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軍産複合体SSPの反逆児デイヴィッド・アデアの破天荒な冒険譚・第2話「太陽のCMEがもたらす超党派の時代」

前回の続きです。デイヴィッド・アデアは世界中で宇宙プログラムが興隆していきている背景には、「避けられない何か」が目前に迫っていることが理由にあると言っていました。そしてデイヴィッド・アデアは送電網のハードニング(補強)に取り組もうとしているとも発言していました。彼はその意味を最近になって明らかにしました:

デイヴィッド・アデア:アメリカはインフラというものに関して考え方が遅れている。何かが起きてそれが使えなくなるのを、たた持して待っている状態なんだ。そして災害などでそれが粉砕したら、修復する。橋や道路はそうして絶えずアップグレードされてきた。ところがその試みがなされていないものがある。それは送電網だ。実際に電気がついているのだから、手を入れる必要はないだろう、と思われている。そう言っていられるのも太陽のCME(コロナ質量放出)が起きるまでのことだよ。

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これは1859年の9月に実際に起きたことだ。キャリントン・イベントという。天文学者のリチャード・キャリントンがコロナ質量放出を観測したことからその名前がついたんだ。私たちはこの自然現象に対してとても脆弱だ。
ではコロナ質量放出とは何か?太陽は回転している。そして人間と同じように、玉の汗を払ってピッと放つのさ。

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太陽の場合、その汗の玉はプラズマだ。熱い。そして一粒がエベレスト山くらいの大きさと質量を持つ。それが宇宙空間を光よりちょっと遅いくらいのスピードで飛んでくる。太陽から地球までの距離だと14時間くらいだ。地球に届く時には、プラズマ内の陽子(プロトン)が極度の荷電粒子となっている。幸いにも地球にはヴァン・アレン帯という放射線のバリアある。
しかしヴァン・アレン帯は必ずしも私たちを守ってくれるわけではない。キャリントン・イベントがあった1859年と言えば、まだ南北戦争の頃だ。当時の電子機器はまだテレグラフ(電信)くらいしかなかった。
そしてこのプラズマの玉が飛んできて、ヴァン・アレン帯に当たった。そして2等分に分かれて、それぞれ巻き込むように回転して、ぶつかった。それが大気圏を通過する間にバラバラになって、地球全土に飛散した。これで多くの人が死んだと思うかい?いいや、CMEは植物や動物にとっては無害だ。しかし電子機器にとっては致命的なんだ。それは降り注ぐ荷電粒子のせいだな。電気は抵抗の最も少ないところを探す。そしておあつらえ向きなことに、全ての送電線は地上12メートルの電柱のてっぺんに張り巡らされていた。さあどうぞ、と待ち構えていたわけだ。そして今もそうだが、送電線は絶縁被覆されていない。なぜか?
重くなるからだ。電柱や送電塔を地面に引き倒してしまう。だから裸の電線が高い位置にあるわけだ。そこへプラズマが雨のように降ってくる。
配電線は6600ボルトの電圧を想定して設計されている。そこへ落ちてくるCMEの雨の電圧は300万ボルトといったところかな。

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送電線にCMEの雨が触れた瞬間、電線は赤熱・白熱するだろう。そしてパッと焼損する。焼損する直前には、信じられないような発光をするだろうね。フラッシュを焚いたような感じだ。家の中でも、オフィスの中でも、あらゆるライトが物凄く明るくパッと光って、それっきりだ。そこからはもう、ずっと消えたままだよ。再び電気が復旧するまでには2~5年かかるだろう。それだけではない。まだまだオードブルさ。フルコースはここからだ。街中にある変圧器はオイル(変圧器油)で満たされている。

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柱上変圧器

電線が溶けないように冷却するためだ。しかしCMEの雨による巨大な電圧の波が通ると、 オイルに点火して、全ての変圧器(トランスフォーマー)が爆発する。それはナパーム弾と同じだからだ。

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この時に荷電粒子によって大気がイオン化されると青い光を発する。

