第14回 ハイエナの"新しきボーダー調整方法"【スロット】

ども、くろっくです。

前回記事(第13回)のコメント欄にて以下のような質問がありました。

たまたま引っ越しの機会があった時にくろっくサンのブログ見てマイホの近くに決めました。
全リセのマイホで青田のジグマスタイルでやってます。兼業ですがくろっくサンのおかげで本業の収入を上回るまでになれました。
ちなみにくろっくサンの各機種の青田時のボーダーもっと知りたいです。

具体的なボーダーについての質問ですね。

これ、コメ欄返信の短文で「A機種は〇〇G~でB機種は△△G~です」とは簡単に言える話ではないんですよね。

なので今回のnoteにて記事として答えさせていただきます。

なぜ短文では答えられないのか?

ボーダーというのは「自分の都合」によってコロコロ変わるからです。

このワードを聞いて、「ライバルの有無・中ハマリの台数・ヤメそうな一般客の数とかでのボーダー変動の話だろうな」と思った人もいるかもしれない。

しかし、当記事のボーダー調整方法はそういう意味ではありません。

ここでいう「自分の都合でボーダーを変える」とは、以下の2つの状況です。

①その台は物理的に快適か?(両隣の有無・台間隔・肘置きなど)
②自分用の「スロを打ちながらこなせるタスク」はあるか?(ながら音声&ながら単純作業)

①については「稼働時間を快適に過ごせるか?」という快適性
②については「スロを打ちながら他に何ができるか?」という生産性についてです。

ライバルだとか周囲の台状況でのボーダー調整ってのは、「スロの期待値を上げるための調整」ですよね。

当記事の快適性&生産性でのボーダー調整は、言ってしまえば「スロ以外の期待値を稼ぐための調整」です。

僕の基本ボーダー

まずはGOD系の基本ボーダーだけ答えちゃいます。

「凱旋545」「ハーデス555」です。(等価で17時前という前提)

「時給1600円レベルじゃねーか!安すぎ!」と思った人もいるかもしれません。

けれど特に問題はありません。理由は3つあります。

第一に、「純正稼働時間=台を回す時間+徘徊+待機+店移動+下見+並び+交通」だからです。
青田刈り=台を回す時間そのものの時給は低いが、待機や店移動などに費やす時間は殆どない。
普通のエナ=台を回す時間そのものの時給は高いが、待機や店移動などに時間を費やす。
本質的には両方とも同じです。

第二に、時給1500円"以上"とはいっても、時間を繋いでいれば必ずハーデス950とか星矢SP500とかの大物が必ず挟まるからです。
なので平均的な時給として見れば、"最低1600円"から相当の底上げが達成されるわけです。

第三に、僕の場合は基本的に片道5分の店しかいかないからです。
つまり先ほどの純正稼働時間理論で言うと"交通時間"の比率も下げれていて"台を回す時間"の比率が極端に高い状態。
だから凱旋550ハーデス560でもさほど問題ないわけです。

("青田刈り"の詳細は第2回の記事を、"交通時間"の詳細は第5回第6回の記事をご覧ください。)

本題はここからです。

①その台は物理的に快適か?(両隣の有無・台間隔・肘置きなど)
②「スロを打ちながらこなせるタスク」はあるか?(ながら音声&ながら単純作業)

「凱旋545」「ハーデス555」と述べました。
けれど上2つの自分の都合によってボーダーは上下します。

凱旋だと505~にも下がる事もあれば、590~に上がる事もあります。
もちろんライバルだとか周囲の台状況だとか関係なしでね。



①の物理的快適さについて

これは主にボーダーを上げる方向に働きます。

例えば同じ凱旋650を打つとしても、「両隣が空き台か?両隣が埋まってるか?」とでは価値が違いますよね。
当然ながら前者のほうが価値があります。なぜなら物理的に快適だからです。

さらに言うと、同じ「両隣が埋まってる」といっても「台間隔の広い店か?狭い店?」とでも違います。
前者であれば、両隣が埋まっててもそれほど窮屈ではありません。
しかし「台間隔が缶ジュース1本ぶん」みたいな店だと非常に疲弊します。(特に都内に多い)

あるいは、「肘置きがある店か?ない店か?」でも快適性が違ってくる。
言うまでもなく、隣に軍団やウザ客がいる場合は快適度は大きく下がります。


このように、空き台の物理的状況によって台の価値は変わってきます。

台の価値が変わるがゆえに、打ち始めボーダーも変わってくるわけです。

平時(片側まで)=凱旋545・ハーデス555

両隣埋まる(台間広)=凱旋565・ハーデス575
両隣埋まる(台間狭)=凱旋590・ハーデス595
隣にウザ軍団=凱旋700・ハーデス700

このように快適性や物理的状況だけでボーダーは上がります。

例えばタバコの煙が嫌いな人はけっこう多いと思います。
そういう人は「両隣がいないor非喫煙者」と「両隣が喫煙者」とに応じて、打ち始めボーダーに大きく差を付ければよいのです。

