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価値観

昨日のパタハラの件、あちこちでバズってますね…。ごとうも当事者でしたので、ご縁あって、明日とある番組の取材を受けることになりそうです。

そんなあれこれが癒える間もなく、今日は市内の男女共同参画関連の集まりがありました。ごとうはこれまでの経緯を踏まえ、アドバイザー的な立ち位置で参画しております。このご縁もあって、来月にはミニフォーラムにも登壇することになりました。

日ごろ色んな場で、職場と家庭以外のコミュニティを作る事が、プライベートやその他の充実、時にはビジネスにも好影響を及ぼすことがありますと勧めておりますが、これはその一つのカタチだと思います。そんなことも、日々の子育てから学んだと思っています。

※この話については、以前福島県から依頼されたコラムに寄稿させて頂きましたので、よければどうぞ。

⇒こちら

価値観を受け入れるとは

さて、そんな今日の集まりで話題に上がったのが、価値観の話。先日のパタハラ報道の件を受け、参加者の方からの「相手が自分の価値観以外を受け入れるためにはどうしたらいいんだろう」というパスを受け、様々意見を交換してまいりました。

この方は自治会や地域との関係の中で、所謂「田舎根性」と言いましょうか。中々外部の知見が入る余地がないことや、視点の矮小化の中で、新たな提案や意見が受け入れられないことに相当ストレスを感じてらっしゃるようでした。

図にするとこんな感じかもしれませんね。

この画力のなさ。

価値観を変える=柱を叩き折る

価値観と言うのは、言うなれば「自分の柱」だと思います。これを変えること・あるいは捨てることは、多分無理に近いムズカしさ。

家で言うと、支柱なんです。そこが折れたらどうなるか。もうわかりますよね。それくらい大変。

でも、見方を変えることはできるんじゃないかと。

価値観を変える必要はないけど、自分が生きている場所には自分以外の沢山の人がいるのも事実であり、その数だけ「価値観の柱」が立ち並ぶことで、僕らの生きる世界は構成されています。その全ての柱に対し「俺の価値観に合わせろ!」「俺とは違う!排除だ!」とするのは、勿論押し付けであり、それ以上に、「同じ部分を同じ論理で支えなければならない」危うさも兼ね備えます。「自分の~べき」を相手に理解してもらうことって難しいし、それで押し付けて相手が嫌な気分になったら、それは問題だよねってこと。

子育てとかもそうなんですよね。親の思う「子供はこうあるべき」に子供達それぞれの個性が衝突するから、辛くなる。そこで親が「親のいう事きけんのか~!」と吠えても、それは恐怖政治でしかない。そしてそれが果たして子供の自主性や気持ちにプラスになるのかどうか…。

自分は世界の一部

だから重要なことは「自分も世界の一部」なんだと、立ち位置を自覚することじゃないかなって思います。もっと言うなれば、世界はどう頑張っても自分一人の思ったようには動かせないと諦めてしまうこと

こんな感じ。

別に相手の価値観を無理に受け入れなくていいと思うんです。

ただ、「ああ、そういう見方もあるのね。なるほどー、勉強になったわ」くらいの感覚でいいのかと。そして、自分の周りにはそんな人が無数にいるんだなぁというくらいの認識。それを無理にあなた色に染める必要はない。

あなた色でしかない世界は、あなたしか生きていけない。そんな世界はお望みですか?ということ。

一人でいたい!なら良いかもしれませんけど、収入を得ることだって「相手」ありきですからね。どうやっても一人で生きていくことなんて無理なんです。

メリットはあるんですか?

ドラクエ4は、武闘派のお姫様だったり、際どい魔法使いだったり、商人だったりと、色んな人がいます。

それぞれに特徴があるので、「この洞窟はホイミ要員もっと欲しい」とか、「このボスはアリーナの会心に期待する」とか、選択の幅を増やすことが出来ます。

「ライアンだけで戦え」なんて言われたら厳しいですよね。薬草いくらあっても足りないでしょうし、装備そろえるのに目茶目茶お金がかかります。

相手の価値観を知ることも、これとよく似ています。

あなたが会社のマネジメント側の人間だとしましょう。上からは数字!スウジ!と連日振ってくる中、世の流れに乗ってますます少なくなる現場で成果を出すには、部下それぞれの得意なことや思考を知り、最適解の采配を行うことが大切です。

それが「俺はこうしてきた!」「このやり方が全てだ!」となってしまうと、先述のライアン現象を招きます。それで押し通せる時にはいいんですが、ビジネスの現場はまさに大波小波。刻一刻と変わる中で最善の手を打つ必要がありますよね。

そうした際に「パーティーメンバーの選択肢」がどれだけ多いか。もっと言うなれば、自分の中の発想の引き出しがどれだけ多いかは、とてつもないメリットになります。

そうした発想の引き出しを得るヒントこそ、自分以外の価値観にこそあるのではないかと。

今回話題になったパタハラのケースはまさにこれなんじゃないかなと思うんですよね。社長や人事には男性=育児という価値観がなかった。だからこその行き違いは、当事者だけでなく、組織へのデメリットとなって跳ね返ってきました。

※話題の会社の株価は大暴落だそうです。

いずれにせよ、誰も得しないですよね。パタハラも。価値観の押しつけも。

誰もが自分らしく生きられる。育てられる。働ける。そんな世の中が来るのはいつになる事やら。

いや。すぐにでもそうしたいですね。

一人一人が、一歩視野を広く持てるようにしたいですね。僕も含めて!


あ~あ。今日もギターネタ書けなかった。


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