第6回 仕事帰りの兼業さんの交通時間は「片道5分」である。このアドバンテージは大きい。【スロット】

ども、くろっくです。

今回も「交通時間」に関するnoteです。

(交通時間がいかに重要であるか?は前回の第5回にて書きました)

個人的には、理想としては交通時間=片道5分です。

僕はビジネスホテル生活なので「ホテル→店」を片道5分にすることを可能にできています。

しかし「良いホテル×拾えるホール」との片道5分はそう簡単には見つかりません。

まあ現実的に考えると、専業なら交通=片道15分以下で良い所でしょう。

さすがに「片道5分に拾えるホールがある!」という地理に恵まれてる専業なんて殆どいないでしょうからね。

片道5分にするためには、引っ越すか?ビジネスホテル生活をするか?ぐらいで、どうしても現在の地理に依存せざるを得ないです。

さてさて。

大半の専業にとっては、交通=片道5分にすることは不可能です。

しかし会社帰りの兼業さんならば事情が違う。

多くの兼業さんは、実質的に「交通=片道5分」にできる環境にいます。

なぜ「片道5分」にできるのか?

兼業の場合であれば「本業の帰り道のついでに稼働に寄る」という文脈だからです。

「片道5分」にできるとどうなるか?

【専業Aさん】
・時給2500円×平均8時間
・交通1時間×2(往復)・月あたり20日稼働
稼働時給2500円・実質時給2000円
【兼業Bさん】
・時給2167円×平均2時間
・交通5分×2(往復)・月あたり平日12日稼働
稼働時給2167円・実質時給2000円

AさんとBさんの稼働時給を比較すると1時間あたり333円の格差があるものの、実質時給は同じく2000円です。

つまり、「Bさんの2167円×2時間」は「Aさんの2500円×8時間」の1時間は全く同じ価値である、ということになります。

それほどまでに「片道5分」というアドバンテージは大きいです。

裏を返すと、兼業のアフター5稼働は、
「交通時間を多く投資してはいけない」ということも言えます。(もちろん土日の稼働なら話は別です)

Ⅰ 兼業の地理的アドバンテージ

そもそも、なぜ兼業は「実質的に片道5分」が可能になるのか?

それは専業と兼業では、店に行く文脈がまるで違うからです。

専業の文脈
=パチ屋に行く目的のために多くの交通時間を投資している。
(そうしないと稼働時間を確保できない)
兼業の文脈
=会社の帰り道のついでにパチ屋に寄っているだけ。

言ってしまえば、「パチ屋に行くために費やす交通時間」が専業と兼業では全然違うってことです。

兼業の場合なら、パチ屋に寄るのは会社のついでです。
なので「パチ屋に行くために費やす交通時間」は、「本来の帰路から外れた時間の往復のみ」ということになります。

ゆえに兼業ならば、「実質的に片道5分」を可能にできる人が多い。

ここからは、都市部の兼業Cさんと地方の兼業Dさんを例にして説明します。

Ⅱ 都市部の兼業Cさんの場合

【Cさんの交通路】
神田(会社)→本八幡→徒歩で京成八幡→家(京成線のどこか)

神田駅・本八幡駅・家の最寄り駅の3地域で稼働するならば、「片道5分以下」にできるので効率が良いです。

例えば仕事帰りに、本八幡の駅前のパチ屋にて稼働するとします。

この場合に交通時間をどうカウントすべきか?というと...
Cさんの交通時間=本八幡~京成八幡の徒歩路から店に入店するまでの往復、ということになります。

本八幡の場合なら、
JR北側の交通時間=片道1分(帰路に沿ってるので)
JR南側の交通時間=片道5分(帰路から外れてるので)
という認識で問題無いでしょう。

神田(会社)や家の最寄り駅の場合も同じ認識です。
・会社(or家)~駅の道に沿った位置の店=片道1分
・会社(or家)~駅の道から外れた位置の店=片道5分
もちろん後者は位置や距離によっては「片道10分以上」になるケースもありますが。

あるいは途中下車して亀戸や新小岩などで稼働するパターン。
「途中下車のホームから階段を上り下りしてパチ屋に着くまでの往復」+「ホームで本八幡行きを待つ時間」でカウントすべきでしょう。
なので途中下車の場合は、片道7.5~12.5分(往復15~25分)くらいは消費すると思われます。意外と時間がかかります。

Ⅲ 地方の兼業Dさんの場合

【Dさんの交通路】
車で会社に行く

この場合は、「帰路の途中にあるパチ屋に寄って駐車して歩いて~」という稼働ということになるでしょう。

ここでの交通時間のカウントは、「そのままスピードを落とさずに帰る場合とパチ屋に寄って帰る場合とを比較して発生する交通時間の差」と考えれば良いかと。

例えば、ホールが交通路のすぐ左側に位置して入りやすいのなら片道3~5分って認識でしょう。
店によっては駐車場からホール入口までに結構歩く場合もあるので、こんぐらいはかかるはず。