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想像してみるといい。街を歩いていると、突然ピカッと光って、全ての変圧器が爆発する。火の点いた変圧器のオイルが飛び散って、街じゅうにナパーム弾が落ちたような状態になる。視界に入るものは全て燃えている。これがまだほんの最初の数分の出来事だ。さらにもっと悪くなるよ。その20秒後に何がやって来るか?飛行機が落ちてくる。常に上空には飛行機に乗った50万人の人々がいるんだ。エンジンがシャットオフして、再始動できないから、燃料で満たされた全ての飛行機が落っこちてくる。ミサイルと同じだ。これらが街なかに落ちてくる。病院、図書館、学校、住宅。制御が効かないから、落ちる場所を選べない。全国で火事だ。まだ他の州が応援に来れるカリフォルニアの森林火災とはわけが違う。この場合、全ての州が燃えているんだ。「助けを呼ぼう!消防署に電話だ!」できない。携帯電話も通じないよ。リレーリンク、基地局、全て機能しない。衛星電話すら通じない。信号を送るアンテナ(uplink dish)が使えなくなるからね。「警察を呼ぼう!」できない。これは私だけが主張していることではないんだよ。CIA、FBI、NOAA(海洋大気庁)を含む26の政府機関がこのことを調査研究するように言われたんだ。彼らは決してお互いに友好的ではない。しかし全ての機関が同じ数字をはじき出した。つまりその数字がとても現実的なものだということ意味する。そしてそれは恐ろしい数字だ。最初の一週間で、少なくとも全人口の75%~80%が死ぬそうだ。まず火事で。煙を吸って。
飛行機の墜落。爆発。それだけじゃまだ足りない?オーケー。車は動かない。車のコンピューターが故障するからだ。移動手段はない。徒歩か自転車が頼りだ。そして恐怖の第二波がやってくる。食料がない。水がない。あらゆる物資がない。ミレニアル世代は携帯が全く使えなくなったらどうなる?ノートパソコンもタブレットも役に立たない。暴力が発生する。そこで死者の数がぐっと増える。食べ物も水も薬も手に入らない。病院にいる人々はどうなる?死んだも同然。非常用発電機があるって?本当に?その9割は動かないよ。一度も起動して点検したことがないんだからね。
おっと、原子力発電所を忘れないで。冷却水がなくなるよ。ポンプの電源がなくなるから。非常用電源はあるね。3日間しか持たないよ。その後はオーバーヒート(過熱)してメルトダウン(炉心溶融)だ。
全国の原発がメルトダウンして爆発する。アメリカの60基の原発がすべてチェルノブイリ原発と化す。もうおしまいさ。
どれだけ最悪な想像をしても、現実に起きたらそれを遥かに上回るだろう。こういう話をすると、きまって「人騒がせな奴だ」とか「チキン・リトル(悲観論者)」だとか言われる。目を覚ましなよ。ニューヨークのブラックアウト(大停電)を思い出すんだ。
1965年の大停電は、私の前腕ほどの大きさのヒューズ一つによって引き起こされたんだ。それでアメリカ北東部全体とカナダの一部が停電になった。それだけ脆弱なものなんだよ。

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ここで一旦、日本の歴史も振り返ってみましょう。キャリントン・イベントがあった1859年と言えば、日本はまだ日米修好通商条約を締結した翌年の江戸時代末期でした。日本天文学会の天文月報2017年7月号に掲載された「東アジアの歴史書に記録されたキャリントン・イベント 」という研究によれば、当時(安政6年8月6日)の記録として以下のような目撃報告が青森・山形・和歌山で計4件見つかっています。

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また、この研究報告には以下のような記述もあります。これは陰謀論でもオカルトでもないのです。

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また、江戸時代にはキャリントン・イベントよりも大きな磁気嵐が起きていたことが明らかになっています。

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1770年にキャリントン・イベントより大きな磁気嵐があったというのは日本独自の情報であるようです。この時にはアメリカよりも日本の方に多くのCMEが降り注いだということでしょうか。そして以前、コーリー・グッドはソーラー・イベントの後にはミニ氷河期がやってくると言っていました。

実際に1770年の磁気嵐の後、日本では浅間山が噴火し、天明の大ききんが起きていました。

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デイヴィッド・アデアの言葉を借りるまでもなく、食べる物がなくなった人々が暴徒化することは歴史が証明しています。人肉ですら食べるようになるのです。現代の日本人の精神性や民度は、江戸時代と比べてどれほど上がったでしょうか?電子機器がなかった1770年代ですらこの有様だったのです。現代の日本でこれが起きたら一体どうなるのでしょうか?実は、それをシミュレーションした日本映画があります。矢口史靖監督の2017年公開作品『サバイバルファミリー』です。

この映画では、「ある日突然、朝起きたら電子機器が全て動かなくなっていることに気づいて」から、「電気が復旧する2年126日後」までの、「現代日本の平均的な一家の様子」を描いています。映画のラストでは、「2年半前の世界同時停電の原因は、大規模な太陽フレアか彗星の異常接近か」というニュースが流れるシーンがあることから、これがソーラー・フラッシュ/マイクロノヴァ/CMEイベントをシミュレーションした映画であることは確実です。ただし、映画では家族の再生や人間らしさを取り戻す過程をメインに描きたかったようで、停電の原因と復旧についてはリアリティが追求されておらず、だいぶ楽観的でソフトランディングのシナリオになっています。したがってデイヴィッド・アデアが指摘するような変圧器の爆発や飛行機の墜落や原発のメルトダウン、暴力の側面は全く描かれていません。それでも「電気が使えないとこんな生活になるのか」という側面は詳細に描かれており、それだけでも十分に目を覚まさせられます。多くのヒントを与えてくれる必見の映画だと思います。

