第9回 環境の快適度を金銭換算しよう【ウザ軍団・喫煙者・両隣の有無】

ども、くろっくです。

今回は、稼働環境の快適度を金銭換算する必要性についてです。


例えば、飛行機や新幹線には、座席に応じて価格差がついています

ここで肝心なのは、高い席を買っても目的地までの時間が短縮されるなんて事は無い。
高い席でも安い席でも「〇〇分で目的地に着く」という結果は同じです。

なのに、どうして座席の値段に金銭差がついているのか?

なぜなら、道中を快適に過ごせるから。
高い席であればあるほどに道中を快適に過ごせるから。

環境の快適性、ただ1点において価格差が発生しているわけです。


早い話、快適か?非快適か?は金銭換算可能であるということ。

これをこのまま、スロットの稼働にも応用することが可能です。


Ⅰ 軍団&張り付きとの遭遇率


軍団や張り付きというのは見てるだけで不快ですし、同じ空間を共有してるだけで不快です。

特に設定狙いにおいて顕著です。

同じように不快と感じているならば、「軍団張り付きが確実にいる店での稼働」よりも、「いない店での稼働」のほうが価値がある、ということ。

あるいは、「軍団張り付きの多い超繁盛店での設定狙い」よりも、「客の少ない店での設定狙いorハイエナ」のほうが価値がある、ということ。


もちろん、「同じ期待値&実質時給ならば」という前提です。

Ⓐ 実質時給3,200円×10h
不快な軍団との遭遇率が非常に高い
Ⓑ 実質時給3,200円×10h
そもそもライバルがいない店なので、不快な軍団との遭遇率は非常に低い

まずⒶとⒷとを比べてみます。

ⒶよりもⒷのほうが圧倒的に価値が高いのは明白ですよね。


では、ⒶとⒸⒹⒺを比べるとどうか?

Ⓒ 実質時給2,700円×10h
不快な軍団との遭遇率は非常に低い
Ⓓ 実質時給2,200円×10h
不快な軍団との遭遇率は非常に低い
Ⓔ 実質時給2,200円×5h
不快な軍団との遭遇率は非常に低い

ここらへんは価値観によって分かれるでしょう。

もちろん「Ⓐ>>Ⓒ」という人も相応にいるでしょう。


とはいえ「Ⓒ>Ⓐ」という人も一定数いるはずで、人によっては「Ⓔ>Ⓐ」と答えるかもしれない。

そう考える人は、すでに環境の快適度に大きな金銭差が発生しているということです。


「軍団ウザイ張り付きウザイ」という声は非常に良く聞きます。

そんなにマナ悪軍団が不快ならば、最初からⒶを放棄してⒸⒹⒺを選択すれば良いだけのことです。


「なぜ自分が退かないといけないんだ!悪いのは連中なのに!」と思う人も多いでしょう。

けれど超激戦の繁盛店とは民度の低い軍団が集まるものです。これは「自然の摂理」です。

自然の摂理を自分でどうこうするのは難しいですが、環境の選択は自分で選択できますからね。


Ⅱ 喫煙者との遭遇率


よく耳にするのが、「隣でタバコ吸われると不快」という声です。

そういう人にとっては、「両隣が埋まることが濃厚な環境での稼働」よりも、「客の少ない店で両隣の空き台率が高い環境での稼働」のほうが価値がある、ということ。

そもそも過疎店に行けば、隣に人が座る確率も低くなるので、喫煙者との遭遇率も大幅に下がりますからね。


自ら超繁盛店の設定狙いに足を運んでおいて「喫煙者ウザイ」とか言う人も良くいますが・・・

そういう店は基本満席ですから、喫煙者との遭遇率は著しく上がるに決まってます。こんな事は行く前から分かってるはずです。

そんなに喫煙者がイヤならば、日当や時給を下げてでも客数の少ない店に特化して稼働すりゃ良い話です。


Ⅲ 両隣の客の有無・角台VS真ん中


両隣が埋まっていると物理的に窮屈です。(喫煙者どうこう抜きにして)

なので設定狙いならば、「両隣が確実に埋まる全台系」よりも、いずれ両隣が空く「機種に⑥が1台」のほうがツモった時の価値は高い、ということ。

あるいは、全台系ならば「真ん中」よりも「角台」のほうが価値が高い、とも言えます。


あと、たまに「台間隔が缶ジュース1つぶんだけ」なんて店もありますからね。(特に都内には多い)

こういう狭い店で両隣が埋まってしまうと、肩・腰・背中への負担が非常に大きくなります。

なので、「台間隔が缶ジュース1つの全台系」よりも、「台間隔が適度に広い全台系」のほうが価値がある、ということになります。


両隣どうこうは設定狙いだけではなく、ハイエナでも同じです。

凱旋650(台間隔缶ジュース1本・両隣埋まり)
=凱旋620(台間隔適度に広い・両隣埋まり)
=凱旋600(両隣空き)

個人的にはこんな感じ。ボーダーも少し変わってきます。


このような「快適度に価格差が出る場面」は、探せば他にも色々あるはずです。

徹夜で並ぶにしても、「真冬の12~2月に並ぶ」よりも、「暖かい6~8月に並ぶ」ほうが価値がある、とか。

あるいは、「並びを店の前でしか認めない店」よりも、「車中泊を認めている店」のほうが並びの価値は高い、とか。


Ⅳ これだから設定狙いは嫌い


基本的に設定狙いは、不快な環境に遭遇する確率が大幅に高くなります。

だから、第4回の記事で「設定狙いをやるのはオススメしません」と否定的な見解を述べました。


とりわけ、群れて気が大きくなってる軍団との遭遇率が高い。非常に不快です。

・設定が入る店は、ウザ軍団との遭遇率も高い
・張り付きやらベガ立ちの遭遇率も高く、自分がやられる可能性もある
・全台系などでギャーギャー騒ぐ連中にずっと隣にいられたら拷問
・しかも強打台パン率も高い


軍団どうこうだけではありません。

・閉店までブン回すのは肩腰背中への負担が非常に重い
・両隣が埋まる可能性も高く、物理的に不快


設定狙いをやっていて、「なんかコレ違うんだよな」と感じてる人も多いかと思います。

もし違和感を感じてるならば、その正体は「環境が不快である」ということかもしれません。

ならば、日当や時給を下げてでも別の快適な環境で稼働するのも視野に入れるのもアリかと思います。


金銭換算できるのは積んだ期待値だけではありません。

快適度もまた金銭換算できるわけです。

不快な環境での稼働は快適な環境での稼働よりも相対的に損をする、ということですからね。



「参考になった!」という人がいれば投げ銭などをしていただけると幸いです。

では、ここらへんで。


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