1.UAPディスクロージャーの現状
前回の記事ではなんだかんだで期待もあったUAPディスクロージャー法が、上院で可決されていた内容から、下院で大いにトーンダウンされてしまったという残念なニュースをお伝えしました。タッカー・カールソンもティム・バーチェット議員とのインタビューで名指ししていましたが、UAPディスクロージャー法を骨抜きにしたゲートキーパー議員が、下院軍事委員会委員長のマイク・ロジャーズと、下院情報委員会委員長のマイク・ターナー、新下院議長のマイク・ジョンソン、上院少数党院内総務のミッチ・マコーネルの4人ということでした。この件に関して、UAPディスクロージャー法の発起人であるチャック・シューマー上院議員が何と言っているか、確認してみましたが、基本的には「とても残念だが、成果もあった」といったことを語っており、随分と物分りが良いというか、気持ちの切り替えが早い様子でした。
これに対してジム・ハイムズ議員から反応があります。
名前にウクライナ国旗のアイコンを入れたギャング・オブ・エイトの一人ですか。むしろUAPディスクロージャー法を見過ごす方が不自然なくらいに思えますが・・・結局、国民の利益、人類の利益に興味がある「有力議員」なんているわけがないのでしょう。代々世襲と買収した組織票でその地位を受け継ぎ、更に上に隠れている本当の影の権力者のために奉公しているのが議員というものであり、彼らを選ぶ国民もみんな自己保身しか考えていないのです。全てはカネの力で駆動される機械仕掛けのモノポリーであり、みんな自分が今得ているカネ、地位、安定、幸せを手放してまで人類全体の幸福を実現するために働こうとなどしません。
UAPディスクロージャーは、考えうる限り最も人類全体の幸福に近づく方法です。つまりそれはフリーエネルギーに直結するものだからで、カネによる支配システムの無効化に直結するものだからです。しかし、その結果を求めているはずのコミュニティの多くの人々は、この話題について語らず、100年経っても絶対に起きないネサラゲサラの作り話の方に期待し、何も起きない無意味なカウントダウンを毎週、毎月、毎年繰り返し、窓に写った室内灯をUFOだと言って拝み、想像上のホワイトハットに感謝を捧げ、QFSの勘違いに歓喜しているのだから滑稽です。メドベッドくるくる詐欺については、本当に期待してしまっている病気の人や高齢者もいるのだから笑い話では済みません。そしてこれら全ての愚行を肯定するのにスピリチュアルな戯言がとても便利に使われていることは、このコミュニティが性根から腐っているか、あるいは底抜けに愚かであることを示しています。
UAPディスクロージャー法は、実質的に無効化されました。マイクがウェビナーでこの法案について説明していたこと、期待を込めていたことの多くが泡と消えました。しかし、おそらく情報権限法の内部告発者保護規定は残っているので、あとはコーリーが言っていたように、内部告発者たちが次の手を打ち、写真や動画の証拠を出してくるかどうかです。もう、ソル財団のような民間の取り組みに期待するか、「破滅的」なディスクロージャーしか道はないのかもしれません。このニコラスGという人もソル財団の関係者でした。
結局UAPディスクロージャー法がどんな内容に落ち着いたのか、一応見ておきましょう。
ということでした。7月に上院で可決されたUAPディスクロージャー法の驚くべき部分はすべて削ぎ落とされ、しかも我らがティム・バーチェット議員が盛り込んだ修正案が下院で可決されたにも関わらず、上下院協議委員会の裁量で取り下げられてしまったようです。この結果に対しては色々と厳しい意見が寄せられています。クリス・メロン氏が「それでもAAROやガリレオ・プロジェクト、その他が調査を続けることはよい知らせだ」と言ったことに対して:
寄せられた140件以上のリプライの全てがこのような意見で、皆さんAAROとガリレオ・プロジェクト(アヴィ・ローブ)には強い不信感があり、その分、グラッシュとソル財団に期待をしているようでした。
また、UAPディスクロージャー法を骨抜きにした4人のうちの一人である下院軍事委員会委員長のマイク・ロジャーズについて、マット・ゲイツ議員がミスリードするような発言をしていたことが指摘されていました。
議員の一時の発言など全く信用できないということです。
UAPディスクロージャー法が無力化された後、ニューヨーク・タイムズ紙にはこのような挑発的な記事が掲載されました。
一方で、タッカー・カールソンは再びUAP問題について取り上げ、グラッシュにインタビューを行いました。
これを翻訳したかったのですが、1時間以上の長さがある上、年末年始の繁忙期に突入してしまうので、無理そうです。コーリーはこのインタビューについて以下のように投稿しています:
この書き起こし自体少し編集されていました。グラッシュはこの発言の前に、宇宙には陰と陽があり、世の中には善も悪もいる、というような前置きをしています。しかし、仮説とは言いながら、「悪のエイリアン侵略」をほのめかす発言のようにも取れるのが少し気になりました。タッカーはこの点に関してはスルーして、特に深掘りしていませんでした。
2.ジョーダンの最近の更新
コーリーのことが大嫌いなジョーダン・セイサーですが、彼の主義・主張はコーリーと重なる部分が非常に多いのが可笑しいところです。この3年間、Qコミュニティがクリックベイトのための偽者たちの妄想発表会の場となってしまった中で、彼のように正常な精神を保ち、狂うことがなかった人は貴重です。
これからプレッピングを始める人は新鮮な楽しさもあるかもしれませんが、10年、15年前から備えていた人は、備蓄品を更新したり、消費期限が切れた備蓄食料を消費したりすることに疲れてしまっているのではないでしょうか。私はそのタイプで、もう備蓄には関心が薄れ、プレッパーだけが生き残るような世界になったら、面倒なのでいっそ楽に死にたいという気持ちです。しかし、わかりません。いざそのような状況になったら生存欲が湧いてくるのかもしれませんね。ジョーダンの記事に筋金入りのプレッパーの方がコメントしていて、備蓄を始めた時期がちょうど私と同じだったのですが、私にはこの人のように備え続ける体力がありませんでした。
最近のジョーダンの更新で次に注意を引かれたのがこちらです。ジョーダンは、エリートたちがこぞって避難壕を建設している理由は、ソーラーフラッシュへの備えからだと主張しています。
何年も前にSSP内部告発者たちが種を蒔き、コミュニティが希望を膨らましていたヴィジョンを、今ではジェフ・ベゾスが語っているというのはなんだか変な感じです。コーリーやトンプキンスをインチキ扱いしていた人たちはこういう展開を見てどう思っているんでしょう?