デイヴィッド・アデア:まあ、これら全ては経験する必要がないことなんだよ。そして予防に何兆ドルとかかるわけでもない。100億ドルあれば、送電網を補強できて、こういった事態を避けることができるんだ。使うのは1950年代からあるテクノロジーさ。有効なのは実証済み。なぜなら軍は1950年代からそれを実際に使用してきたからだ。サージ防護装置(SPD)、分流器、開閉器、そしてファラデーケージ。これは電子機器に網のように被せて、CMEから保護することができる。
これらを全て送電網に組み込めば、CMEがやってきても大丈夫だ。それどころか、大きな蓄電器を並べておけば、CMEから何ヶ月分もの電力を蓄えることだってできるさ。ひどい死に方をする必要なんてないんだ。予防策さえ講じておけば。しかし私が送電網を補強することは、月に行くより困難だ。私は1950年代のテクノロジーでできるって言ったね。では何が問題なのか?政治だよ(笑)。まいったね!私たちは皮肉なことに、私たち庶民の代表に裏切られたんだ。リサ・マカウスキー上院議員。彼女は米上院エネルギー天然資源委員会の委員長だが、送電網の補強のための予算案を3回却下した。こういった人間が政治ゲームに興じて、皆さんの命、皆さんの子供たちの命、そして孫たちの命をもてあそんでいるんだ。彼らは全く気にしちゃいないよ。ちゃんと仕事してアメリカ国民のことを守れってんだ!国民はそのためにお前たちに税金を払っているんだよ、と言いたいね。でも皆さんも、ただ黙ってじっとしているだけで自分は安全だと思っているなら、それは大間違いだよ。

マカウスキー上院議員は共和党に居ながら反トランプを公言している議員で、「オバマケア撤廃を阻止した実績」で知られる「沼」の住人です。

トランプ弾劾には、勝ち目のない戦いと悟って反対票を投じましたが、したたかに共和党に居座って、悪のアジェンダのための工作活動に勤しんでいるのでしょう。

トランプ大統領の「沼の排水」は、難航しているのでしょうか。

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「沼の生き物たち」にマカウスキー上院議員も加えるべきでしょう。

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デイヴィッド・アデア:明らかにアメリカは対策するつもりがないようだ。それはアメリカ国民のせいではないよ。ワシントンD.C.のアホたれどものせいだ。私は何年も送電網の補強をしようと試みてきた。そして中東から宇宙プログラムを運用してくれと声がかかったわけだ。だからこれから彼らと数週間かかけてじっくり話し合うつもりだ。私がやりたいことは山積みだからね。彼らが金を出すならそれらが全て実現できる。そして彼らは私に中東の送電網を補強して欲しいと言っている。彼らから私に頼んでいるんだ。ここアメリカでは、私は多くの者たちにせっついてきたが、彼らは何もしようとしなかった。だから私は中東へ行く。エジプト、シリア、だけでなく中東全部の送電網を補強する。イランもだ。「売国奴め!」と言う者がいるだろう。違うよ。あんたらの身を守ってやろうとしているんだ。なぜならどの一つの大陸として、CMEで炎上させるわけにはいかないからだ。どうして?煙が上空にのぼるからだ。大陸全土で上った煙となればとても分厚いから、太陽を2年間は覆い隠すだろう。地球上の全ての専門家が同意するよ。まず第一に、全ての植物が絶滅する。日光がなければね。第二に、全ての動物が絶滅する。そこには皆さんも含まれるよ。だから私は、それを防ぐためならイランの送電網の補強だってやるさ。彼らが私たちのことを嫌っていようがいいさ。工事が終われば好きになるかもしれないよ。それにこれは防御システムだ。彼らも補強した送電網で私たちを攻撃することなんてできないよ。こう言うと「EMP爆弾が通用しなくなるじゃないか」と言う者がいるだろう。ここまで来たら、そんなことはどうでもいいんだよ。もはや国の違いや政治の問題ではないんだ。「種」の存続がかかっているんだから。世界人類の問題だ。この問題に正面から取り組まなかったら、問題の方からやって来て捕まってしまうぞ。そしてこの脅威には2種類ある。一つは天然のCME、コロナ質量放出だ。もう一つは人工のEMP、電磁パルス攻撃だ。「EMPの脅威なんてあるの?」どうせ何もしないなら、せめて「パナマ運河」「ミサイル」「船」「発見」とタイプして検索してごらんなさいな。

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この北朝鮮船から何が見つかったと思う?2本の旧ソ連SS-18ミサイル(R-36ミサイル)だよ。

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どこから来たのか?キューバだ。いつのもの?1962年のキューバ危機の時のミサイルだ。
どこへ運んでいたのか?北朝鮮だ。なぜ?北朝鮮のリトル・ロケットボーイ(金正恩)が核弾頭の代わりに、2本のミサイルにEMP弾頭を搭載させることになっていた。それからどうする?船の積荷目録には次の行き先が書かれていた。メキシコ・シティだ。なぜ?彼らは2本のミサイルをメキシコの砂漠かどこかに持っていって、ボン、ボン、とアメリカに発射するつもりだったんだ。

EMP兵器の脅威に対しては日米で共同して対処する用意があるようです。

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トランプ政権になるまでは、専門家がいくらEMPの脅威を指摘しても、政治家によってねじ伏せられる風潮がありました。

