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自分と家族の幸せな老後をデザインする本、5選。

老後の資金は2,000万円必要!?お金さえあれば本当に大丈夫?

現状を正しく理解して、幸せな老後をデザインしよう

「老後資金は2,000万円必要」。2019年6月3日、金融庁の審議会で発表された報告書から拡散したセンセーショナルなこの言葉は、新聞やネットで取り上げられ、SNSでも大きな話題になりました。
「年金だけでは不十分なの? いったい今からどうやって資金を作ればいいの?」と頭を抱えた方も多いのではないでしょうか?

老後については、生活資金だけではなく、医療の問題も深刻です。
日本社会の高齢化に伴い病人や要介護者が右肩上がりに増え、医療費は毎年1兆円ずつ増えています。政府はこの医療・介護費を抑えるため、実は、病院の数を減らしていく方針をとっています。
つまり、私たちに老後に不自由しない程度のお金があったとしても、必要な時に必要な医療が受けられなかったり、看取りの場所がない「看取り難民」になってしまうおそれがあるのです。

私たちの老後が不安になるようなニュースばかりが報道されている一方で、希望の持てる話もあります。
たとえば、住み慣れた生活圏で医療・介護を受けながら、自分らしく生活できる「地域包括ケアシステム」の整備がすべての市町村で進められているほか、今や高度な医療も行える「在宅医療」をうまく使うことで、家族と同居している方も、独り暮らしの方も、自宅で自分の好きな暮らし方を続けることができるようになってきています。

このようなことは、実際あまり知られていないことかもしれませんが、情報や知識の量が私たちの老後の幸せを左右すると言っても過言ではありません。
今こそ、現実に起きている状況を把握し、正しい知識を身につけて、自分や家族の幸せな老後について一緒に考えておくべきではないでしょうか?

当事者になってからでは遅い。準備は現役世代から!

一般的に高齢者と定義される65歳を超えても、多くの人は若いころと変わらず元気な方が多いですが、75歳を過ぎると多くの人は体が弱ってきます。
75歳以降の生活を幸せに暮らすためには、50代後半から60代前半には準備を始めておくことが大事です。
最期まで自分らしく生きる準備をするために、重要なポイントはこの5つ。

①自分で決める
②知識を持ち、実践する
③社会との接点を持ち、積極的に生きる
④家族以外のつながりやリソースを持つ
⑤準備は現役世代から!
引用:DESIGN MY 100 YEARS 100のチャートで見る人生100年時代、「幸せな老後」を自分でデザインするためのデータブック

親子で話しづらい話題も、まずは一緒に本を読むことから始めてみませんか?

・親が幸せな老後を送るために、何をすればよいか分からない方。
・老いた親を介護しながら、自分の老後について考え始めた方。
・子どもにできるだけ迷惑をかけないよう、老後の準備をしておきたい方。

介護のこと、相続のこと、人生の最期のことなど、老後に関する問題は、親にとっても、子どもにとっても、突然切り出すのは気が引けるものですよね。まずは、「おすすめの本を見つけたから読んでみて」と本を手渡すことから会話を始めてみてはどうでしょうか。

そこで、これだけ読んでおけば幸せな老後をデザインする準備ができる、健康のこと、お金のこと、介護のこと、幸せな人生の見つけ方について扱った5冊をピックアップしました。

(執筆者 IT室 高良)


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