おれで生きていけ

発売前の新刊『肩書き「オレ」で生きていけ!』 「はしがき」を全文公開します!

はじめまして!
ディスカヴァー編集部の三谷と申します。

突然ですが、昨日校了したばっかりの9月新刊『肩書き「オレ」で生きていけ!』の「はしがき」を、こちらで全文公開させていただきます。
(私自身、初めての試みで若干ドキドキしております……)

なぜ急に全文公開を決めたのかというと、

単純に、本の内容が面白いから!

です。

実は、1日に発売される新刊の点数は、なんと200点以上……
(2019年だけで75,412点。「出版年鑑」より)

新刊を出して、
それを店頭で手に取ってもらえて、
パラパラとでも読んでいただいて、
「面白い!」と感じていただいて、
買っていただく……
というのは奇跡に近いことでは、と最近つくづく感じています。

そんななか、なんとか一人でも多くの方に、この本の存在を知っていただくには……と考えた結果、ここで「はしがき」を全文公開することにしました。

で、この新刊、『肩書き「オレ」で生きていけ!』といいます。

著者は、史上最年少で船井総研の執行役員になり、
150社以上の「集客2倍、売上1.5倍」を実現、
いつでもどこでも誰にでも、即実践できる仕事の好転スキルを伝授してきた
元コンサルタント、唐土新市郎さん。
3.5万円の有料セミナーで900人以上の集客実績があるというだけあって、
その語り口の軽妙さは一級品です。

本書は、そんな唐土さんに、
いつまでも会社だけには頼れないこれからの時代、

「部署が変わっても、会社が変わっても、業界が変わっても、自分の看板で食べていくために必須の力」

をまとめていただきました。

「いつかは転職もしたいけれど、自分のスキルが社外で通用するかどうか不安……」と思っている方には、特におすすめしたい1冊です!

***

はじめに

今の時代、すべての「働く人」にとってもっとも重要なのは、

会社に頼らず生きていく

ということです。
あなたは、会社がなくなっても「『自分』という看板」で生きていくことができますか? それだけの「稼ぐ力」が身についていますか?
もちろん、これは「フリーランスになれ!」「今すぐ起業しよう!」なんて話をしているのではありません。
サラリーマンだろうが、契約社員だろうが、パートだろうが、何だろうが、「会社や組織に頼らなくても生きていける自分」というものを持つ。
実は、これからの社長もそうです。
この状態をつくっておくことが大事なのです。

これからは、間違いなくそういう時代になります。
理由を挙げればキリがありません。
まず、会社はいつ倒産するかわかりません。
その瞬間、あなたは人材マーケットに放り出されます。若い人でもベテランでも関係なく放り出されます。
そのときあなたは、「自分の価値」というものをしっかり、きっちり示すことができますか? 

運よく会社が倒産しなかったとしても、どこかの企業に買収されて、一夜にして会社の制度がガラリと変わり、上司も変わり、業務内容も変わり、評価軸まですべて変わってしまう。
そんな劇的な変化のなかで、これまたあなたは「自分の価値」というものをきちんと示すことができますか? 

まだまだあります。
会社に大きな変化がなかったとしても、部署が変わって人間関係がメチャメチャになり、日々ストレスいっぱいで「もう、こんなところで働けない」と思うことだって十分あります。
ストレスフルな環境で肉体や精神がむしばまれてまで、あなたは働き続けますか? 会社にしがみつきますか?

はっきり言って、そんな環境ならすぐにでも逃げ出したほうがいい。だって、自分の人生、そんなの楽しくないでしょう。
そんなとき、あなたは会社を飛び出すことができますか? 
会社を飛び出して「自分の価値」をしっかり示していけますか?

これは、人ごとではありません。あなたの物語なのです。

『肩書き「オレ」』が時代を生き抜くキーワード

これからの時代、働く環境や条件、待遇は目まぐるしく変わり、AIが発達すれば、人と機械の役割分担は抜本的に変わっていきます。
今まであなたがやってきた仕事を、AIがあなたの100倍のスピードでこなす時代がもうすでに来ているのです。
外国人労働者がこれまで以上に入ってくれば、従来とはまったく違った競争、異なる評価基準が生じてきます。
終身雇用が崩壊し、転職が当たり前の世の中はもう現実になっていますし、最近は「働き方改革」の波のなか、よりフリーランスに近い「独立系」の働き方や雇用形態を認める会社も増えてきています。

要するに、「会社と個人の関係」が決定的に変わってきているのです。

まさに今、組織の時代から「個人の時代」へと移り変わっています。
そんな時代に、自由に、自分らしく、毎日ワクワクして働くためのキーワードは何だと思いますか?