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またも「オバマ」政権につながる「エネルギー」担当の政治家が出てきました。シャロン・バークはEMPなど脅威ではないと一蹴し、リサ・マカウスキーは送電網の補強など必要ないと三蹴したわけです。悪のアジェンダにおいては、ウイルスだけでなく、「コロナ」質量放出も人口削減計画に利用する腹積もりなのでしょうか。

デイヴィッド・アデア:北アメリカを壊滅させるにはこの2発のEMP弾頭で十分だ。「迎撃しよう」。何を使って?北アメリカの南西部にはミサイル防衛システムがない。必要だと考えられていなかったんだ。ぽっかり穴が空いた脆弱な状態で、ただ座って待ってる。そこへミサイルボーイが2発のEMPを撃たせる。一つはミズーリ州、もう一つはアーカンソー州の上空へ。そのあたりのどこか、国の中央部だ。その上空の高度500キロメートル(外気圏)でブーン、ブーンと爆発させる。ブーンという爆発音は聞こえないよ。閃光が見えるかもしれない。ただの雷だと思うだろう。核爆弾とは違うんだ。そしてEMPの電荷が降ってくる。それからやっと何かが起きたことに気がつく。パッと光ったと思ったら、全てがブラックアウトだ。そしてまたあのクレイジーなシナリオになる。変圧器が爆発、飛行機が墜落、原発がメルトダウン。嵐でブラックアウトしても数日で復旧するだろう。でもわかって欲しい、それとこれとは全くの別物だ。私はあなた方に生きていて欲しいんだよ。傷ついて欲しくない。あなた方のことが好きだからね。民主党支持者も、共和党支持者も好きだよ。無党派もね。これは政治信条の問題ではないんだ。これは超党派で対処すべきことなんだ。私たちが協力しなければ、みんなして死んでしまうことになるぞ。私は皆さんにこんなことを経験して欲しくない。安全を確保したいんだ。安全地帯(サンクチュアリ)を作りたい。でも何も手を打たなければ、皆さんの避難場所(サンクチュアリ)は黒焦げに焼けてしまうよ。これはSF話ではない。作り話ではないんだ。どんどん現実味を帯びてきている。アメリカがだめだから、私は中東へ行くよ。そして中東からプレッシャーをかけて、皆さんのために何か手を打つようにワシントンD.C.のアホたれどもに強制するつもりだ。政治家が仕事をしようとしないなら、バール(かなテコ)でも使って無理やり動かさなくちゃならん。国民を守るのが彼らの仕事だ。そしてこれは技術的に難しいことではないんだ。全くね。この脅威の現実性は?やつらは狙っているぞ。どういう意味だ?「シリコンバレー」「変電所」で検索してみなさいな。

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変電所が閑静な場所にあった。そこに数人のやつらが現れたんだ。男か女かもわからない。誰にせよ、高度に組織化された賢い者たちだ。彼らはサイレンサー付きの銃で防犯カメラを壊した。チェーンを切って変電所に侵入。変圧器を銃を撃った。電柱についているような変圧器ではない。体育館みたいに大きな変圧器だ。それを17基も銃撃した。
何百万ドルもの損害だ。このサイズの変圧器を交換するのにどれだけの時間がかかるか?まず中国かドイツに発注して、届くのは2年後だ。そもそも予備の変圧器などというものは、自国で生産するべきものだ。私の送電網の補強案なら、1年半以内に北アメリカ大陸全域に導入を終えることができる。こんな単純なことをわからせるのに、こんなにまで言葉を尽くさなくてはいけないことが信じられないよ。あなた方の命を守るためなんだ。私はテキサス州知事から電話をもらった。テキサスは独立国だった歴史があるね。
あの時代のデイビー・クロケットとジム・ボウイの精神がテキサスの民衆の中には生き続けているんだ。
そしてテキサス州知事は私がとてもあがいているということを聞きつけたんだ。そして彼は言った。「我々はワシントンD.C.のバカどもがどうすべきか決定するまで指を咥えて待つつもりはない。我々はテキサス州だけでも送電網を補強して欲しいと思っている」と。「本当に?できますよ」「いくらかかる?」「えーっと、10億ドル」「10億?じゃあ小切手を切らせるよ」そんな感じで話が決まった。そういうわけで私はテキサス州の送電網も補強する。だからアメリカ中でブラックアウトが起きて火に包まれても、テキサス州だけは無事だ。電気は灯り、火事は起きない。テキサス州がアメリカを統治することになる。それが気に入らないなら、アメリカ全土の送電網を補強させろ。ただ座って何もせずにいるな。という話さ。でもテキサスは何か行動したいと思っている。私はまず中東に行って送電網を補強し、戻ってきたらテキサス州の送電網を補強する予定だ。そして中東とテキサスの間にワシントンD.C.を置いて、万力のように締め上げてやるんだ。そうして圧力をかけて、なんとか仕事をさせて、皆さんを守るようにさせたい。インターネットを見てごらん。私が話したことを裏付ける何千という記事がある。26の異なる政府機関がみんな同じ結論に達したんだ。も書かれている。酔いを覚ます一冊だよ。この本の裏表紙を見れば内容の確かさが証明されていることがわかる。