3.パラディン再登場
7月以来、パラディンのポッドキャストは更新されないまま、GIDIFAとマルコスの偽息子についての説明もされないままですが、久々にチャットの方に登場していました。
ギデオンが詐欺師だと気がついたパラディンですが、私はマルコスの偽息子の件があるので、この人はいいように騙されている可能性があると思っています。このチャットに集まっている人たちも以下のような画像を投稿しているくらいですから、識別力が非常に低い人たちの集まりなのです。
パラディンが久しぶりに伝えに来た漠然とした「情報」も、SNS上で繰り返されているカウントダンと基本的には同じであり、こういった話というのは「もうすぐだから、死ぬまで待っていて下さい」という心の牢獄なのだと思います。ただ、パラディンの「逮捕次第。逮捕者が出れば我々が勝ったとわかる」という言葉は現実的な指標と言えるでしょう。「(嫌いな人間はみんな)ゴム人間に入れ替わっている」などと訳の分からない妄想に現実逃避している人たちにとっては意味を持たないでしょうが。
4.今年の総括
「2023年ネサラ情報決定版」の記事で、ホワイトハットグループが持っていた「ヨハネス・リヤディ氏の債権」は、イギリスの貴族院で大真面目に議論されたものであることから、「本当のストーリー」として紹介しましたが、その後、マルコスとタラーノに関係する多くの怪文書・偽造文書(記事ではまだ紹介していないものもあり)を目にするにつれて、大きな疑念も生じてきています。ありえないほどの量の金塊を担保にしている点など、共通点もあります。
実は今年、ある本物の霊媒の方とお会いする機会があり、マルコスの金塊について真相はどうだったのかお尋ねしました。その方の感じ取ったヴィジョンでは、マルコスはハワイに亡命した際に、命と引換えにあるグループに金塊を託していたそうです。そのグループはイルミナティやDSに関係するグループで、その取引には「巧みな説得」があったそうです。マルコス家は金塊の行方がわからず、「あの金は自分のものだと公に主張して彼らに暗黙に返却を要求するしかない状況」のようであり、タラーノの金塊も間接的に何らかの関連があるということでした。
このヴィジョンは、ボンボン・マルコスが「金は持っていない。彼らは何か知っているのかもしれない。教えてくれ。私も金がほしい。私は金を見たことがない」と言っていたこととも合致しますし、マルコスが政権に復活できたのも、「巧みな説得」の中にそのような将来の約束が盛り込まれていたと考えることもできます。
BRICSで(主にロシアから)金本位制に基づく共通通貨の話が出ていること、西洋から東洋への権力の移動は昔から取り決めであるという話(これはコーリーが言っているだけでなく以前からよく見かける話)、マルコスの謎の復権、これらは互いに関連する動きなのではないか、ということもお尋ねしたところ、その方は「関係しているのかもしれませんね」とおっしゃていました。関係しているとすれば、イルミナティのレベルで糸が引かれていることになります。
これが大体の今年の総括になります。東の王族は西の王族より少しはマシかも知れない。それは王族だって民衆から好かれたいでしょう。「前の支配者のほうが良かった」とは言われたくないでしょうから、少しは(リップ)サービスするはずです。夢を持たせるはずです。
基本的にパラディンが伝えている「情報」も、「新たな金融システム」というのも、この筋書きの上にあることだと感じています。他に具体的な根拠がないか、かなり探しましたが、頼りない話(GIDIFA・偽マルコス→タラーノ伝説)しか見つかりませんでした。
世界経済フォーラムが提唱する2030年までに「何も所有せず、幸せになれる」タイムライン、現在の私たちが進んでいるとコーリーが見る「第4密度ネガティブ」のタイムライン、コミュニティの多数派がいる「もうすぐだから、ポジティブな気持ちで死ぬまで待とう」のタイムライン、現実主義のジョーダンも起きることを確信している「ソーラーイベント」に向かって、全てのタイムラインが収束していくというのがコーリーのインテルです。
来年はどんな年になるでしょう。今年もお付き合いくださり、ありがとうございました。