「喫煙者の隣の凱旋700をスルーして隣に誰もいない凱旋650を打つ」という事にもなるんだが、これは立ち回りとして矛盾しないです。
その人にとっての期待値は650のほうが高いわけですからね。

というか、快適度は金銭換算できすから!(詳細は第9回

② 回しながら別のタスクをこなす

これは主にボーダーを下げる方向に働きます。

とても響きの悪い言葉ではあるが・・・
俗に言う「マルチタスク」というやつです。

まずは「ながら音声」。

つまりは「スロを打ちながら音声動画を聞く」ということです。

僕は日課として聞いている音声動画が何種類かあります。
メンタリストDaigo・鴨頭嘉人の講演動画・サウザーラジオ・イケハヤ大学などなどです。

これらの聞くべき動画の新着が溜まっている場合は、打ち始めのボーダーも下がります。
どうせ聞くなら、スロでの期待値を積み"ながら"聞いたほうが効率が良いからです。

(そりゃ家で集中して聞いたほうが効果はあるんだが、スロの通常時を回しながらでも精度はそこまで下がりません。ただしAT中は集中散漫になるので停止したほうが良い。)

ただし「ながら音声」には時間成約があります。

2〜3時間も聞いていれば脳が摩耗してインプット精度は下がるからです。再開するには適度に耳を休める必要があります。


なので、音声動画の溜まり具合や脳の摩耗状態によってボーダーも変わってきます。

平時(音声不溜)=凱旋545・ハーデス555

音声溜(脳○)=凱旋510・ハーデス520

音声溜(脳☓)=凱旋545・ハーデス555

続いては「ながら単純作業」。

要は、「スロを打ちながら同時にこなせるマルチタスクはあるか?」ということです。

・スロットのデータ取り
・ブログの微調整
・メールの整理
・軽めのリプ返信
・仮想通貨アービトラージ(実は単純作業です)

上のような単純作業が溜まっているならば、どうせなら台を回しながら処理したほうが効率が良いというものです。

※最後のアビトラに関しては、流動性が高い日でないと「ながら単純作業」は成立しません。流動性が低ければ稼げないからです。※

ボーダーを調整すると以下のような感じになります。

平時(作業なし)=凱旋545・ハーデス555

作業有り=凱旋510・ハーデス520
作業有り(脳☓)=凱旋510・ハーデス520

②のマルチタスク時の注意点

1つ警告すべきことがあります。

そもそもマルチタスクというのは「無意識にできる単純作業×無意識にできる単純作業」でないと成立しません。

今回のボーダー調整で言うと....
「集中力を要しないスロ機種 × 集中力を要しない作業」でないと不可能です。

具体的に言うと、音声ならOKだが読書はNGだってこと。
音声ならば耳に強引に流すだけでも効果があります。(そもそも音声動画は「ながら作業」でも聞けるように作られてる)
しかし読書となると必要とする注意力&集中力が天地に違います。というか効果なんてないので最初から読まないほうが良いと思います。
ただしTwitterならOKです。細かく区切れてるので注意力&集中力はそれほど要しないので。

あと、何回も打って慣れ親しんでいる機種で無いとマルチタスクは成立しません。
例えば初めて打つ機種なんかはNGです。スロに注意力&集中力を向けざるを得ないので音声をシャットアウトしたほうが良いです。

執拗に目押しを要する機種なんかも不向きでしょう。スイカが出るたびに途切れますから。

それゆえに凱旋ハーデスはマルチタスク向きってわけです。
慣れ親しんでいてる上に、目押し不要ですからね。

まとめ

では、①の快適性と②の効率性をMIXさせたボーダーを作ってみます。

両隣無・音声有or作業有
=凱旋510・ハーデス520
両隣埋(台間広)・音声溜or作業有
=凱旋540・ハーデス550
両隣埋(台間狭)・音声溜or作業有
=凱旋570・ハーデス580
両隣埋(台間広)・音声不溜or作業無
=凱旋590・ハーデス595

こんな感じになります。

1つ言っておくと、これをやると「ある局面で凱旋580をスルーしたのに、ある局面では凱旋510を打つ」という立ち回りになります。

表面だけ見ると「自分の立ち回りは一貫性がないのでは?」と感じてしまうかもしれない。

でも全く矛盾しません。

凱旋510(両隣無・音声有or作業有)

凱旋580(両隣埋(台間広)・音声不溜or作業無)

記事を読んでいれば、上のような不等号が成立するのはご理解いただけますよね?

今回の記事では「凱旋545」「ハーデス555」というボーダーの例でした。

といっても、凱旋600ボーダーの人にも凱旋650ボーダーの人にも当記事のボーダー調整法は余裕で通じると思います。

「参考になった!」という人がいれば投げ銭などをしていただけると幸いです。

では、ここらへんで。

スロットのブログ→逆張り第9地区

Twitter→くろっく@アビトラ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?