デイヴィッド・アデアが紹介している本はWilliam R. Forstchen著『One Second After』という2009年の小説です。「アメリカがEMP攻撃を受けた時に何が起きるのか」を、ノースキャロライナの片田舎の小さな町を舞台に、詳細にシミュレーションして描いた小説のようです。本の裏表紙には、「出版の数ヶ月前から米国議会で全アメリカ人必読の書として名前が挙がった」「リアルな描写がペンタゴンでも話題」などと書かれています。

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そしてこの本に前書きを寄せていたのはニュート・ギングリッチという共和党の大物議員でした。

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デイヴィッド・アデア:これが起きると言っているのは、一つの党派ではないんだ。超党派の人々なんだよ。どちらの党もこのことについて知っている。でもただ何もせずに座っているんだ。私にはどういうつもりなのか理解できんよ。アメリカ国民はあまりに多くの税金を払ってきた。しかしその見返りに得ているのはクソみたいなものさ。国民は安全を与えられるべきだ。私は中東に行って、それからアメリカだと考えているが、そこで終わりではないよ。世界中の送電網を補強していきたいと思っている。どの大陸も炎上させるわけにはいかないからだ。これは惑星上の全人類の問題なんだ。それを黙って見過ごすことは罪だ。しかもこれはたいして時間も費用もかからず、簡単にできることなんだ。

日本政府はこの問題について認識していて、何か策を講じているのでしょうか?「日本は神の国だから守られている」とただ盲信していれば良いのでしょうか?今後2~3年以内に、政府が日本の送電網の補強について何も着手する気配が見られなければ、私たちは少なくとも映画『サバイバルファミリー』の世界を想定して、準備しておくべきではないでしょうか?デイヴィッド・アデアの指摘は具体的で理にかなっており、とても現実的なものでしたが、それでもやはり私たちには「どうせ何も起きないさ」という心理が根強く蔓延していることは否めません。このある種傲慢ともいえる態度が生まれた最大の原因は、やはり2012年に「何も起きなかった」ことでしょう。

デイヴィッド・アデア:本当であれば、私たちは皆2012年7月23日に死んでいたはずなんだ。調べてみるといい。これは噂でも作り話でもない。全て現実にあったことだが、メディアが伝えたのは2年経ってからだった。
2012年7月23日、3つのCMEが一直線に並んで、まっすぐ地球に向かって飛んできた。完璧な磁気嵐だ。3つのCMEは地球に直撃するコースを飛んでいた。そこで科学で説明がつかない時に私たちが言う、ある「現象(phenomenon)」が起きた。何かがCMEに衝突したんだ。そしてコースが外れた。これが何だったかはわからない。私はどんな説明でも受け入れるつもりだよ。「現象」なんだからね。科学的に説明がつかない。しかしこれがCMEのコースを少しだけ逸らせただけで、十分だった。でもCMEは地球と月の間を通過したのだから、かなり近くを通ったんだよ。1億4960万キロメートルの彼方から飛んできたものだということを考えると、地球から17万キロメートルのところを通過したというのは、極めて近い。

デイヴィッド・アデアはCMEを地球から逸らせた謎の「現象」について、どんな説明にもオープンに心を開いて耳を傾ける姿勢だと言っています。そして故ウィリアム・トンプキンスは生前、このように説明していました。

ウィリアム・トンプキンス:私は彼らには2つの目的があると理解している。一つは太陽の問題を無効化することだ。(中略)太陽は生きているんだよ。いいかい?恒星は生きている。このことを受け入れるのは難しいと思う。(中略)そして星にも機嫌がある。本質的にこれを理解するには・・・複雑な話をするつもりはないが、銀河の中心までさかのぼって考えなくてはいけない。 そこで何が起きているのか?私たちの銀河というのは、他の本当に大きな銀河と比べれば、さほど星の数は多くないんだ。しかし全ての星が何らかの形で太陽の影響を受けている。もし太陽がくしゃみをすると、私たちの全ての通信機器・・・ラジオ、電子機器、全てが影響を受けるんだよ。だからこのETのグループ・・・何と呼ぼうが、この人々は第一に地域への影響を無力化しようとしているんだ。それは私たちの太陽系に限ったことではないよ。でも彼らは仕事としてそれを行って、災害の規模を抑えて、人々や惑星への危険要因を減らそうとしているんだよ。そして私たちは(太陽に)影響されやすいんだ。私たちの日々の態度が変化させられる。良心的な共和党支持者になることもあれば、何らかの理由で民主党支持者に変わることもある。その球体の中にいる人々は太陽(のスケジュール)に同意していない。それだけがただ同意できないことなんだ。(中略)彼らはレプティリアンのもたらしている状況についてとても懸念している。それは彼らの生き方とは相容れないものだから、正す必要があると思っているんだ。(中略)彼らはもう十分に長い期間、自身の学びを経験してきたに違いないんだ。そして地球ももう十分長い間経験を積んできただろうと彼らは感じている。そしてこの状況は正される必要があるのだとね。

