにお客さんを1人しか呼べず

岩崎ひろきです。

最近、よく言われるのが

「岩崎さんがやるイベント、いっつも満席になってますけど、どうやってるんですか?」

これはね、もーほんとに、嬉しっす。

今年やったワークショップのうち、満席になってない回のほうが少ないんじゃないかな?

おかげさまで、来月神戸でやるイベントも50席満席。死ぬほど楽しみ。

....

こうやって人を集めてるとですね、昔話をすると、驚かれるんす。

いやあのね、僕ね、全く人が集まらないミュージシャンだったんだよね...いやー恥ずかしい。

ちょっと昔話をしましょう。

そうですね、えー、あれは、ぼくが大学生の頃だったと思います。

僕ね、大学生の時にライブ活動やり始めたんす。

19歳くらいですかね、大して弾けないピアノで、友人と曲を作ってね、ライブ活動をよくしてました。

サークルでもね、まあまあ歌は上手いほうだったから、ライブをやったら、最初は友達が来てくれたわけ。

でも、何本かやったらこなくなる。だーれも、来なくなる。

お客さん1人に対して1人で弾き語りやったこともありましたよ。もう僕も罰ゲームだし、呼ばれたお客さんも罰ゲーム状態。

100人は入れるライブハウスで、ステージに岩崎1人、お客さんも1人。もはやあれは軽い瞑想と言えよう。「家でやれ」と言いたくなる。

まあ、そりゃそうなのよ。10年前の僕に3000円も払う価値はどこにもなかった。面白くないし、演奏も下手。

ライブハウスのブッキングライブってね、人が呼ばないと、その分「ノルマ」を払わなきゃいけない。

だから、お客さんを呼べない僕は、演奏するたびに、演奏後に万札をライブハウスに払ってた。

毎回、こんな状態。お客さんとの一対一の瞑想ライブをやったあとにライブハウスに万札を渡した時、もうなんか自分の中でプッツンしたね...。

そのうちに、僕はどっかのタイミングでライブをするのをやめた。もうすり減るだけだから。

その数年後、ゴスペルの指導を、いい機会があって、始めた。

わあなつかしい、これ、23歳とかじゃないかね。

このときねー、びっくりしたんだよね。

今まで、自分の演奏では誰も喜んでくれなかったのに、自分が伴奏をしてみんなを歌わせた途端、みんな笑顔になった。キラッキラの笑顔になった。

これが、

こんなかんじに。(犬はいなかったけど)

あんまりに自分がライブハウスで演奏してたときと、目の前の景色が違いすぎて、最初は意味がわからなかったんだけどね、

シンプルに、初めてだった僕のクワイア指導は、拙いながらも、誰かを喜ばせるには十分だったのだと思う。

当たり前なんだけどさ、自分が、自信持って面白いって言えるものじゃないとさ、お金とっちゃダメなんだよなー。

そりゃそうじゃん、

「このカレーまずいです、1000円の価値は自分では無い思う、でも1000円です」


って、そんなの誰も食わん。食ったとしても、二度目は無い。

でも、ライブハウスでお客さんと一体一で瞑想やってたころは、それをやってた。

地獄絵図だけど、僕よりも、お客さんの方が辛いよね。それで3.000円とか払ってくれてたわけだから。

アマチュアでやってるミュージシャンってついそこが忘れがちだ。なにより僕が、ほんとにそうだった。

....

ここ一年間、打つイベント打つイベントが満員だ。ほんとにありがたい。

イベントを打つときは、毎回、自分自身で「これは面白い!」って心から言えるようなものにしてる。

だから、ワークショップもセミナーもライブもね、毎回、僕自身が、楽しい。

...こういうのさ、たぶん僕みたいな無名ミュージシャンがプライドもってやってくべきなんじゃ無いかなあ?

なんかさ、そうやって大きな波みたいなものを作っていきたい。

音楽イベント、ライブ、ワークショップ、最近なんかオモシレーのばっかだなって。岩崎界隈のやつらオモシレーぞ!みたいな。

面白くないことやってもらう3000円とか、もう絶対に嫌なんだ。

12/7 岩崎ひろき大感謝祭。

(後援 GOSMAC アカデミー)

※非オアシスイベントです。オアシスに入ってない方でももちろんオッケー。

昨日が予約スタートで、42名の予約をもらいました。

ステージ上にバーカウンター作るっていうアホなイベント。採算とれるかとかそんなもんガン無視。面白けりゃいつかそれが帰ってくるはずだ。

あと8席で満席。ドリンク+フード込みで5000円。オモシレーこと、やるよ!

予約こちらから。

追記 : 残り1席です。二階席のみです!



ここからは自由に値段を設定して投げ銭することができます^^