それが、「会社に頼らずに生きる」です。
もっと言うなら、「肩書き『オレ』で生きていく」です。

組織に属しているとかいないとか、そんなことは関係ありません。
つねに独立心を持ち、いざというときにはいつでも、どこでも「自分の看板」で世間と渡り合っていけるーー
そんな人であれば、会社の人間か、フリーランスか、起業家か、なんてことは大きな違いではありません。
これは脅しではありません。今という時代、そんな「個人のサバイバル能力」があらゆる人に求められているのです。

いつでもどこでも通用する「稼ぐ力」を身につけろ!

さて、この本のテーマはずばり、「キャリア3年で、肩書き『オレ』で生きていく」です。
新入社員なら会社に入って3年。
すでに働いている人なら、この本を手に取ってから3年。
その限られた期間の中で、「肩書き『オレ』で生きていく」ためのサバイバル能力を身につけようということです。

「サバイバル能力を身につけなければならないことはわかったけれど、具体的にどうすれば……?」と思った方、安心してください。
本書では、そのためのノウハウをガッツリお伝えしていきます。

自己紹介が遅くなりましたが、私は唐土(からつち)新市郎(しんいちろう)と申します。
2019年3月まで「船井総合研究所」というコンサルティング会社で取締役専務執行役員をしていました。私は肩書きにこだわるわけではありませんが、最年少で執行役員となったみたいです。
在職時にコンサルティングをした企業は150社超。年商2,000万円の小さな会社から年商1兆円を超える上場企業まで担当しました。その間、私は一貫して「自分の看板」で勝負してきたつもりです。
つねに「集客2倍、売上1.5倍」で、いつでもどこでも、誰にでも即実践できる「仕事の好転スキル」を提案し続けてきました。

一言でいえば、「お客さんに稼いでもらう、そして自分も稼ぐ」。そのスペシャリストです。

そんな私も、今は独立し「ひとりぼっち社長」。まさに、「肩書き『オレ』で生きていく」を実施中です。

これまで私が多くの人たちと出会い、さまざまな体験をさせていただいてきたなかで培ったもっともシンプルな鉄則は、

とにかく、「肩書き『オレ』で稼ぐ力」を身につけろ!

です。
もちろん、人生は「お金がすべて」ではありません。働く意味や目的にしたって、「お金がすべて」ということはないでしょう。
あなたにはあなたの価値観があり、望む生き方があり、素敵な人生がある。それは当然です。
しかし、その「望む生き方」を楽しく、愉快に実践するためには、やっぱり「稼ぐ力」が必要でしょう。そこは絶対外せません。

だから、私は今の若い人たちに「肩書き『オレ』で稼ぐ力」を身につけてほしいと思っています。それもキャリア3年で、人の3倍のスピードで身につけてほしい。
そこで本書では、肩書き「オレ」で生きていくために必須のスキルを以下の7つに構成してみました。

① スタンスチェンジ力(意識を変えろ!)
② 行動力(とにかく早く行動しろ!)
③ 自頭力(自分の頭で考えろ!)
④ セルフブランディング力(自分をコンテンツ化しろ!)
⑤ 関係構築力(コミュニケーションの達人になれ!)
⑥ メモ力(あらゆる体験を無駄にせず、自分の血肉にしろ!)
⑦ 成長力(ハイスピードで自分をアップデートさせよ!)

この先3年で、あなた自身が「肩書き『オレ』で生きていく力」を身につけたなら、もう何も恐れることはありません。
だってもう、いつでもどんな状態でも、自分の力で稼げるんですから、何も心配はいらないでしょう。
そうなったら、こっちのもの。
その先はただ、あなたが思うような「自分の人生」を楽しく生きていけばいいのです。

どうですか? ワクワクしませんか? 
始めるなら「今」です。

***

ここまで読んでくださってありがとうございました。

本編はもっと面白いですよ!(笑)
気になる方はぜひ、書店(あるいはAmazon)でチェックしてみてくださいね!


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