デイヴィッド・アデアはCMEを「太陽の汗の玉」と表現し、ウィリアム・トンプキンスは「太陽のくしゃみ」と表現しました。そして「太陽のくしゃみ」という言葉は、宇宙プログラムのブリーフィングで使われている共通の言い回しだとコーリー・グッドは指摘していました。

コーリー・グッド:興味深いことに、「太陽のくしゃみ」という表現は実際にブリーフィングで使用されている言葉なんです。だから「おっ」と思いましたね。「同じだ」と思ったんです。宇宙プログラム内でも、太陽イベントが起きた時にどうなるか?ということについては意見が割れています。いわゆる「精神的な収穫(spiritual harvest)」を期待している人々もいます。破壊されたインフラを再建するのに10年~20年かかる程度だろうと考えている人々もいれば、人類絶滅レベルの出来事になるだろうと考えている人々もいます。だから、何が起きるのかについては、必ずしも皆の見解が一致していないのですが、何らかの「太陽のくしゃみ」が起きるだろうという点では意見が一致しています。トンプキンスは球体が太陽と反対の立場の関係性にあったというような言い方をしていましたが、私が受け取った情報によれば、これらの球体は私たちの準備ができるまでエネルギーをそらして和らげるために来ているのだということだったと思います。そう。彼らは太陽が変移を経るのを手助けしているんです。様々な球体の中には、何百もの異なる惑星から成る連合のようなものがあったという情報もあります。

トンプキンスとコーリーの発言に共通しているのは、惑星連合の球体が2012年7月の地球へのCME直撃を防いだということ。そしてETたちがそのような介入を行ったのは、地球人の準備がまだ整っておらず、太陽のCMEイベントを経験するにはまだ時期尚早と考えたからだということです。

デイヴィッド・アデア:ETの介入があったという人もいる。私はその場に居たわけではないのでわからないが、十分あり得る話だと思うね。私が知っているのは、「何か」が最後の瞬間にCMEを逸らせたということだけだ。これがどれほど深刻なものだったのか?この出来事は起きてから2年が経過するまで公表されなかった。2012年に起きたのに、2014年になるまで一切報道されていない。しかし計算してみると面白いことがわかる。もし2012年7月23日にこの3つのCMEが地球に直撃していた場合、半年後にはおそらく地球上の最後の一人が死んでいた計算になるんだ。その日がおそらく2012年の12月21日、そう、マヤ人は正しかったのさ。私たちは死んでいたはずなんだ。「何か」が介入した。私にはそれが何かわからない。ミスター・スポックとエンタープライズ号だったんじゃないかと思うくらいさ。しかしCMEイベントは確実に起こっていた。作り話じゃない。本当に起きていたんだ。NOAA(海洋大気庁)、NASA、その他の数十の国がこれを目撃し、確証をとっている。しかし興味深いのは、この出来事があった当日のニュースはとても静かだったということだ。どこも何も報じなかった。政府はこのことを完全に知っていたというのに・・・彼らはマウント・ウェザーでオープンハウス・パーティーを開いていたのさ(笑)。彼らは家族を連れてマウント・ウェザーに避難していたんだ。
そして彼らはシェルターの扉を閉じて、私たちを焼け死にさせておくつもりだったんだ。まったく、私たちの政府は最低のクソ野郎どもなのさ。彼らは私たちに知らせようともしなかった。なぜか?パニックが起きて道路がふさがれたら、自分たちがマウント・ウェザーにたどり着けなくなるからさ。マウント・ウェザー緊急事態オペレーション・センターは、巨大な地下施設だ。連邦議会の議員や政府関係者全員を収容できるように設計されている。
3つのCMEが地球に飛んでくるという日にオープンハウス・パーティーとは、まったく、露骨なゲスっぷりさ。信じられないよ。そして他の国の政府も観測所も一切このことを発表しなかったことから、このような絶滅レベル・イベント(E.L.E : Extinction Level Event)に関しては、厳重な箝口令のようなものが存在するに違いないのだと思う。彼らは一般市民には何も知らせないのだろう。そして自分たちは避難所に逃げ込めるようにね。見上げた心がけだと思わないかい?