ホールが大通りの右側に位置していてUターンとかが必要な場合。この場合は片道8~10分くらいでしょうか。

そして、本来の家~会社の交通路から外れて、細かい路地を数本またいだりする場合。
片道12~20分くらいにはなるでしょう。

なので、Dさんの場合はなるべく左側の店だけに特化して稼働したほうが良いのかもしれません。

左側が拾えないのなら、Uターンして右側に行くのもありでしょうが。

このように、兼業の場合は「会社帰りのついでに稼働に寄る」という文脈になります。

なので、実質的には交通時間を5分以下にできます。場合によっては片道1分にもなりえる。

全ての兼業が可能だとは言わないが、比較的多くの人が「地理的に有利な文脈」に立っているはずです。

Ⅳ アフター5稼働を脳内シミュレート(実質時給2000円ライン)

.
例えば、神田(会社)→本八幡→徒歩で京成八幡→家(京成線のどこか)の兼業Cさん。

・持ち店舗(地区)1つの場合=本八幡のみ
・持ち店舗(地区)2つの場合=神田+本八幡
・持ち店舗(地区)3つの場合=神田+本八幡+家の最寄り駅

上3つのパターンで、立ち回りを脳内シミュレートしてみます。

【持ち店舗(地区)1つの場合】
・月曜=時給2,457円×3.5時間+徘徊20分+交通5分×2
・火曜=稼働無し+徘徊3分+交通5分×2
・水曜=稼働無し+徘徊3分+交通5分×2
・木曜=時給2,457円×4時間+徘徊24分+交通5分×2
・金曜=稼働無し+徘徊3分+交通5分×2
.
稼働時給2,198円・実質時給2,000円
【持ち店舗(地区)2つの場合】
・月曜=時給2,437円×3.5時間+徘徊20分+交通5分×2
・火曜=時給2,437円×1.5時間+徘徊10分+交通5分×4
・水曜=時給2,437円×3.5時間+徘徊24分+交通5分×4
・木曜=時給2,437円×4時間+徘徊24分+交通5分×2
・金曜=稼働無し+徘徊6分+交通5分×4
.
稼働時給2,191円・実質時給2,000円
【持ち店舗(地区)3つの場合】
・月曜=時給2,438円×3.5時間+徘徊等20分+交通5分×2
・火曜=時給2,438円×3時間+徘徊等20分+交通5分×6
・水曜=時給2,438円×3.5時間+徘徊等24分+交通5分×2
・木曜=時給2,430円×4時間+徘徊等24分+交通5分×4
・金曜=時給2,438円×1.5時間+徘徊等16分+交通5分×6
.
稼働時給2,193円・実質時給2,000円

たぶん上のような感じになるんじゃないでしょうか。

しかもこれ、脳内シミュレートとしては相当に控えめにやってます。
普通にやってれば達成可能な数字なはずですからね。

補足すると、稼働時給=台を回す時間+徘徊+待機+店移動+下見+並びです。

「時給2430円×3.5時間+徘徊等20分+交通5分×2」とあるが、徘徊時間だけが別になっています。
あと兼業には下見と並びは関係ありません。

なので、ここでいう時給2,430円×3.5時間とは台を回す時間+待機+店移動のことです。(徘徊・下見・並びの3つを外す)

青田刈りでの「1,500円×1時間+2,000円×1時間+3,000円×1時間+4,010円×0.5時間」(閉店リスク込みの期待値)。
ソファ待機での「2,500円×1.5時間+4,755円×1時間+ソファ待機(時給ゼロ)×1時間」
上2つは本質的に同じです。どちらの立ち回りでも構いません。

Ⅴ 裏を返すと、絶対に交通に時間をかけてはいけない

兼業のアドバンテージは、「(実質的に)片道5分にできる」こと。

逆に言えば、もしも交通に片道30分とか費やしてしまうならば、唯一のアドバンテージが消失してしまいます。

どうせなら、せっかくの地理的優位を生かして稼働したほうが生産性が高いはずです。

まあ拾える過疎店ならば、片道12分くらいならば許容範囲かもしれない。(アフター5は過疎店有利なので)

しかし、片道30分かかるならば基本的に行くべきではないです。

【片道30分の兼業・過疎店の場合】
・月曜=稼働なし+徘徊等3分+交通30分×2
・火曜=時給3,121円×3.5時間+徘徊等20分+交通30分×2
・水曜=時給3,121円×4時間+徘徊等24分+交通30分×2
・木曜=時給3,121円×3.5時間+徘徊等20分+交通30分×2
・金曜=稼働無し+徘徊等3分+交通30分×2
.
稼働時給2,821円・実質時給2,000円

もしも片道30分かけるならば、上のような稼働時給が必要となります。

体感的には高期待値を拾えてるように感じるんだろうけど、実質時給は2000円です。

というか、交通時間をかければかけるほどに「交通投資が不発に終わるリスク」が大きくなっていきます。(例で言うと月&金)

・稼働時給2,198円・片道5分
・稼働時給2,821円・片道30分

両者の1時間あたりの価値は全く同等なのです。

それならば、「どちらのほうが立ち回り難易度が低いか?」という話です。

もちろん稼働時給2,821円以上というのも極端に困難というわけではありませんよ。

とはいえ、「片道5分のほうで稼ぐほうが明らかに難易度は低い」というのは明白でしょう。

なので兼業さんのアフター5稼働は、なるべく実質的に片道5分以内の店だけに絞るべきです。

そして、交通時間を片道30分以上にするなんてのは悪手中の悪手です。交通に時間を費やすのはヤメましょう。

「参考になった!」という人がいれば投げ銭などをしていただけると幸いです。

では、ここらへんで。

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