2012年7月と言えば、オバマ政権の時代です。当時のスピリチュアル系のコミュニティでは「オバマは光の勢力だ」というチャネリング・メッセージが蔓延していました。自国民に何も知らずに見殺しにする大統領が「光の勢力」で、情報を周知させて備えさせようと努めるコーリー・グッドのような人が「闇の勢力」呼ばわりされる、あべこべで見当外れな世界が「スピ系」コミュニティの実態です。かつて軍産複合体SSPの空軍大佐、通称ジークムントが、スピ系のコミュニティは「修復不可能なほど汚染されている」と言っていたことが思い出されます。

コーリー・グッド:ジークムントは続けて、UFO研究の世界は軍産複合体の工作員達に潜入されていて、彼らが専門家達に何十年にも渡って偽情報を与えてきたのだと言いました。彼は、彼自身もまた何年にも渡って、このコミュニティに対する数々の心理作戦(サイオプ)に関わってきたことを述べました。彼が言うには、UFO研究とスピリチュアルな秘教学のコミュニティはイルミナティのルシファー信仰グループにも潜入されているそうです。彼は、このグループが「イルミナティの宗教観を植え付けようとしている」と言いました。その影響が見受けられる者たちは皆このグループの構成員か、その影響を許している者達のどちらかだ、と彼は言いました。私は話に割って入り、「私はそのような証拠をあまり見たことがない。私が関わったことのある人々のほとんどは真摯に他者奉仕しようとしている。ライトワーカーを餌食にしている自己陶酔者達やソシオパス達がかなりいるということは知っているが、実際私がそのようなエネルギーを発する人間に出くわした回数は片手で数えるほどだ。」と言いました。ジークムントは私を無視して続けました、「ひとたび悪魔信仰や人身売買について公に暴露されたら、ルシファーやサタン信仰に関わっていた者たちは、全員が逃げ隠れするようになるだろう。大衆はこれらの共同体間での犯罪への関与の程度の差まで気にはかけないだろうからな。みな一括りにして断罪されるだろう。」ここで他の一人が発言しました。彼は、多くの人々が保守派の教会や子供の頃からの信念体系に逃げ戻ることになるだろうと言いました。ゴンザレスがそれに異議を唱えました。「それはどうだろうか。多くの牧師や聖職者がこの犯罪ネットワークの一端を担っていたことが暴露されるだろうから、その後にまた組織的な宗教に戻る人がいたら私は驚くな。」ジークムントはその意見も無視してまた話し出しました。彼は、これらのコミュニティはあまりに何度も弄ばれてきているので、もはや自分達の「UFO信仰と専門家のエゴ」を捨て去ることはできず、一致団結もできない、と言いました。それでも、この種のコミュニティこそ、私たちがディスクロージャーをきちんと求めていくために必要なものだと私は思います。それからジークムントは言いました、「ロスチャイルドの露骨な個人攻撃による信用毀損の試みや、このコミュニティに仕掛けた内乱に対する、コミュニティの反応を見てみろ。」彼は、「なんで空軍やDIA(国防情報局)がそんな状態のUFOコミュニティを通じて情報公開せにゃならんのだ。」と続けました。彼は、DIAと空軍はUFO研究の分野とは直接つながりのないチャンネルを通じて、一定の情報を公開することに決めたのだと言いました。彼らは最もプラグマティック(実質本位)なUFO研究者すら排除する、とても地味で実地に即したディスクロージャーの展開を計画したのです。

以上は2017年末に書かれたコーリー・グッドの手記ですが、この会話が実際に月面オペレーション司令部(LOC)で交わされたのは2017年10月のことであり、ちょうどQアノンが投稿を始めた時期と一致していることは、改めて注目すべき重要な符合です。いずれにせよ今最も求められているのは、デイヴィッド・アデアの言う通り、派閥の垣根を超えた「超党派」のアプローチであって、そこでは派閥主義や権威の盲信(信仰)、専門家としてのエゴなどは全く役に立たないということでしょう。

さて、2012年7月の絶滅レベル・イベント未遂については、多くの国々の政府が「箝口令」をしきつつもも、認識はしていたはずです。この出来事以降、日本政府の対応にはどのような変化が見られるでしょうか?

経済産業省の産業保安グループ電力安全課は2014年1月(NASAの発表の半年前)の「評価対象とする自然災害等を巡る現状及び課題」(PDF版)という資料の中で、太陽フレアへの対策を検討していましたが、まだこの時点での評価は甘く、検討項目(案)でしかありませんでした:

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しかし2015年(平成27年)に経済産業省に提出された一般財団法人エネルギー総合工学研究所の「平成26年度 電気設備技術基準関連規格等調査役務請負報告書 」(PDF版)では:

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2012年7月のCMEが地球をニアミスしていたことをNASAが明かした2014年(平成26年)に、ようやく日本でも太陽フレアの脅威に対する研究開発を進めていこうという動きが本格化した様子が見て取れます。

そして2017年1月にトランプ政権が誕生し、2019年3月に「EMPに対する国家的復元力の統合について」の大統領令が出されました。

この大統領令には「EMPに対する復元力向上に向けて同盟諸国との外交努力を調整する。各国間で抑止努力、核拡散防止に向けて共同歩調をとるよう働きかける。」という内容が含まれていました。総務省で2019年3月に行われた名古屋大学宇宙地球環境研究所(ISEE)の草野完也教授のプレゼンテーション資料(PDF版)を見ると、日本でも太陽フレアとCMEの脅威についてより正確な評価がなされ、具体的な対策と超党派の協力体制が整ってきたことがわかります:

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文部科学省の新学術領域研究として、名古屋大の草野完也教授がリーダーとなって進めているのが、平成27年に開始された太陽地球圏環境予測(PSTEP:Project for Solar-Terrestrial Environment Prediction)です。

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NASAの発表があった平成26年以降、経済産業省・文部省科学省・総務省と、行政においても省庁の垣根を超えた取り組みが始まったことがわかりました。映画『サバイバルファミリー』も文部科学省の外局である文化庁の助成金を得て制作されています。

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この映画が公開された平成29年には大型の太陽フレアが発生し、野田総務大臣は記者からの質問に対して以下のように返答しています:

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NICTとは国立研究開発法人情報通信研究機構のことです。どうやら太陽フレアやCMEが発生すると、NICTが速報を出す体制になっているようです。

NICTのツイッターはフォローしておいた方が良さそうです。しかし野田総務大臣は記者からの「どんな対策を採っていらっしゃるのですか」という質問に対して、「NICTの方で既に発表」していると答えていましたが、NICTのプレスリリースを見ても、「注意が必要です」としか言っていません。

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現状では、CMEの速報を出す体制はあっても、注意喚起するだけで、あとは「自分の身は自分で守って下さい」ということなのかもしれません。ちなみに、国土地理院も巨大太陽フレアが発生した際には速報を出すようです。

首相官邸(災害・危機管理情報)のツイッターではどうでしょうか?同じ2017年9月7日の太陽フレアの速報が出された形跡を探してみましたが、見つけることはできませんでした。絶滅レベル・イベント(E.L.E)のCMEが地球に飛んできた時に、首相官邸が速報を出してそのことを知らせるかどうかは、未だ疑わしい状態です。映画『サバイバルファミリー』では、一家が高速道路を自転車で移動している際に、福井の発電所から静岡に向かって徒歩で移動する自衛隊の隊列に遭遇するシーンがありますが、停電の状況や原因について「我々にもわかりません」と言って、自衛隊も把握できていない状況が描かれています。また映画では、「世界同時停電の原因は、大規模な太陽フレアか彗星の異常接近か」と言っていました。この彗星の脅威についてもデイヴィッド・アデアは以下のように言及しています:

デイヴィッド・アデア:木星と土星については肯定的な側面があることを言っておかないといけない。ゼウスユピテール=ジュピターという神話の星である木星は、ガスジャイアント(巨大ガス惑星)だ。その巨大な質量と大きさのおかげで、これらの星の重力場は限りなく大きい。シューメーカー・レヴィ第9彗星がやってきて、木星に衝突した時、木星に地球と同じサイズの風穴を開けたんだ。

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この彗星は全て地球へ向かっていた。木星がその重力場で彗星を引き寄せてくれたおかげで助かった。木星や土星がなかったら、私たちはとっくの昔に絶滅していたのさ。太陽系にガスジャイアントがあるというのはとても好ましいことなんだよ。多くのゴミやデブリを集積してくれるからね。それらが地球のような小さな惑星に届く前に。しかしこれも2012年の3つのCMEがコースを変えたことの説明にはならない。私たちは皆2012年のCMEで死んでいるはずだったんだ。でも死ななかった。全く説明のつかない理由で。だからこれはETの介入があった重要な事例と言えるだろう。私たちにはよりよい未来が待っているに違いないよ。そうでなければ彼らはわざわざ私たちをそのように助けたりしないだろう。誰だかわからないのが残念だが、彼らには挨拶状を添えて花でも送るべきだね(笑)。しかし次にこのようなイベントが起きるのが2万年先だなんて思ってはいけないよ。CMEは常に太陽から発せられている。それが地球に当たる見込みは絶対的なものだ。起きるか起きないか「If」の問題ではなく、いつ起きるか「When」の問題なんだ。時間の問題さ。

2012年の危機に警鐘を鳴らした善意の人々は、嘘つきのオオカミ少年扱いされ、辛酸を嘗めることとなりました。しかし実際に生き残ることのできる可能性があったのは一部のエリート達だけで、ほぼ全ての人類が絶滅していたであろう状況の中で、全人類の命が救われたことからすれば、それは非常に小さな代償・犠牲だったのでしょう。それでもやはり、太陽のスケジュールに逆らったこのETの介入には、相応の因果が伴いました。私たちの間には「他力本願や人任せの姿勢」「自分たちは何があっても守られているのだという思い上がりや傲慢さ」、「あの時何も起きなかった」ということを「今後も何も起きない」ことだとする混乱や誤解が広まることとなりました。しかし一方では世界中の国々の政府レベルで、CME/マイクロノヴァ/ソーラーイベントへの対策が進められるようにもなりました。

個人のレベルで今私たちが問うべきは、2012年からこれまでの8年間で、私たちは人間としてどれだけ成長できただろうか?ということではないでしょうか。そして、せめて自分の身は自分で守れるように最低限の備えをしたり、勤勉さを持って正しい情報の拡散に協力したり、啓蒙活動や対策に努めている人々を応援することが求められているのではないでしょうか。

次回に続く・・・


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